日本初上演!『私がこれまでに体験したセックスのすべて』〜ママリアン·ダイビング·リフレックス/ダレン·オドネル
シニアたちが語る、笑って泣けるセックスと人生の物語。 若者たちへエールを送るドキュメンタリー演劇。
True Colors DIALOGUE:4月8日(木)~11日(日)@スパイラルホール(東京)
誰にとっても共通の“性”の話題を通して、お互いを知り、
人々のつながりを生み出すドキュメンタリー演劇
株式会社precogは、”社会の鍼治療と称されるソーシャリー・エンゲイジド・アートの旗手、ダレン·オドネルを中心とするママリアン·ダイビング·リフレックスが世界各地で上演してきた演劇作品『私がこれまでに体験したセックスのすべて』の日本公演を開催いたします。本作は、日本財団主催の「True Colors Festival -超ダイバーシティ芸術祭-」の一環として制作され、3月26日(金)~28日(日)にKYOTO EXPERIMENTの演目として京都公演(チケット発売中)、4月8日(木)~11日(日)にTrue Colors DIALOGUEの演目として東京公演が行われます(3月6日(土)よりチケット発売開始)。
https://truecolorsfestival.com/jp/program/all-the-sex-i-ever-had-mammalian-diving-reflex-true-colors-dialogue
セックスについて人前で話されることはあまり多くありません。しかし、セックス/性と向き合うことは、ありのままの自分自身=True Colorsと向き合うこと。本公演では「セックスの話を聞かせてくれませんか?」の呼びかけで集まった、60歳以上の出演者5人とママリアン・ダイビング・リフレックスらが1ヶ月間に渡りワークショップとインタビューを行い、それぞれの性体験の個人史を振り返りながら、脚本を制作しました。セックスについてのストーリーをきっかけに、障害、性など、多様なバックグラウンドのある人生経験豊富なシニアたちが、リアルな気持ちと自らの言葉で人生を語ります。
さらに、シンガーソングライターの入江陽がセレクトした年代毎の流行歌や出演者の思い出の曲が鳴り響く会場は、時にミラーボールが光り輝くディスコに。本作では、シニアが体験した人生の物語を、学校では教えてくれない生きていくために大事な教科書として、若い世代に届けます。それは勇気の物語でありながら、同時にシニア世代と若者たちが繰り広げるのダイアローグ(対話)のはじまりとなるでしょう。
※コロナウイルス感染症の影響により、本公演にママリアン·ダイビング·リフレックスは来日せず、全てリモートでの演出を行いますが、オンラインでの登場も予定しています。
- ダレン・オドネルからのメッセージ
本作は、60才以上のどこにでいそうな人たちが今まで経験した性体験についての公演だ。しかし、セックスについて語るというのはあるすばらしいことを共有するための口実にすぎない。それは、人は歳を重ねるほど、自身の弱みや本当の気持ちを受け入れ、傷つくリスクを侵してもなお、それらを飾らずに伝える勇気を持つ、ということ。その勇気は、人生の苦労や悲劇に耐え、人は誰もがいつも脆さを持っているということを理解していく過程で生まれる。人生はクソ野郎だ、そして私たちはそう簡単に死なない。そう、生き続けて、生き続けて、生き続けていくんだ・・
- シニアの出演者たちが出演しようとしたきっかけ
ちょっと仲のいい人がいて、たまたまゲイの方のことを話したときに、「邪魔せえへんから静かにしといて、って思う」って言いはったんですよ。こんなにいい人がそんなふうに思う?ってショックで。やっぱり、何か語らなあかんと思ったんです。
ゆき(1953年生まれ)
幼い頃から閉ざし続けてきた性別への違和感と向き合い、扉を開け始めるきっかけを作ったのも、あの震災でした。そんな私の経験は少し特殊すぎるかもしれないけど、こんな年令でもまだジタバタしてる人間もいるってことが伝えられたらいいかなって思ってます。
吉良(1950年生まれ)
かつてセックスの体験から、身体を通して自分の無意識な部分に気付かされ、その後、自分が大きく変わるきっかけになりました。そのことを話したくて来ました。不安もありますが、ママリアンのダレンさんの言葉から勇気をもらっています。
まさこ(1958年生まれ)
障害者が「性の対象」として見られることはほとんどないので、「障害者も性のことを考えるよ」ということを伝えたくて、今回参加してみようと思いました。これまでの概念を覆すような日本にはなかったステージになると思います。
- サウンドデザイナー・司会:入江陽(いりえ・よう)からのメッセージ
- 公演概要
【京都公演】
日時:3月26日(金)19:00 開演、3月27日(土)17:00 開演、3月28日(日)17:00 開演
※開場は、開演の30分前
※15歳以上推奨、12歳以下は保護者の同伴が必要
会場:京都芸術センター 講堂(京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2)
料金:一般前売 3,000円、一般当日 3,500円、ユース・学生前売 2,500円、ユース・学生当日 3,000円、
高校生以下前売・当日 1,000円、ペア(前売のみ) 5,500円
※自由席
【東京公演】
日時:4月8日(木)18:00 開演、4月9日(金)18:00 開演、4月10日(土)18:00 開演、4月11日(日)15:30 開演
※15歳以上推奨、12歳以下は保護者の同伴が必要
会場:スパイラルホール(東京都港区南青山5-6-23 スパイラル3階)
料金:一般前売 3,000円、一般当日 3.500円、学生前売 2,500円、学生当日 3,000円、
高校生以下前売・当日 1,000円
※全席指定席
上演時間:約100分/言語:日本語上演、日·英字幕つき
一般発売日:【京都公演】発売中 【東京公演】3月6日(土)発売開始
チケット予約:チケットぴあ Pコード 505154
【電話】 0570-02-9999 (音声ガイダンス24時間受付)
【WEB】 https://t.pia.jp
【店頭販売】 セブンイレブン·チケットぴあ店舗にて購入可
ローソンチケット Lコード 31908
【WEB】https://l-tike.com/true-colors-dialogue/
Peatix
【WEB】https://precog-tickets.peatix.com/
アクセシビリティ対応:車椅子席/日本語字幕·英語字幕/補助犬利用/日本手話通訳/日本語音声ガイド/
介助者1名無料/通路側席/会場案内/最寄り駅からのご案内
お問合せ:株式会社precog
アクセシビリティに関するお問い合わせ:reserve.precog@gmail.com
その他本公演に関するお問い合わせ:TEL:03-6825-1223 / FAX:03-6421-2744 /
Email:info@precog-jp.net
- クレジット
演出・脚本:ママリアン·ダイビング·リフレックス/ダレン·オドネル
出演:千葉、富山、兵庫、宮城出身のシニア
サウンドデザイナー·司会:入江陽
【東京】主催:日本財団DIVERSITY IN THE ARTS、株式会社precog
【京都】主催:KYOTO EXPERIMENT
共催:日本財団DIVERSITY IN THE ARTS、株式会社precog
- プロフィール
1965年カナダ出身。作家、脚本家、パフォーマンス・アーティスト。都市計画の学位。1993年にアート&リサーチ集団「ママリアン・ダイビング・リフレックス」を設立。ヨーロッパ最大規模の芸術祭ルール・トリエンナーレで大型の教育普及プログラムを担当するなど、「社会の鍼治療」という独自メソッドが世界的に評価される。ユニークなアート表現で国籍、言語、世代や立場を越えた人々との創作を続ける。
ママリアン・ダイビング・リフレックス/ダレン・オドネル
カナダ出身のパフォーマンス・アーティスト、ダレン・オドネルを中心として1993年にトロントで設立されたアート&リサーチ集団。学校や老人ホーム、地域組織、アート・フェスティバル等との連携による国際的な共同作品の数々は、”社会の鍼治療(Social Acupuncture)”と称される。色々な観客同士、観客と素材の間、そして演技者と観客の間の対話を促進する作品を生み出すソーシャリー・エンゲイジド・アートの旗手として、世界各地で遊び心に溢れた、かつ挑発的な参加型プロジェクトを実施している。作品上演は80ヶ国以上にわたる。日本での上演は、2017年にアーツ千代田3331で行われた「ソーシャリー・エンゲイジド・アート展」の一環として、プロの美容師からヘアカットの講習を受けた子どもたちに任せて実際に大人にヘアカットサービスを施す《子どもたちによるヘアカット》や、同年のKYOTO EXPERIMENT 2017にて、子どもたちが審査員となりアーティストを選ぶ「授賞式」を開催する《チルドレンズ チョイス アワード》を実施した。https://mammalian.ca/
入江陽
1987年新宿区大久保生まれ。シンガーソングライター、映画音楽家、文筆家、プロデューサー。最新曲は「週末(旅するついでに、髪を切る ver.)[202009]」。映画音楽は「街の上で」「タイトル、拒絶」「月極オトコトモダチ」「最低。」など。「装苑」「ミュージック・マガジン」で連載。Twitter:@irieyoo
株式会社precog
国内外で実施される様々な『イベント』を成功に導くための企画や運営をおこなう制作会社です。観客やアーティストとともにワクワクするような化学反応を起こし、日々更新される“現在”の面白さを伝えていきます。precogならではのネットワークやリレーションシップを活かし、多角的な視点からのリサーチを重ねることで、作品や上演の質を上げ、プロジェクトの同時代性や事業の継続性を追求し続けています。日常にある“表現”に価値を見出し、国際的なシーンや地域コミュニティと繋がり、教育や福祉を視野に入れて、“表現”の未来をつくります。https://precog-jp.net
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