新規上場103社の約8割でCTOを確認できず。AIを組み込む企業は設置率47%、それ以外の約3倍――キープレイヤーズ調査
東証の新規上場企業103社(TOKYO PRO Market除く)を、新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)と各社の公開情報で調査。CTOを確認できたのは21社(20.4%)でした。

株式会社キープレイヤーズ(本社:東京都中央区、代表取締役:高野秀敏)は、2025年1月1日から2026年9月30日までに東京証券取引所へ新規上場した企業103社(TOKYO PRO Marketを除く)を対象に、CTO(最高技術責任者)の設置状況と経歴を調べました。
その結果、上場時点でCTOの肩書をもつ人物を確認できたのは21社(20.4%)で、新規上場企業の約8割ではCTOを確認できませんでした。一方、自社サービスにAIを組み込んでいる企業17社に絞ると、CTOの設置率は47.1%に上がり、それ以外の企業(15.1%)の約3倍でした。
調査結果のポイント
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新規上場企業の約8割でCTOを確認できず:CTOを確認できたのは103社中21社(20.4%)。市場別では、グロース29.5%、プライム13.3%、スタンダード3.7%でした。
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AIを組み込む企業はCTO設置率47%:AI関連企業17社中8社(47.1%)がCTOを置いていました。それ以外の86社では13社(15.1%)で、約3倍の差があります。
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CTOの約3分の2は取締役ではない:CTO21人のうち、取締役は7人(33%)。執行役員が13人(62%)、役員外が1人でした。
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CTOは「創業メンバー」より「途中から加わった人」:創業メンバーと確認できたのは21人中2人でした。入社から上場までの年数が分かった18人の中央値は7.0年です(CTOとしての在任年数ではありません)。
調査結果の詳細
市場別のCTO設置率
|
市場 |
新規上場社数 |
CTOあり |
設置率 |
|---|---|---|---|
|
グロース |
61社 |
18社 |
29.5% |
|
スタンダード |
27社 |
1社 |
3.7% |
|
プライム |
15社 |
2社 |
13.3% |
|
合計 |
103社 |
21社 |
20.4% |
AI関連企業とそれ以外
|
区分 |
社数 |
CTOあり |
設置率 |
|---|---|---|---|
|
AI関連企業 |
17社 |
8社 |
47.1% |
|
それ以外 |
86社 |
13社 |
15.1% |
CTOの役職区分(21人)
|
区分 |
人数 |
割合 |
|---|---|---|
|
取締役 |
7人 |
33% |
|
執行役員 |
13人 |
62% |
|
役員外 |
1人 |
5% |
代表・高野秀敏のコメント
「AIで事業のつくり方そのものが変わるなか、新規上場企業の約8割でCTOを確認できなかったという結果は、日本の技術経営の課題を表していると思います。
もう一つ印象的だったのは、CTOの多くが創業メンバーではなく、上場の数年前に途中から加わった人だという点です。CTOは最初からいるものではなく、事業が伸びる過程で『採りにいく』ポジションです。
ところが、CTO候補になる方は今の会社で重要な役割を担っていて、転職サイトに出てくることは多くありません。求人を出して待つだけでは出会いにくい。だからこそ私たちは、月額で稼働をいただき、こちらから候補者を探しにいくヘッドハンティングでCTO・AI人材の採用を支援しています。」
CTO・AI人材の月額制ヘッドハンティングについて
キープレイヤーズは、成功報酬だけで動く人材紹介ではなく、月額で稼働をいただくヘッドハンティングでCTO・VPoE・AI人材などの経営幹部採用を支援しています。
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対象:CTO、VPoE、AIエンジニア・AI事業責任者、FDE(Forward Deployed Engineer)などの技術系幹部
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内容:要件定義、候補者リストの作成、スカウト・面談設定、経営者との面談同席、条件調整
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特徴:転職市場に出ていない方に直接アプローチ。代表・高野のSNS(合計約20万フォロワー)を使った採用広報も組み合わせられます
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料金:月額20万円〜(6ヶ月契約から)。成功報酬など詳細は別途ご案内します
お問い合わせ:https://keyplayers.jp/contact/
調査概要
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調査対象:2025年1月1日〜2026年9月30日に東京証券取引所に新規上場した企業103社(グロース61社、スタンダード27社、プライム15社。TOKYO PRO Marketを除く。持株会社化などによるテクニカル上場12社、再上場1社、スピンオフ上場1社を含む)
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調査方法:日本取引所グループが公開する新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)の全文、各社のコーポレートサイト・プレスリリースなどの公開情報を確認
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CTOの定義:上場時点で「CTO」「最高技術責任者」の肩書をもつ人物がいる企業。Ⅰの部に記載がなく、各社の公開情報で確認できた4社を含む(Ⅰの部の記載のみでは17社・16.5%)。子会社のみのCTOや上場後の就任は含まない
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AI関連企業の定義:Ⅰの部の「事業の内容」で、自社サービスにAIを組み込んでいると繰り返し説明している企業(当社判定、17社)
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調査期間:2026年10月
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調査主体:株式会社キープレイヤーズ
※本調査結果を引用・転載される際は「キープレイヤーズ調べ」と記載してください。
※詳しいデータと分析は当社メディアで公開しています:https://keyplayers.jp/tenshoku/ipo-cto-data-2026/
代表プロフィール
高野秀敏(たかの・ひでとし)
株式会社キープレイヤーズ代表取締役。人材紹介の仕事を27年続け、キャリア相談は1万2000件以上、経営者支援・エグゼクティブ紹介は4,000件以上。IPO関連支援は178社以上。エンジェル投資は80社以上で、うち9社が上場。東北大学特任教授、文部科学省アントレプレナーシップ推進大使。著書『ベンチャーの作法』(ダイヤモンド社)。
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