eスポーツに詳しい脳神経外科医 佐藤慧先生が紐解く『若者のesportsへの情熱と大人の誤解 -eスポーツとゲーム依存症-』の最前線
“eスポーツ×教育”に纏わる、リアルな教職者の疑問や悩みに迫る!NASEFJAPAN主催「次世代教育セミナー」
次世代が成長するために、eスポーツを活用した教育、そして人材育成を支援する国際団体、北米教育eスポーツ連盟 日本本部(通称:NASEF JAPAN/ナセフ ジャパン、会長:松原昭博)は、この度、 eスポーツを教育に取り入れるために欠かせない学術情報をお届けする「次世代教育セミナー」(NASEF JAPANメンバーシップ(会員登録無料)限定)を、8月23日(月)オンラインにて開催いたしました。今回、第3回となるセミナーの講師には、長崎県島原病院 脳神経外科 佐藤 慧先生をお招きし、『若者のesportsへの情熱と大人の誤解 -eスポーツと
ゲーム依存症-』をテーマにした特別講義を実施いたしました。
本レポートでは、eスポーツに詳しい脳神経外科医である佐藤先生の“学術データ”と、幼い頃からゲームやスポーツに熱中していた“自身の経験談”を交えながら、eスポーツへの理解と向き合い方を紐解き、また参加した38名の教職者やeスポーツ関係者のリアルな質問や感想をお届けいたします。
<佐藤 慧(さとう けい)講師プロフィール>
1986年に長崎県長崎市生まれ。2012年3月に長崎大学医学部医学科卒業したのち、白十字会佐世保中央病院研修医として務め、長崎大学病院脳神経外科 に入局。2020年4月は、長崎県島原病院の脳神経外科に勤める。
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▼ウェビナーレポート見どころ
1.テーマ「若者のesportsへの情熱と大人の誤解 -eスポーツとゲーム依存症-」
- 多くの方が混在している「eスポーツ依存」と「ゲーム依存」の違いとは?
- 攻撃性のあるeスポーツは、教育的に悪影響を及ぼすのか。
- 「eスポーツを言い訳に学業に励まない!」依存症以外のデメリットと生徒との向き合い方
- “弁護士になるより、eスポーツのプロになる方が難しい?!” 国内におけるeスポーツの未来と職業としての現実
[質問]
- 子供がeスポーツを始めたいと言った時のサポート方法を教えてください。
- 部活動のルールなどで良い指標などがありますか。
- プロを目指す場合、何歳ごろまでに諦める必要がありますか。
1.テーマ「若者のesportsへの情熱と大人の誤解 -eスポーツとゲーム依存症-
- 「ゲーム依存症」は、 2022年WHOが設定する国際疾病分類に「ゲーム障害」として依存分野に追加が決定。多くの方が混在している「eスポーツ依存」と「ゲーム依存」の違いとは?
【参考】ゲーム依存症とは? (下記の症状が、下記の症状が12か月以上続く場合に診断されます。)
⑴ゲームのコントロールができない。
⑵他の生活上の関心事や日常の活動よりゲームを優先する。
⑶問題が起きているがゲームを続ける。もしくはより多くゲームをする。
⑷個人、家族、社会、教育、職業やほかの重要な機能分野において著しい障害を引き起こしている
- 攻撃性のあるeスポーツは、教育的に悪影響を及ぼすのか。
- 「eスポーツを言い訳に学業に励まない!」依存症以外のデメリットと生徒との向き合い方
- “弁護士になるより、eスポーツのプロになる方が難しい?!”国内におけるeスポーツの未来と職業としての現実。
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2.参加者(NASEF JAPANメンバーシップ会員)からのQ&A
- 子供がeスポーツを始めたいと言った時のサポート方法を教えてください。
- 部活動のルールなどで良い指標などがありますか?
- プロを目指す場合、何歳ごろまでに諦める必要がありますか?
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3.参加者した教職員(NASEF JAPANメンバーシップ会員)の感想
- モデルケースとなる事例やデータが少なく、部の運営も模索状態である。今後も指導者向けウェビナーなどにて良い情報を発信していってもらえると取り入れやすく、活動の改善、環境の改善になるのではないかと思う。普通のスポーツと違い、現在は指導者のライセンス制度などもなく生徒も指導してもらいにくい環境にあると思う。
- 私が思うゲーム依存症はスマホ依存症だったのかもしれません。が、その判断方法や部活での管理方法などが難しく、顧問レベルでとの程度注意していけばいいのか悩むな...と思いました。ただ、「うちの子は家でゲームばかりしている」が「うちの子はこの大会に向けて頑張っている」では受ける印象はかなり違いがありますし、やはり環境を整えることによりメリット面がより強く見えるようになると思います。
- 我々eスポーツに関わる教育者は常に逆風の中で取り組みをすすめています。今回のような様々な知識を得ることがまわりを納得させていくときに必要となります。全てが必要で興味のあるお話でした。
4.「次世代教育セミナー」は今後も実施!参加希望の方は、メンバーシップに登録(無料)
国内の高等学校および教員を対象にeスポーツを教育に取り入れるために欠かせない情報や国内外の事例、教員向けイベント、NASEF JAPAN MAJORへの参加、そして高校同士のネットワーク構築を目的としたNASEF JAPANメンバーシップに是非、ご登録ください。
⑴メンバーシップ登録先はコチラ
https://nasef.jp/membership-about/
⑵今後のウェビナースケジュール(予定)
10月27日(水):第4回「eスポーツを授業に取り入れる方法」
12月15日(水)、18日(土):第5回「生徒主体のeスポーツイベントを企画する方法」
⑶NASEF JAPANについて
米国に拠点を置く北米教育eスポーツ連盟(NASEF)の日本本部として、2020年に設立。主に高校生や中学生に対して、ただeスポーツをさせるのではなく、学習や教育を促進するための効果的ツールとして活用し、次世代を担う生徒たちの知能向上、さらには社会性・情動性を育むソーシャル・エモーショナル・ラーニング(社会的感情学習)などをはじめとする教育を支援する団体です。日本国内では、特に高校生の成長に寄与し、社会で活躍する人材育成を支援します。
■公式HP: www.nasef.jp
■公式Twitter:@NASEF_Japan (https://twitter.com/NASEF_Japan)
■公式note:https://note.com/nasef/
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