ミニシアター支援プロジェクトが進行中! アンバサダーによる応援動画企画第4弾は、北の大地北海道からお届け! 映画紹介人のジャガモンド斉藤氏と、ゲストの関根ささら氏が“サツゲキ”の魅力に迫ります!
映画文化の礎とも言えるミニシアターが、事業継承や老朽化した設備への投資といった問題により、いままた新たに存続の危機を迎えています。このような状況を打破するため、全国興行生活衛生同業組合連合会(略称:全興連)によるクラウドファンディングやアンバサダーを活用したミニシアター支援プロジェクト(※1)が立ち上がりました。
同プロジェクトの一環として、アンバサダーによるミニシアターの応援動画企画を実施。第4弾となる今回は、北海道札幌市にある“サツゲキ”の魅力をご紹介します。
アンバサダーはお笑い芸人/映画紹介人のジャガモンド斉藤氏と、大のMARVELファンでありコミコン(※2)のオフィシャルサポーターを勤める関根ささら氏の、映画に造詣が深いお2人。劇場支配人の横澤さんの案内のもと行われた今回の動画撮影、その様子をお伝えします。
動画はこちらのチャンネルからご覧になれます↓
【YouTubeチャンネル】
ジャガモンド斉藤のヨケイなお世話
https://www.youtube.com/channel/UCbuqyR1b_Zz3yJ10AGxvBng
■長い歴史を引き継いでいく
12月某日、氷点下2度の北海道札幌市にある狸小路商店街、人が多く行き交う商店街に突如として現れるミニシアター“サツゲキ”に、斉藤さんと関根さんが訪れました。
サツゲキは2019年にサツゲキの前身となる「ディノスシネマズ札幌劇場」がビルの老朽化のため閉館となり、その後劇場の再開を目指したクラウドファンディングで1200万円もの支援を集め、新たに「サツゲキ」の名前で、コロナ禍真っ只中の2020年7月に営業を開始したという歴史を持ちます。
サツゲキという館名には逸話があり、横澤支配人曰く「前の映画館が札幌劇場という名前で、市民の皆様が札幌劇場のことをサツゲキと呼んでいた」とのことで、「あだ名をそのままオフィシャルにした感じなんですね」と斉藤さん。「その方がお客様にも愛着を湧いていただけるんじゃないか、と思い、“サツゲキ”にしました」と横澤支配人は嬉しそうに話しました。
また館内には、フィルム上映時代のフィルムやリールの展示、取り壊し前のビルの壁面など、歴史を感じさせる仕掛けが多くありました。階段の踊り場にはクラウドファンディングで出資してくださったお客様の名前が全員分書かれたパネルが展示されており、まさに「札幌の皆さんに支えられた劇場ってことですよね」と斉藤さん。その、劇場への愛や、長い歴史を引き継いでいくという思いが込められた展示物のひとつひとつに、「こういうの見てると泣きそうになる」と、関根さんは感激の様子でした。
■ミニシアターならでは!の選択肢が多い作品ラインナップ
チラシラック前で足を止めた関根さん。「見たい映画がいっぱい!」と、多種多様な作品ラインナップに目を輝かせると、横澤支配人は「色とりどりというか、ジャンルが、ホラーもあればドキュメンタリーもあって、コメディもあってっていう、選択肢が多いっていうのがやっぱりミニシアター楽しいところなのかな、と思います」と語り、「それがお客様の楽しみにつながっているはず」とサツゲキファンのお客様に、思いを馳せていました。
■こだわりのスクリーン
座席数48席のシアター3番には、こだわりがたくさん詰まっていました。
「狭いけど、なんかここ好き!と思ってもらえるような造り(スクリーン)にしたいと思った」と横澤支配人が言うとおり、材質が違う椅子をランダムに配置したり、すべての座席で自分用の肘掛けが両サイドに用意されていたり、通路の幅を広めに確保していたり、など、様々な角度からのこだわりを感じるスクリーンに、斉藤さんも関根さんも大興奮。実演付きで、その快適さを余す所なく表現してくれました。
またこちらのスクリーンは、太鼓張りという少し特殊な手法を使ったスクリーンでした。通常は外側にバーがあって、そこで引っ張ってスクリーンを張っているのですが、こちらではそれを裏側に巻き込んで、まさに太鼓のように張っているとのことで、その裏側にもカメラは潜入しています。普段見られないスクリーンの裏側の映像は必見です!
■市民の皆さんに支えられてきた映画館
「歴史を踏まえながらちゃんと成り立っていて、何より感動するのは、商店街に馴染みすぎてわかりづらいくらい、街に根付いている」。館内の至る所で感じる“歴史”と“市民の人たちからの愛情”を感じ、サツゲキの魅力に触れた斉藤さんと関根さんがそう振り返ると、最後に、横澤支配人は「もっともっと皆さんに(サツゲキを)知っていただいて、もっともっとミニシアターの良さを味わっていただきたいなと思います」と締めくくりました。
この動画はこちらのチャンネルからご覧になれます。
【YouTubeチャンネル】
ジャガモンド斉藤のヨケイなお世話
https://www.youtube.com/channel/UCbuqyR1b_Zz3yJ10AGxvBng
※1 ミニシアターとは、4スクリーン以下で、単館系・アート系と呼ばれる作品を主として上映する劇場を対象としています。
※2 コミコンとは、ポップカルチャーイベント「コミック・ブック・コンベンション」の略
【ミニシアター支援プロジェクト ハッシュタグキャンペーン】
キャンペーンハッシュタグ「#ミニシアターへ行こう」をつけてミニシアター情報をシェアすると、抽選で「映画GIFT 2000円分」が毎月10名にあたるキャンペーンを実施中
第3弾:~12月31日(火)まで
詳細:https://moviewalker.jp/special/minitheater/
【ミニシアター支援プロジェクト クラウドファンディングについて】
「MOTION GALLERY」を活用したクラウドファンディングによる資金調達支援を実施。
第1弾となった日本最古級の映画館「高田世界館」(新潟県上越市)のクラウドファンディングはすでに終了し、目標額を大きく上回る結果となりました。
MOTION GALLERY https://motion-gallery.net/tag/go-to-the-minitheater
【全興連 佐々木伸一会長 ミニシアター支援プロジェクトに関するコメント】
映画ファンの皆さん!いま「ミニシアター」が苦境に立たされているのはご存じでしょうか。
コロナ禍後のお客様の回復が途上であること、既設のデジタルシネマが更新の時期を一斉に迎え大きな設備投資が必要となることなどにより、一部のアンケートでは全体の2~3割程度が閉館をも検討する厳しい状況です。ミニシアターがなければ、次世代の作り手の映画が日の目を見ることもなくなり、日本文化の大きな損失です。この企画で、すこしでもそれを救うことができればと思っています。映画文化継承のためにも皆さんの力を貸してください!
【ミニシアター支援プロジェクトに関するお問い合わせ】
全興連ミニシアター支援事業運営事務局(株式会社ムービーウォーカー内)
minitheater@moviewalker.co.jp
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