東京・大阪・名古屋　スマートフォン速度実測調査

調査・マーケティング会社の株式会社イード（東京都新宿区　以下イード）は、株式会社日本工業新聞社の委託を受けて、東京・大阪・名古屋のビジネス街および交通機関101箇所において、携帯電話主要3キャリアの最新スマートフォンにおける通信速度の実測調査を実施しました。

【TOPICS】

■iPhoneのダウンロード速度ドコモが平均34.70Mbpsで圧倒。

最速値を記録したポイントも63箇所で最多。日本の三大都市、東京・大阪・名古屋での調査、iPhoneでダウンロード速度の平均値が最速だったのはNTTドコモのiPhone 5c。63箇所で最速値を記録し、平均34.70Mbpsで他キャリアに大きく差をつけました。一方アップロード速度の平均値では10.91Mbpsでソフトバンクモバイルがトップに。各地域で最速のダウンロード速度およびアップロード速度はいずれもドコモが記録しています。


■Androidはダウンロード速度、アップロード速度ともにドコモが最速。ダウンロードの最速ポイントは64箇所でドコモが圧倒。アップロードの最速ポイントはソフトバンクが41箇所で最多。

Androidでは、ダウンロード、アップロードともにドコモのXperia Z1fが平均値で最速となりました。ダウンロード平均は36.17Mbps、アップロード平均は11.50Mbps。ダウンロードの最速ポイントは実に64箇所を記録。アップロードの最速ポイントはソフトバンクのAQUOS PHONE Xxが41箇所で最多となりましたが、各地域での最速値はダウンロード、アップロードともにドコモが記録しました。


■ドコモ、iPhoneで49箇所、Androidで55箇所においてダウンロード平均30Mbps以上を記録

ダウンロード平均で30Mbpsを超える高速ポイントの数において、ドコモがiPhoneで49箇所、Androidで55箇所と際立った結果を残しました。auはiPhoneで9箇所、Androidで13箇所、ソフトバンクはiPhoneで18箇所、Androidで19箇所となっています。 　また、東名阪それぞれの都市別に結果をみてみると、iPhoneのダウンロードにおいて東京では10Mbps以上、大阪・名古屋ではおよそ2倍の差をつけてドコモが優勢となっています。iPhoneのアップロードについては、東京と名古屋ではソフトバンクが優勢、大阪ではソフトバンクが僅差でドコモに勝っています。Androidのダウンロードは3都市すべてで平均30Mbpsを超えたドコモが優勢で、特に大阪では平均40Mbps以上と高い数値を記録しています。Androidのアップロードについては東京ではソフトバンクがやや優勢、大阪と名古屋ではドコモが優勢となっています。


■ビジネス街でみるとダウンロード、アップロードともにドコモが圧倒。Androidでは100Mbpsオーバーも記録。駅・空港はドコモ、ソフトバンクが優秀な結果

各都市のビジネス街ではドコモがダウンロード速度、アップロード速度それぞれにおいて多くのポイントで最速を記録し、また、各都市の主要駅においてもドコモの強さが目立ちました。特に、ドコモのAndroidではダウンロード速度100Mbpsオーバーを「新大阪セントラルタワー」、「JR東海名古屋駅 新幹線ホーム」の2箇所で記録しています。一方、空港においてはソフトバンクがやや優位な結果となりました。


【調査概要】
調査名：東京・大阪・名古屋　スマートフォン速度実測調査
調査対象：携帯主要3キャリア（NTTドコモ、KDDI（au）、ソフトバンクモバイル）のスマートフォン6機種。各キャリアのiPhone 5cおよび、Xperia Z1f（ドコモ）、Xperia Z1（au）、AQUOS PHONE Xx（ソフトバンク）
調査期間：2014年１月24日（金）〜2月6日（木）
利用データ：スマートフォン向けスピード測定アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」の計測データ
対象エリア：東京・名古屋・大阪のビジネス街および交通機関101箇所
対象通信方式：LTE、3G
調査手法：「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用し、各地点で全端末同時に3回速度を測定し、その平均値を算出


■iPhoneのダウンロード速度ドコモが平均34.70Mbpsで圧倒。最速を記録したポイントも63箇所で最多。

日本の三大都市、東京・大阪・名古屋での調査の結果、iPhoneでダウンロード速度の平均値が最速だったのはNTTドコモのiPhone 5c。63箇所で最速値を記録し、平均34.70Mbpsで他キャリアに大きく差をつけました。一方アップロード速度の平均値では10.91Mbpsでソフトバンクモバイルがトップに。次いでドコモが8.77Mbps、auが7.94Mbpsと続きます。各地域で最速のダウンロード速度およびアップロード速度はいずれもドコモが記録し、東京の下り最速は「山手線 神田駅」で77.28Mbps、上り最速は「ゲートシティ大崎」で19.17Mbps、大阪の下り最速、上り最速はともに「新大阪セントラルタワー」で78.31Mbps、26.13Mbps、名古屋の下り最速は「JR東海名古屋駅 新幹線ホーム」で80.16Mbps、上り最速は「テレピア」で26.53Mbpsをそれぞれ記録しました。


■Androidはダウンロード速度、アップロード速度ともにドコモが最速。ダウンロードの最速ポイントは64箇所でドコモが圧倒。アップロードの最速ポイントはソフトバンクが41箇所で最多。

Androidでは、ダウンロード速度、アップロード速度それぞれにおいてドコモのXperia Z1fが平均値で最速となりました。ドコモは東名阪の都市部を中心にダウンロード最大150Mbpsのエリア整備を進めており、最新のAndroidスマートフォンは、150Mbpsエリアに対応しています。ダウンロード平均は36.17Mbps、アップロード平均は11.50Mbps。ダウンロードの最速ポイントは実に64箇所を記録しています。アップロードの最速ポイントはソフトバンクのAQUOS PHONE Xxが41箇所で最多となりましたが、各地域での最速値はダウンロード、アップロードともにドコモが記録しました。東京の下り最速は「山手線 神田駅」で75.80Mbps、上り最速は「新田町ビル前」で26.75Mbps、大阪の下り最速、上り最速はともに「新大阪セントラルタワー」で103.23Mbps、32.80Mbps、名古屋の下り最速は「JR東海名古屋駅 新幹線ホーム」で101.92Mbps、上り最速は「テレピア」で33.17Mbpsとなっています。


■ドコモ、iPhoneで49箇所、Androidで55箇所においてダウンロード平均30Mbps以上を記録

ダウンロード平均で30Mbpsを超える高速ポイントの数を比較すると、ドコモがiPhoneで49箇所、Androidで55箇所となり、際立つ結果となりました。広い範囲で高速通信が可能なエリア構築が進んでいることが伺えます。auはiPhoneで9箇所、Androidで13箇所、ソフトバンクはiPhoneで18箇所、Androidで19箇所となっています。

また、東名阪それぞれの都市別に結果をみてみると、iPhoneのダウンロードにおいて東京では10Mbps以上、大阪・名古屋ではおよそ2倍の差をつけてドコモが優勢となっています。iPhoneのアップロードについては、東京と名古屋ではソフトバンクが優勢、大阪ではソフトバンクが僅差でドコモに勝っています。Androidのダウンロードは3都市すべてで平均30Mbpsを超えたドコモが優勢で、特に大阪では平均40Mbps以上と高い数値を記録しています。Androidのアップロードについては東京ではソフトバンクがやや優勢、大阪と名古屋ではドコモが優勢となっています。


■ビジネス街でみるとダウンロード、アップロードともにドコモが圧倒。Androidで100Mbpsオーバーも記録。駅・空港はドコモ、ソフトバンクが優秀な結果

各都市のビジネス街ではドコモがダウンロード速度、アップロード速度ともに多くのポイントで最速を記録しました。特にAndroidではダウンロード速度100Mbpsオーバーを記録するなど、ダウンロード平均は38.68Mpbs、アップロード平均は13.56Mbpsで最速となっています。ダウンロード平均は次いでドコモのiPhoneが37.90Mbps、auのAndroidが18.95Mbps、ソフトバンクAndroidが18.90Mbps、ソフトバンクiPhoneが18.47Mbps、au iPhoneが15.44Mbpsと続きました。いずれも優秀な記録ですが、ドコモが頭一つ抜けている状況です。

各都市の主要駅においてもドコモの強さが目立ちますが、空港においてはソフトバンクが優位な結果となりました。交通機関全体でみると、ダウンロード平均はドコモAndroidが33.50Mbpsで1位、ドコモiPhoneが31.31Mbpsで2位に。アップロード平均はソフトバンクiPhoneが10.62Mbpsで1位、ソフトバンクAndroidが10.16Mbpsで2位となりました。


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