国土交通省SBIRフェーズ3基金事業における採択事業のステージゲート審査通過のお知らせ
衛星データサービス株式会社(代表取締役 粂野 和孝、以下、SDS)は、このたび国土交通省SBIRフェーズ3基金事業で採択※1された、SDSを代表とし、株式会社QPS研究所(代表取締役社長 CEO 大西 俊輔)、株式会社ハイテックス(代表取締役 下坂 芳宏)の3社で推進中の「SAR衛星データを活用した浸水・土砂災害支援システム構築」及び「SAR衛星データを活用した道路点検支援システム構築」に関する技術開発において、両テーマともにステージゲート目標の技術成熟度レベル5(TRL5 ※2)を達成し、審査を通過しましたのでお知らせいたします。
※1 当社は2024年1月に「中⼩企業イノベーション創出推進事業(国⼟交通省・第⼀分野)・採択事業No27」及び「中⼩企業イノベーション創出推進事業(国⼟交通省・第⼀分野)・採択事業No33」の2件で採択されています。
https://www.sd-services.co.jp/wp/wp-content/uploads/2026/03/20240425.pdf
※2 TRL (Technology Readiness Level)とは、技術成熟度を示す指標であり、1~9段階で評価されます。TRL5は統合試作システムの製作・検証段階、TRL6は実環境に近い条件下での技術実証段階を指します。
国土交通省SBIRフェーズ3基金事業の目的
国土交通省の中小企業イノベーション創出推進事業を実施するため、SBIR(Small Business Innovation Research:中小企業技術革新制度)において、革新的な研究開発を行うスタートアップ等が社会実装に繋げるための大規模技術実証(フェーズ3)を実施し、我が国におけるスタートアップ等の有する先端技術の社会実装の促進を図ることを目的としています。
採択テーマの内容
事業計画名①:SAR衛星データを活用した浸水・土砂災害支援システム構築
事業概要
・大規模災害時に様々な衛星を活用し、撮影後、最短で2.5時間以内に浸水・土砂災害の発生情報を提供するサービスの開発
・国土基盤情報から浸水家屋数、浸水被害人口などの基礎情報に加え、被害エリアからDEM情報を活用した浸水深、湛水量を算定し、排水活動支援情報の提供サービスの開発
事業計画名②:SAR衛星データを活用した道路点検支援システム構築
事業概要
・定期的に有人で点検が必要な長大かつ広範囲の道路土工構造物を衛星で監視し、点検対象範囲の危険度評価(スクリーニング)情報を提供するサービスの開発
・大規模災害時に様々な衛星を活用し、撮影後、最短で2.5時間以内に交通支障の発生情報を提供するサービスの開発
TRL5では主に以下の機能・成果について、実環境に近い条件での有効性を説明しました。
・複数衛星に対応した検索・タスキング機能を実装し、実災害時における運用試験では、開発したシステムを使用し衛星検索から観測まで一気通貫での注文を完遂
・外部機関との連携による運用試験を通じた検証
・ユーザインターフェース改善および課題抽出・対策実施
今後の予定・将来展望
今後はTRL6達成に向け、実運用環境下での実証をさらに進めるとともに、対応衛星の拡充、データ取得時間の短縮、操作性の向上を図ります。また、点検・防災分野における社会実装を見据え、関係機関との連携を強化していきます。
