世界初!日本企業がGPUを不要とする生成AI (LLM) の開発に成功。/2025年10月10日の都内イベントで先行発表

IYP社は、GPUを必要とせず従来型LLMと同様に動作する、ビジネスに最も適したエージェントAI/SLMの開発に成功しました※1。この成果は、10月10日のNexTech Week秋で発表されます。

株式会社I.Y.P Consulting

株式会社I.Y.P Consulting(本社:東京都中央区、代表取締役社長:崔晉豪、設立:2023年10月)は、GPU等の特殊な機材を必要とせず、従来型のLLMと同様の性能を発揮できる生成AI"SVG"の開発に成功したことを発表します。本成果は2025年9月18日、人工知能/機械学習分野で最も権威のある国際会議のひとつ、NeurIPS(米ニューラル情報処理学会)の本会議で正式承認(アクセプト)されました※2。

 ※1 特許準備中  ※2 Shohei Ohsawa, NeurIPS'25, Sep 18, US

LLM(大規模言語モデル)のエネルギー課題

生成AIを支える大規模言語モデル(LLM)は、数千億〜数兆のパラメータを持ち、学習や推論に膨大な計算資源を要します。その結果、GPUサーバの大量導入や高額な電力コストが避けられず、環境負荷や事業継続性の観点からも課題となっていました。特に、電力需給の逼迫が懸念される日本においては、AIの社会実装とカーボンニュートラルの両立が喫緊の課題とされています。

こうした背景から、軽量化やローカル利用を目的とした「SLM(Small Language Model/小規模言語モデル)」の研究開発が加速しています。SLMは、限られた計算資源でも稼働可能であり、クラウド依存を減らし、セキュリティ性やコスト面での利点を提供します。しかし従来のSLMは、LLMをそのままスケールダウンしたモデルであることが多く、性能や応答の自然さにおいてLLMとの差が大きく、ビジネス利用には不十分とされてきました。

SVGのパラメータ数は僅か「32個」

当社の「SVG」は、SLMの常識を覆す画期的なアーキテクチャを採用しています。パラメータ数はわずか32個と極小規模でありながら、従来のLLMに匹敵する言語理解・生成性能を実現。さらにGPUを一切必要とせず、汎用CPU環境でリアルタイムに稼働できる点が最大の特徴です。これにより、企業は高額なインフラ投資を行うことなく生成AIを導入可能となり、中小企業や自治体など幅広い利用シーンが想定されます。

他社製品(SLM/ローカルLLM)とSVGの性能比較。SVGは少ないパラメータ数でハルシネーション(幻覚)を抑え、素早い回答に成功している。GLUEベンチマーク

SLMの中でも最軽量の技術であり、GPTのわずか1億分の1のメモリ容量しか必要としないモデルであり、応答速度も1ミリ秒と高速でありながら、ハルシネーション(幻覚)の性能評価の国際標準GLUEベンチマークにおいてGPTを上回る精度を達成しました。

日本発・企業研究としての意義

日本企業が主体となり、LLM基盤技術そのものを対象とした研究がNeurIPS本会議に採択されるのは稀有な成果です。巨大化一辺倒の国際潮流に対し、「小さく、速く、分かりやすい」新しいアプローチを示したSVGは、国際的に大きな注目を集めています。

<大澤昇平執行役員CTOのコメント>

 「"SVG"の強みは、従来のLLMが数億パラメータを抱えるのに対し、わずか数十個で結論を出せる点です。このシンプルさが効率性と解釈可能性を生み出しています。NeurIPSでの採択は、国内から世界に向けて新しい潮流を発信する第一歩になると確信しています。」

当社では、コア技術の国際特許取得に向け、審査受け入れの準備を進めています。今後、適切な時期に外部にも詳細を公開する予定です。

ビジネス優位性

SVGは、従来の巨大なGPUサーバや高額な電力コストを必要とせず、CPUのみで数分の学習と高速推論を実現するため、企業にとって次のようなメリットをもたらします。

  • コスト削減:GPU環境を持たない中小企業や公共機関でも導入可能。大規模クラウド利用に伴うコストを大幅に削減。

  • ユースケース拡大:PC・スマホ・家電・IoT端末など幅広いデバイス上での利用が可能。

  • プライバシー担保:インターネット接続不要でプロンプトの高速処理が可能。

  • スピードと効率:学習はタスクあたりわずか数分で完了し、PoCや新規サービス立ち上げを加速。

  • 説明責任の確保:分類根拠を明示できるため、金融・製造・医療・行政など説明責任が重視される領域でも安心して活用可能。

  • 持続可能性:エネルギー消費を抑え、環境負荷を低減するグリーンAIとしての意義。

これにより、SVGは「大規模モデルを使いたいがリソースが限られている」企業や組織にとって、現実的かつ持続可能なAI活用の突破口となります。

【緊急告知】SVGの詳細が、10月のAI・人工知能EXPO秋で発表されます!

本成果は、今年10月10日に開催される NexTech Week 2025秋、AI・人工知能EXPO(幕張メッセ) にて一般公開されます。崔CEOによるセミナーに加え、来場者に向けたSVG説明や質疑応答も予定されています。

「失敗しないAI導入 ─ FDE (Forward Deployed Engineer)、Vibe Coding、そしてLLM活用へ」

<セミナー>

  1. 日時|2025年10月10日(金)10:00~10:45

  2. 場所|幕張メッセ(NT-A11会場)

  3. 講師|崔晉豪(株式会社I.Y.P Consulting 代表取締役CEO)、大澤昇平(執行役員CTO)

  4. 事前予約リンク|https://biz.q-pass.jp/f/11187/ntwxr25/seminar_register#seminar106776
    (登録方法 「このセミナーを選択」をクリックし、「お申し込みページへ」を押してください)

<展示会>

  1. 日時|2025年10月8日(金)~2025年10月10日(金) 10:00~17:00

  2. 場所|幕張メッセ(4~6ホール 33-30)

  3. 出展者|崔晉豪(株式会社I.Y.P Consulting 代表取締役CEO)、本田世史郎(執行役員CDO)、大澤昇平(執行役員CTO)、他

  4. 事前予約リンク|https://www.nextech-week.jp/autumn/ja-jp/register.html?code=1480183983047196-PQH

※いずれも席に限りがございますので、来場者の方々はお早めに事前予約をお願いいたします。

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会社概要

株式会社I.Y.P Consulting

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URL
https://www.iyp.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区銀座8丁目18番4号 THE FORME GINZA 4階
電話番号
03-6403-0972
代表者名
崔 晉豪
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2023年10月