ハイテクインター、4K高画質/低遅延/狭帯域の映像伝送装置「LLC-4000」を近日発売開始
重機の遠隔操縦などスムーズ且つ高画質な映像で細部まで確認でき事故防止に活躍
産業用のネットワーク・映像機器を開発するハイテクインター株式会社(社長:旦尾 紀人、本社:東京都渋谷区)は、4K高画質/低遅延で狭帯域にも対応した映像伝送装置「LLC-4000」を近日発売開始予定です。
工場や建築現場における重機の遠隔操縦などでは、数百ミリ以上の遅延が発生してしまうとうまく操縦ができず、また画像が荒いと細部まで映像の確認ができず事故発生のリスクもありました。
また、船舶、AUV(自律型無人潜水機)、無人航空機、ヘリコプターなどネットワークが安定しない場所での映像伝送には、映像が不鮮明で遅延が発生するなどの課題がありました。
そこで、ハイテクインターでは業界では初めて4K高画質で低遅延、狭帯域対応の映像伝送装置「LLC-4000」を自社開発し、発売することとなりました。
符号化レート20kbps~25Mbps、50ms以下の低遅延で4K映像伝送を可能にする「低遅延モード」や数Mbpsの中軌道・低軌道衛星通信でも安定した4K映像伝送を可能にする「狭帯域モード」を搭載し、映像伝送のあらゆる課題を一挙に解決いたします。
特に、工場や建築現場における重機の操縦がスムーズで、高画質の映像により細部まで確認ができるため事故防止・安全対策にも貢献します。
また、通常のエンコーダの場合、決められたレートでデータを送信し続けますが、本製品はネットワーク品質の変動に対応しており、回線の状況を見て判断してレートを変更する「品質の自動調整機能」も搭載しています。
- 活用シーン
- LLC-4000の特長
・50ms以下の低遅延による4K映像伝送
・100kbps以下の通信回線においても良好な映像伝送を実現(符号化レート20kbps~25Mbps、狭帯域モード時)
・FEC(誤り訂正)やARQ(再送制御)、SRT(Secure Reliable Transport)でネットワーク品質の変動に対応
・広帯域から狭帯域まで安定送信向けレート制御機能搭載
・双方向通信機能で映像音声コミュニケーションをサポート
・装置はエンコーダまたはデコーダとして切替可能
- その他の特長
H.264/AVCおよびH.265/HEVC符号化をサポートします。
・映像配信プロトコル
UDP、RTSP、SRT、Multicastなど複数の映像配信プロトコルをサポートします。
また、IPv4およびIPv6配信に対応します。
・品質制御
帯域に制限のあるネットワークでも良好な映像伝送を可能にするため、あらゆる映像入力に対してもあらかじめ指定された最大帯域を超えないピークレート制御をサポートします。
また、伝送品質が変化するネットワークに対応するため、FEC(誤り訂正)やARQ(再送制御)、SRT(Secure Reliable Transport)機能を提供します。
・RoI(Region of Interest)
RoI機能は、指定帯域幅を維持しながら、選択された領域の鮮明化を行う技術です。
鮮明化エリアは、受信側から変更可能です。
・映像ミキシング(4画面表示)
デコーダ装置は、最大4つの映像ストリームを復号可能です。
復号化された映像は、4分割領域へマッピングして映像出力します。
・HDMI映像入出力
映像入出力はHDMIインタフェースを使用します。
変換器を併用することでSDI入出力などへも対応可能です。
・音声入出力
音声入出力は、HDMIインタフェースまたはUSBインタフェースを使用します。
- ハイテクインターについて
弊社は、主に産業用無線通信機器・システムを官公庁・インフラ・防犯・工場等のお客様に計15万台以上提供してまいりました。
お客様の現場に足を運び、直接ニーズや課題をお聞きする中で、お客様のニーズに合った最適な製品を提供したいという思いから、製品の企画開発に取り組んでおります。
無線・有線のネットワークと映像機器を組み合わせ、お客様に最適なソリューションを提供いたします。
利用方法のご相談や製品のお貸出しも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
・コーポレートサイト:https://hytec.co.jp/
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