「CYBER CHAKAI(サイバー茶会)」イベント開催レポート/『茶会×DX→茶の湯の可能性と新しい未来』
https://youtu.be/160odc5w5Z0
TZEN株式会社(代表取締役CEO:長尾 千登勢/所在地:東京都品川区大崎)と、江戸時代から続く京都宇治の老舗製茶問屋・山政小山園(代表取締役:小山 政吾/所在地:京都府宇治市小倉町)が展開する「MATCHAのサードウェーブ」をコンセプトに抹茶や茶の湯の楽しみ方を提案するATELIER MATCHA(アトリエ マッチャ)は、「DX時代の新しい茶会の楽しみ方」を提案すべく、富士通株式会社「Izuminaチーム」、株式会社電通のクリエイティブチームとのコラボレーションによるインタラクティブ茶会体験「CYBER CHAKAI(サイバー茶会)」を2022年1月15日(土)と16日(日)の2日間、富士通岡田記念ライブラリーにて開催しました。Peatixでのチケット発売が5日間で完売という人気ぶりに、伝統文化×DXへの関心の高さと期待感を感じさせる、革新的な茶会イベントとなりました。
■『茶会×DX』、茶の湯の可能性と新しい未来を表現した2日間
日本が世界に誇る茶の文化。茶の楽しみ方の可能性を追求しつづけるATELIER MATCHAが電通Japan Culture Hub、株式会社富士通岡田記念ライブラリー協力のもと企画した富士通研究所の最新テクノロジーである「Izumina」を活用し開催した「CYBER CHAKAI(サイバー茶会)」。当日はアトリエマッチャのオーナーであり、茶道裏千家準教授である長尾宗勢が席主となり、「初釜」をテーマにした新春の茶席をはじめ、参加者の皆様が、実際に電動茶筅「CHARAKU」を使ってお点前を体験いただくなど、従来の茶の湯の概念を超えた新感覚の茶席をお楽しみいただきました。
全面白壁のモダンな茶室にオープニングムービーが流れ、お客様が席に着くと突然畳に「Welcome ●●様」とデジタル映像でウエルカムメッセージが現れ、驚きの演出がスタート。掛軸や円窓の風景がプロジェクション映像で映し出され、参加者を別世界へと誘います。まずは席主が茶を一服点てるそのお点前もサイバー茶会らしく電動茶筅を使ったユニークなお手前。参加者は畳に浮かんだ「右に茶碗を3回回す」等お茶の飲み方を伝える映像のディレクションを見ながらお茶をいただきます。茶道初心者の方でもディレクション通りに飲めば作法を気にする必要がないため、最初から和気あいあいとリラックスムードでお茶席が進んでいきます。
そして第二部は「サイバー茶歌舞伎」。3種類の抹茶の味を当てるゲームは、参加者が畳のモニターに自ら専用のペンで文字や絵を描きながら進行。自分の書いた文字を茶室の壁に飛ばしながらのデジタル&インタラクティブな新しい茶会を楽しみました。
富士通研究所の最新技術「Izumina」を駆使したCYBER CHAKAIの様子
さまざまなジャンルでDX化が進む中、日本の代表的な伝統文化である茶の世界も、デジタルと融合した世界観を構築することで、従来の閉ざされた世界から、無限に広がる茶の湯の可能性と新しい未来を体感いただけた一日となりました。デジタルな世界観はもちろん、茶室の畳に映像で様々なディレクションが出ることから、茶の湯の初心者や外国人、子供など茶道になじみのない方でもお作法を気にすることなく参加できるのもサイバー茶会の特徴。映像の指示通りに動くだけでいいため、初心者や海外からのゲスト向けの教育・教養コンテンツとしても活用可能です。また茶室の掛軸や風景も映像を入れ替えるだけで自由自在に変更可能。茶会にDXを取り入れることで、敷居が高く思われがちな茶道を気軽に楽しく体験いただける入り口として、デジタルの面白さを体験いただける機会となりました。
【主催者より】
富士通のインタラクティブ・テック Izuminaのシステムと茶会が融合することで、今まで見たことのない新たなデジタル×伝統の体験が生まれたことを関係者一同うれしく思っています。参加してくださった方からも「とても面白く1時間があっという間だった」「初めて茶会に参加したが緊張せず楽しめた」などの感想をいただいており、このサイバー茶会を機会に、今まで茶道や茶会に興味があってもなかなか参加する機会がなかった方々にも茶の湯の世界を知ってもらうきっかけになればと思っています。次回は研究所の中ではなく、誰でも参加できるオープンスペースでの実施ができればと思っておりますので、今後の展開にご期待ください。
<CYBER CHAKAI(サイバー茶会)実施概要>
・日時:2022年1月15日(土)16日(日)両日ともに3席・各回60分
・開催場所:富士通岡田記念ライブラリー
(神奈川県川崎市中原区上小田中4-1-1/JR南武線 武蔵中原駅 徒歩3分)
・参加人数:各席4名(6席)24名が参加
・主催:ATELIER MATCHA https://ateliermatcha.com/
・後援:電通『Japan Culture Hub』 https://japanculturehub.jp/
・協力:富士通株式会社『Izuminaチーム』
・内容
① インタラクティブ薄茶 : テーマ「初釜」新春の茶席 薄茶一服(菓子付)
② サイバー茶歌舞伎:抹茶三種の聞き茶(飲み比べにより抹茶の銘柄を当てる)
③ 電動茶筅CHARAKUお点前体験:電動茶筅で自分で茶を点てる
※席主 長尾宗勢(ATELIER MATCHA代表・茶道裏千家準教授)
「ATELIER MATCHA」について
■コンセプトは「MATCHAのサードウェーブ」
世界で広がるMATCHAブーム。そんな今こそ、日本で育まれた抹茶本来の美味しさと文化を楽しめる抹茶体験を提供したい。「アトリエマッチャ」は、山政小山園・取締役の小山雅由と、日本伝統文化の海外発信を手掛けるプロデューサーである長尾千登勢、茶を通して出会った二人の「日本で生まれた抹茶本来の美味しさと文化を楽しめる抹茶体験を提供したい」という想いから誕生した「MATCHAのサードウェーブ」をコンセプトにした本格的な抹茶の味わいをカジュアルに楽しめる抹茶カフェです。
▶店舗概要
名称 :「ATELIER MATCHA(アトリエ マッチャ)」
住所 :〒103-0013東京都中央区日本橋人形町1-5-8(人形町駅徒歩30秒/水天宮前駅徒歩5分)
営業時間 :10:00~19:00(L.O.18:45)/無休
電話番号 :03-3667-7277
ウェブサイト:https://ateliermatcha.com/
京都宇治・山政小山園の抹茶について
祖先が茶生産家であった山政小山園は、技術を受け継ぎ高めながら、抹茶を作り続けています。それは、抹茶の「美味さ」を追求してきた歴史です。ごく一部の人々のために、高価な抹茶だけをつくるのではなく、また、ブームに乗って安価な抹茶だけを大量生産することでもない。抹茶に魅せられ飲みたいという世界中の方のために、「美味さ、ありき」を貫き、栽培から挽上げまで一貫した製造によって、良品かつ適正な価格でお届けするのが山政小山園の抹茶です。Webサイト:https://www.yamamasa-koyamaen.co.jp/
「ATELIER MATCHA」プロデューサー・プランナー紹介
ATELIER MATCHAプロデューサー
茶会プロデューサー/TZEN株式会社 代表取締役CEO
長尾 千登勢(ながお ちとせ)
株式会社電通でのグローバルクリエーティブ・PRディレクターおよび伝統文化発信プロジェクトJapan Culture Hub代表を経て、2021年TZEN株式会社を設立。宮大工茶室「無名庵」、VR茶会「茶空会」、マルチアングル能楽「すまほ能」等、日本の伝統文化を世界に発信する事業開発及びコンサルティング事業を立ち上げる。電通時代は大手企業、政府官公庁の広告コミュニケーションの戦略立案、クリエーティブ、PRに従事。2016年には米国のPR会社・Mitchell Communicationsに短期出向。東京コピーライターズクラブ会員。南アフリカ・ヨハネスブルグ育ち。裏千家専任講師(長尾宗勢)。英仏語に対応。共著に「エピック・コンテンツマーケティング―顧客を呼び込む最強コンテンツの教科書」(マグロウヒル社)。TZEN株式会社Webサイト:https://www.tzen.jp/
ATELIER MATCHAプランナー
京都・宇治 山政小山園 株式会社山政小山園取締役
小山 雅由(こやま まさよし)
1980年、京都府宇治市生まれ。株式会社山政小山園取締役。製茶問屋である山政小山園の経営に携わる父と華道家元の母方家系に生まれる。大学院卒業後、営業やマーケティングプランナーを経験し、ブランドコンサルティング会社に転職。その後、家業に入って以降はマーケティングの責任者として、ブランドデザインや商品企画、プロモーションを手掛ける。「美味さ、ありき。」を信条に、賞味品質の高い日本茶、特に抹茶の楽しみ方をさまざまな国や世代に伝えるための活動を続けている。また、一級建築士の資格を持ち、文化・芸術への関心も強い。2019年から辻製菓専門学校非常勤講師を務める。2021年3月、抹茶好きへ贈る、新提案の抹茶ドリンクレシピ本「ごちそう抹茶ドリンク」を刊行。「見た目だけじゃなく味も良い抹茶ドリンクがあったらいいのに」「抹茶を使ったお菓子作りはむずかしそう…」そんな人のために簡単で美味しく、満足感のある“ごちそう"抹茶ドリンクを提案。
株式会社山政小山園Webサイト:https://www.yamamasa-koyamaen.co.jp/
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