【妊婦意識調査 vol.1】妊婦の2人に1人が体調不安をAIに相談。医師受診の約2倍、一 方で情報の信頼性に新たな課題も
最も信頼される情報源は今も医師(81%)。それでも妊婦が頼るのは“すぐ聞けるAI”――便利さの裏で問われる情報の正確性

妊婦さん向け家庭用レンタルエコーサービス「ポケマム」を運営する株式会社スマートエコー(東京都港区)は、全国の妊婦206名を対象に「身体・健康」に関する意識調査(妊婦意識調査 vol.1)を2026年5月に実施しました。
体調不安を感じたときの相談先として「AI(ChatGPT・Claude等)」を挙げた妊婦は55%にのぼり、産婦人科の受診(28%)の約2倍に達しました。健康情報の入手先としても50%の妊婦がAIを挙げ、助産師(35%)や書籍・雑誌(24%)を上回っています。利便性が支持される一方、妊婦一人ひとりの状態に合わせた情報の信頼性をどう担保するかという課題も浮き彫りになりました。
■ 調査結果のポイント
・体調不安時にAIへ相談する妊婦は55%。医師受診(28%)の約2倍
・健康情報の入手先でもAIは50%。助産師(35%)・書籍雑誌(24%)を上回る
・一方、最も信頼される情報源は今も「医師」(81%)。"信頼する相手"と"実際に頼る相手"のズレが顕在化
・背景には妊婦の孤立。身体的不調を「一人で抱えた」経験は45%、サポートが薄い層も13%
■ ①「まず検索、次にAI、それでも不安なら病院」――妊婦の新しい情報行動

AIへの相談(55%)は医師受診(28%)の約2倍、助産師相談(6%)の約9倍。専門家にかかる前の段階で、手元で完結するAIや検索が相談先に選ばれている実態が見てとれます。
■ ② AIはすでに妊婦の“情報インフラ”。だが信頼の1位は医師

注目すべきは、AI利用が広がるなかでも最も信頼される情報源は依然「医師(81%)」だという点です。妊婦は医師を信頼しつつ、不安なときにはすぐ頼れる手軽なAIやアプリへ頼っています。「信頼する相手」と「実際に頼る相手」が一致していないのです。
■ ③ なぜAIが選ばれるのか:孤立する妊婦の実態
AI相談が普及する背景には、妊婦が不調を「一人で抱えやすい」という構造的な問題があります。

「はっきりあった」「どちらかといえばあった」を合わせると45%。時間を選ばず気兼ねなく相談できるAIは、こうした妊婦の孤立を補う存在として機能していると見られます。
また、パートナーや周囲のサポートについては85%が「何らかのサポートを受けられた」と回答した一方、13%は「あまり・ほとんどサポートがなかった」と答えました。サポートを得にくい妊婦にとって、AIが数少ない受け皿となっている可能性もあります。
一方で、AIは妊婦一人ひとりの妊娠週数・既往歴・その日の状態を診ているわけではありません。便利さの裏で、得た情報が自分のケースに当てはまるのかどうかを確かめる手段は十分ではありません。
■ ④(参考)AIを求める背景にある身体的負担の重さ
妊婦がすぐ頼れる相談手段を求める背景には、妊娠中の身体的負担の重さがあります。今回の調査では、91%の妊婦が何らかのつわり症状を経験していました。

「仕事・家事を大幅に減らした/全くできなかった」「入院」を合わせると47%。深夜・早朝の急な体調変化にも即座に応答するAIへのニーズは、こうした身体的負担の重さと表裏一体です。
■ 調査概要

■ 株式会社スマートエコーについて

妊婦さん向け家庭用レンタルエコーサービス「ポケマム」を展開。スマートフォンにエコーを接続するだけで、お腹の赤ちゃんの動画・心音を確認できます。「妊婦意識調査」は毎月テーマを変えて実施し、年間データは「妊婦白書」として発行予定です。
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