株式会社ロクトーナ、安全面、環境面に配慮したポータブルバッテリー「KAGUYA」をAmaz技術コンサルティング合同会社と共同開発•製品化
一家に1台の防災用から、病院や介護施設、自治体まで様々な場所での活躍を期待!
株式会社ロクトーナ(東京都渋谷区、代表取締役:三重野将大)は、安全と環境に最大限配慮し、筐体にプラスチックを一切使用しないポータブルバッテリー“KAGUYA“を、セル・バッテリーの日本第一人者であるAmaz技術コンサルティング合同会社の雨堤徹博士を迎えて企画・開発し、この度生産開始することを決定致しました。
- 背景
更にSDGへの取り組みとして、通常プラスチックを使う筐体を全て国産の竹で構成し、強度を担保しながら脱プラスチック化を図りました。
- 安心・安全設計
・採用に当たってはAmazでセル及びシステムの安全性を検証
・Amazが技術的な基本構想・設計を行い、信頼できる台湾で製作
- 環境への配慮
・特にウェイトの大きい筐体にはプラスチックを一切使用していない
・筐体には一部を金属で補強した竹材を採用
・竹材には竹害の被害の低減に寄与できる様に国産竹を採用(※1)
・ハンドルにも天然皮革を採用
・使用頻度の少ないAC用電源を内蔵せず、外付けのオプション化(※2)
※1)竹は二酸化炭素の吸収率が高い。日本での多くの山間部で竹害が問題となっている。("補足"を参照ください。)
※2)直流→交流→直流に変換するとロスが大きい。使用頻度の高いUSB+PD出力に限定。
- 仕様/外観
【KAGUYA-300の主な仕様】
製品名 | KAGUYA |
製品品番 | KAGUYA-300 |
電気容量 | 300Wh (一般的なスマートフォンを15~25台充電可) |
蓄電池 | リチウムイオン電池 |
残存容量表示 | 5段階表示(電源ON時に透過表示) |
概略サイズ | 161(W) X 186(H) X 120(D) mm (ゴム足含/突起部除) |
概算質量 | 約3.3kg |
入力電源 | AC100V (専用ACアダプター利用) |
出力端子 | USB Type-A(3.0) : 3スロット USB Type-C(PD 60W) : 2スロット オプションインバーター用DC24V(専用コネクタ) |
蓄電容量は300Whで、USB Type-A(3.0)3スロットと60W Power Delivery対応のUSB Type-Cを2スロットの出力端子を備えております。出力は同時にフル出力可能な仕様となっており、最大5台のポータブル機器の使用または充電が可能です。スマートフォンはもちろんのこと、タブレット端末や多くのモバイルPCへの給電も可能な仕様となっています。AC電源での駆動が必要な方にはオプションでDC/ACインバータを用意しております。
Amaz技術コンサルティング合同会社で、30年以上も電池ビジネスに関わってきた主要メンバーが中心になって選定したセルを採用し、安全・安心に配慮して開発した製品となっております。
既に一部の特定ユーザーにマーケティング活動を実施し、好反応を頂いております。
- 今後の展望
また、“KAGUYA“の高容量モデルや新シリーズへの展開、大型の蓄電システムを利用した新たな展開等も検討しております。
- 販売
販 売 価 格 : オープン価格(市場参考価格:125,000円)
- 補足:竹について
森林破壊に伴い竹林も減少していると誤解している人も多いが、管理されていない竹林は増加しており、特に従来の樹木の分布を変えたり、根は浅い部分に面上に広がるため傾斜地では地滑りの原因となることもあり、里山では問題となっている地域も多く、竹害とまで言われる様になっている。
日本では古来より、春を告げる筍が食材として利用されたり、軽くてしなやかな特性を活かして実用的な道具や工芸品等に使われてきたため、非常に馴染みの深い素材である。以前は竹製であった製品がプラスチック化されたり、竹製品であっても安価な輸入竹が採用されることになったため、日本国内では管理されない竹林が増加し、竹害が発生する要因となっている。
竹は成長が早くライフサイクルも短く、大気中の二酸化炭素の吸収率が高いと言われている。ただし、成長した竹を利用する等して適正な管理をしないと吸収と排出を繰り返すだけで環境への寄与は他の植物と大きな差がないとも言われている。
今回採用した竹は集成材として加工された竹材であり、加工精度や強度等にも優れている。特に今回は竹害対策として国産の竹を扱っているメーカーから竹材を調達しており、単にプラスチック代替というだけでなく、大気中の二酸化炭素を自然の力で固定化した竹材、しかも日本産を利用することで、環境改善や竹害にも考慮した製品として開発することができた。因みに“KAGUYA“という名称は竹由来から命名したものである。
工芸品ではなく、工業製品に竹材を採用するという新たな取り組みでもあり、竹の有用性が再認識され、構造材としての利用価値を高めるということにも寄与できるものと期待している。
- 会社概要
住所 東京都渋谷区富ヶ谷1-9-18-501
代表 代表取締役 CEO 三重野将大
設立 2016年1月25日
ウェブサイト https://www.roctona.com/
Amaz技術コンサルティング合同会社
住所 兵庫県洲本市五色町鳥飼浦3103
代表 博士(工学) 雨堤 徹
ウェブサイト http://amaz-tech.co.jp/
本件に関するお問い合わせ
https://www.roctona.com/contact/
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