日立電線が株式会社ストラトスフィアと共同技術検討を開始
―SDN-WAN領域における共同技術検討―
SDNはソフトウェアでネットワークを柔軟に制御するための技術概念で、コンピューティングリソースの仮想化の進展に伴い、データセンターを中心に普及が進んでおります。また、通信事業者のWANに対するSDNの適用も検討が始まっており、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴うシステム増強に対するCAPEX*3、OPEX*4双方を最適化する手段として期待が高まっております。一方で通信事業者の大規模設備への適用には信頼性の確保や大規模化における制御処理の性能維持等の懸念もあり対策が必要となります。
このような中、今回日立電線はキャリアクラスのSDNコントローラを開発するストラトスフィアと共同技術検討をすることにより、これまで培ってきた広域イーサネット市場向けのイーサネットスイッチ開発技術を生かしながら、SDN-WAN領域で以下を実現し、上記のような懸念の解消を目指します。
1.OpenFlow1.3.1対応のSDNスイッチとコントローラの開発
2.ハードウェアはApresia26000シリーズをベースに開発し、リリース済製品についても順次対応を検討
3.キャリア向けAPRESIA製品で培ったハードウェアベースの高信頼技術を踏襲
日立電線はこのたびの取り組みを、6月12日(水)から14日(金)まで幕張メッセにて開催される「INTEROP TOKYO 2013」のSDN Show Case内にて展示する予定です。また、今後も共同検証や共同プロモーションなどを行い、両社製品の拡販をしてまいります。
以 上
■ストラトスフィアについて
株式会社ストラトスフィアは、SDN技術をベースとして、次世代クラウド環境実現のためのプラットフォームを構築するソフトウェアスタックの研究開発を行う目的で、株式会社インターネットイニシアティブ(本社:東京都千代田区)と株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区)により2012年4月に設立されました。ストラトスフィア(= Stratosphere)は成層圏を意味し、雲(クラウド)よりも上層にあることから、クラウドを超えた上を目指していく意志を表しています。また、成層圏は、気象が不安定な対流圏を覆っている安定した層であることから、クラウド全体を包括して安定、発展させるための技術を提供する使命を表現しています。
ストラトスフィアのホームページ
http://www.stratosphere.co.jp/
■関連リンク
(リンク先は本件掲載時点の情報であり、予告なく変更になる場合があります。)
APRESIA紹介ページ
http://www.apresia.jp/
http://www.apresia.jp/buy/ensec/security_popup/stratosphere.html
*1 イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
*2 APRESIAは、日立電線株式会社の登録商標です。
*3 CAPEXは、Capital Expenditureの略で設備投資費の意味です。
*4 OPEX は、Operating Expenditureの略で運用維持費、運用コストの意味です。
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