ソーシャルプロダクツ・アワード2024：スミッチが「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞

水道水から自分でミネラル水を作り、おいしい水と環境・社会貢献を両立する日本初のアルカリ浄化炭ブランド「スミッチ」が、ソーシャルプロダクツ賞を受賞したことをお知らせします

株式会社クジラテラス

2024年3月27日 08時00分

◆ソーシャルプロダクツ・アワード（SPA）とは

ソーシャルプロダクツ・アワード（SPA）は、持続可能な社会の実現につながる優れた「ソーシャルプロダクツ」に光をあて、社会性と商品性の両面を評価する日本ではじめての表彰制度です。
2012年に始まり、SPA2024で11回目を迎えました。優れたソーシャルプロダクツの情報を生活者に広く提供するとともに、ソーシャルプロダクツを通して持続可能な社会づくりに取り組んでいる企業、団体を応援しています。

https://www.apsp.or.jp/socialproductsaward/

◆審査評価コメント

安全な水を身近にできるだけでなく、ペットボトルや市販の浄水器に使われるプラスチックの大きな削減にも繋がる取り組み。使用後に防災用に再利用できることをガイドしており、災害備蓄としても推している点や、さまざまな草の根活動にも取り組むなど、影響力のある活動・ブランドだと感じる。アイテムそのものが、ライフスタイルと密接する飲料水と直結するものであることは、生活者にとっての行動変容にも直接的に繋がる。昔からある知恵と資源を上手にリブランディングしており、炭の良さを再認識させてくれている。

災害時における再利用の紹介

2011年の東日本大震災時、スミッチの地元である岩手県では長期にわたる停電や燃料不足がありましたが、木炭を用いて暖を取り、お湯を沸かすなどして助け合って過ごされた方々の経験を伝えています。

◆スミッチの環境・社会貢献

スミッチの利用により、ユーザーは様々な形で環境と社会に貢献します。

・水道水を飲むことによる飲料水利用のペットボトル削減や浄水器などのプラスチック削減

・森林循環から生まれるナラ炭の利用による森林循環貢献

・就労支援施設との製造協力による福祉貢献

さらに、使い捨てプラスチック不使用、森林保全への寄付、植樹活動参加、清掃活動、地域教育イベント支援など、積極的な社会貢献活動を展開しています。これらを通じ、環境や社会課題への関心を高めるきっかけづくりを行っています。

◆ユーザーの声

すべて公式オンラインショップにお寄せいただいたレビューです　

・飲み水はペットボトルを買っていましたが、スミッチを利用するようになって買わなくなりました。

・プラスチックフリーを少しだけ出来ればと思い購入しました。

・長年ペットボトルを購入していましたが、買い物は重くて大変でゴミも増えました。でも、スミッチが我が家にきてから、重い荷物やゴミの処理から解放され、何より安心安全なお水が飲めて嬉しいです。

・10歳の娘もスミッチのお水が大好き。エコで経済的なスミッチ、最高です。

◆スミッチについて

スミッチは、水道水でおいしいミネラル水を作り、飲料水利用のペットボトル使用を減らし、森林循環に貢献する商品サービスです。また、ユーザーは毎日の使用を通じて、環境と社会貢献への興味関心を深めていくことにもつながります。

スミッチは、岩手県産のナラ炭を水道水浄化用に加工。ナラ炭は備長炭に比べ約3倍の吸着力を持ち、水のにおいや遊離残留塩素を除去します。さらに、ナラ炭からミネラルが溶出し、水をまろやかな弱アルカリ水にします。ナラ炭のこれまであまり知られていなかった特性を活かすと共に、製造から使用後まで社会に良い影響を与える仕組みにしています。

スミッチのイラストデザインは、イラストレーターのkilldisco氏によって生み出されています

◆ユーザーの環境貢献

私たちは、一人一人の水を飲む毎日の小さな行動の積み重ねが、大きな力となっていくことを実感していただきたいと考えています。そのため、2021年10月の発売から、「ペットボトルみんなで削減中」の進捗（想定される削減本数）とそのCO2量換算値をスミッチのホームページで公開しています※。これまでに、スミッチユーザーによるペットボトルの削減本数は3,014,928本に達し、これはCO2で358.78トンの削減に相当します。

想定削減本数とCO2量換算について

想定削減本数は、スミッチで生成された水の量を500mlペットボトルに換算しています。専用水差しを使用して1日に3回水を作ると仮定し、1日あたり3.6リットルで計算しています。

CO2量換算は、500mlペットボトル1本あたりのCO2排出量を119gとして計算しています。この数値は、環境省の「リユース可能な飲料容器およびマイカップ・マイボトルの使用に係る環境負荷分析について」(p17)に基づいています。

◆ユーザーアンケート結果

2023年9月に実施したスミッチ定期便利用者を対象としたアンケート結果です

購入動機として最も多かったのは「ペットボトル削減につながる」で、利用者の半数以上がペットボトルの削減を動機にスミッチを購入しています。さらに使用後では、「水の味、おいしさの向上」が71%と評価の中で最も高く、スミッチの提供する水の品質に対する満足度が高いことを示しています。また、製品の使用によりユーザーが、森林循環に対する意識が高まり、エコな生活スタイルの良さを実感していることも読み取れます。

◆スミッチの誕生ストーリー

株式会社クジラテラスは、2017年に岩手県久慈市—人口3万2千人の小さな町で、地域の住宅会社として設立しました。創業翌年から地域創生にも取り組み、この過程で地域資源、ナラ炭に出会い、多くの方々に手ごろな価格でおいしい水が飲める暮らしを提供したいという想いから「スミッチ」を開発しました。おいしい水の提供と環境・社会への貢献を両立させるコンセプトのもと、安全で安心な飲み水をお客様に提供できるよう、煮沸消毒加工や様々な分析試験を実施し、ナラ炭の持つ可能性を現代に合わせて再定義しました。