さとのば大学の副学長に、「トビタテ！留学JAPAN」等を通した人材育成の実践家であり、社会起業家でもある船橋力が就任

1月26日に、「これからの学び」をテーマにしたトークイベントを開催

株式会社アスノオト

2023年1月18日 19時00分

株式会社アスノオト（所在地：東京都千代田区、代表取締役信岡良亮）が運営する「さとのば大学」の副学長に、体験型の教育研修や留学などを通した人材育成の実践家であり、企業やNPO、官民協働など様々な形で社会課題をテーマとした事業に携わってきた船橋力氏が就任いたしました。

船橋力副学長プロフィール

大学卒業後、伊藤忠商事に入社しODAプロジェクトを手がける。2000年に株式会社ウィル・シードを設立し、企業および自治体、学校に体験型・参加型の教育プログラムを提供。その実績が評価され、世界経済フォーラム「ヤング・グローバル・リーダー2009」に選出。ダボス会議出席などを含むそれまでの経験から、日本のグローバル人材育成が急務であると実感し、2014年に官民協働海外留学創出プロジェクト「トビタテ！留学JAPAN」を文部科学省で立ち上げ、プロジェクトディレクターに就任。奨学金の選考、留学中の活動、事前事後の研修等を含む独自の留学支援プログラムを通し、約1万人の高校生、大学生を海外へ送り出す。並行して、様々な社会課題の解決の手法としてTable for Two、Beyond Tomorrow、MORIUMIUSなど複数の非営利団体の立ち上げにも関わり、現在はAsian Leaders Connecting Hub/CEO、あしたの寺子屋創造プラットフォーム代表も務める。

副学長就任にあたって

地域と共につくる実践的な学びを通して、若者たちにより希望を持てる未来を

この度さとのば大学の副学長に就任しました、船橋力です。

私はこれまで、実体験に基づく気づきやきっかけ、感動こそが人を変え、成長させていくという思いから、起業して体験型・参加型の教育プログラムを企業や学校へ提供したり、官民協働で自主計画型・実践型の留学を支援する「トビタテ！留学JAPAN」を立ち上げるなどの活動をしてきました。また、2009年に選出されたヤング・グローバル・リーダーの活動やネットワークを通して、一人ひとりの思いやつながりが社会を動かし、変えていく様を目の当たりにし、コミュニティが持つ力、多様性が生み出すコレクティブ・インパクトの重要性にも注目しています。

そんな中、日本の先端的な地域をフィールドに、オンラインを武器に新しい教育の形を創ろうとしているさとのば大学に出会い、学生が実社会の中で自分の個性や興味関心を軸に、実践と学びを繰り返すという学習環境に、新しい学びの可能性を感じました。

さらに、地域という手触り感のあるリアルな社会で、多様なステークホルダーに揉まれながら社会をより良い方向へ動かしていくソーシャル人材を育成することで、日本が抱える過疎化、少子高齢化という最先端の課題にも取り組むという構想に、大いに共感しました。

これから、さとのば大学や関わる皆様と共に、一人ひとりが自分らしくある状態を引き出し、社会との接続を図るこの新しい学びの形を拡げていくことで、これからを生きる若者により明るい未来を手渡していけるよう、尽力したいと考えています。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

副学長就任の経緯

さとのば大学はその創立から、正解を求めるのではなく、正解がないことを恐れるのでもなく、今目の前にいる人たちと共に、自分たちが欲しい未来をワクワクしながら試行錯誤して創っていくことができる人材育成を目指してまいりました。

この度、体験型の研修や留学を通した人材育成の実践家であり、社会課題をテーマに事業を興してきた船橋氏を副学長として迎えることにより、さらなる事業体制の充実を図るとともに、さとのば大学の特徴である、日本全国の特色ある地域におけるプロジェクト学習とオンラインでの対話型の学びで実践力を伸ばす学習環境にもさらに磨きをかけてまいります。

就任を記念して、さとのば大学の発起人である信岡良亮と、名誉学長であり「マイプロジェクト」という手法の生みの親である井上英之、事務局に新たに加わった片岡知里を交えたトークセッションを１月26日に実施いたします。ファシリテーションは、「教育学」を超える「学習学」の専門家である本間正人先生にお願いしました。

“本気と本音”や“在りのまま”を大切にする登壇者たちが、「仲間とワクワクしながら社会を共創する人を育てる『新しい学び』の可能性」をテーマに語り合う、学びの未来とは？高校生、学校・教育関係者、保護者など、多くの方のご参加をお待ちしております。

船橋力副学長就任記念イベント概要

トークイベント：「仲間とワクワクしながら社会を共創する人を育てる『新しい学び』の可能性」

＜概要＞
【日時】2023年1月26日（木） 19:30～21:10
【場所】オンライン（Zoom）
【対象】高校生、保護者、学校・教育関係者など、どなたでもご参加いただけます
【参加費】無料
【主催】株式会社アスノオト（さとのば大学）
【申込先】https://www.satomana-satonova.com/post/20230126

＜プログラム＞
1. さとのば大学とは
2. トークセッション
～仲間とワクワクしながら社会を共創する人を育てる「新しい学び」の可能性～
3. 質疑応答

＜登壇者のご紹介＞
■井上英之 (いのうえひでゆき)
さとのば大学名誉学長（Chief Co-Learner）
日本で「ソーシャルイノベーション」や「社会起業家」という言葉を定着させた貢献者のひとりであり、「マイプロジェクト」という手法の生みの親。スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー日本版共同発起人。2001年よりNPO法人ETIC.にて、日本初のソーシャルベンチャー向けプランコンテスト「STYLE」を開催するなど、社会起業家の育成・輩出と市場の創出に取り組む。2003年ソーシャルベンチャー・パートナーズ（SVP）東京を設立。2005年より慶應義塾大学SFCにて「社会起業論」などの実務と理論を合わせた授業群を開発。2021年度まで慶應義塾大学大学院特別招聘教授。

■信岡良亮（のぶおかりょうすけ）
さとのば大学発起人/代表
1982年生まれ。関西で生まれ育ち同志社大学卒業後、東京でITベンチャー企業に就職。　Webのディレクターとして働きながら、大きすぎる経済成長の先に幸せがあるイメージが湧かなくなり、2007年6月に退社。島根県隠岐諸島海士町という人口2400人弱の島に移住し、2008年に株式会社巡の環を仲間と共に起業。６年半の島生活を経て東京に活動拠点を移し、2015年5月に株式会社アスノオトを創業。「地域共創カレッジ」主催のほか、さとのば大学の発起人。

■片岡(林)知里（かたおか・はやしちさと）
さとのば大学事務局
株式会社リクルートで高校生の自立的な進路選択を支援する『進学ネット（現スタディサプリ進路）』、高校教員向けの『キャリアガイダンス』など、キャリア教育・進路選択に関するメディアの企画・編集に携わる。2016年から2年間文部科学省に出向し「トビタテ！留学JAPAN」の広報を担当。若者が自分のコンフォートゾーンから踏み出し、新しい何かに出会ったり苦労や葛藤から学び成長するプロセスを研究し、その機会をより増やすことをライフワークに、2022年10月よりさとのば大学に参画。

■本間正人 (ほんままさと)
当日のファシリテーター
「教育学」を超える「学習学」の提唱者であり、「楽しくて、即、役に立つ」参加型研修の講師としてアクティブ・ラーニングを30年以上実践し、NHK教育テレビでビジネス英語の講師などを歴任、「研修講師塾」「調和塾」を主宰。誰もが最新学習歴を更新し続ける「学習する地球社会（Learning Planet 2050）のビジョン」を創ることをライフワークとしている。現在、京都芸術大学教授、社会構想大学院大学客員教授、松下政経塾主幹、NPO学習学協会代表理事、一般社団法人クロスオーバーキャリア代表理事、一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会理事、NPOハロードリーム実行委員会理事などをつとめる。コーチングやほめ言葉、英語学習法、などの著書79冊。ミネソタ大学大学院修了（成人教育学 Ph.D.）。

さとのば大学とは

さとのば大学は、オンライン講義×地域プロジェクト学習の新しい学びの場。2019年にクラウドファンディングで300名以上の方にご支援いただき、スタートしました。日本の様々な地域に留学しながら、社会課題解決に向けたプロジェクトを生み出す力をつけ、オンライン上のディスカッションや対話を通してお互いに学びあい、支えあう仲間が全国にできる。「未来は変えられない」と嘆くのではなく、自分の身の回り“半径50m”を幸せにできる未来を自分で作っていく。これからの時代を生きる力を育んでいける場所です。
さとのば大学公式サイト▶︎https://satonova.org

■４年制大学としての「さとのば大学さとまなプログラム」
(ネットの大学managara地域イノベーターコース)

2021年からは、ネットの大学managaraと提携して経済経営学の学士号を取得できる４年制プログラム「さとまなプログラム」も運営しています。
さとのば大学さとまなプログラム公式サイト▶︎https://www.satomana-satonova.com

株式会社アスノオトについて

島根県海士町での活動で知られる株式会社風と土と（旧：株式会社巡の環）の共同創業者である信岡良亮が、地域と都市の新しい関係づくりのために2015年に創業。都市と地方、経営者と従業員、生産者と消費者といった対立関係を協働関係に変える相互理解支援を、企業研修を通じて行ってまいりました。現在は都市と地域の共創関係を築く「地域共創カレッジ」、地域を巡り仲間と共に学び合う「さとのば大学」を主催、運営しています。