【住まいと防災意識に関するアンケート調査】4人に1人が自宅に備蓄品なし 備蓄していない理由の1位「どんな物を買っていいか分からない」が最多の34.8%
〜集合住宅が提供する備蓄品が「ある」と回答したのは全体の19%、「内容に満足している」との回答はわずか6.3%という結果に〜
- 調査背景
- 調査概要
調査方法:インターネット調査 調査対象:20代~60代の全国の男女(全国調査) 有効回答数:526 調査実施日:2023年2月17日-2023年2月20日 |
- 調査サマリー
・日頃の防災備蓄「している」が71.2%(≒4人に1人が「していない」) ・防災意識「している」が最多の43.0%、「あまりしていない」26.7%、「どちらともいえない」21.9% ・防災備蓄品の上位 1位:水(304票≒57.7%) 2位:懐中電灯(260票≒49.4%) 3位:電池(220票≒41.8%) ・備蓄していない理由の1位「どんな物を買っていいか分からない」が最多の34.8% 「置く場所がない」の29.6%と合わせて6割超を占めた ・集合住宅が提供する備蓄品「ある」と回答したのは全体のわずか19%、「ない」が最多45.5% ・集合住宅に備えて置いて欲しい防災備蓄品の上位 1位:水(457票≒81.3%) 2位:ブランケット・毛布(260票≒62.9%) 3位:簡易トイレ(220票≒53.7%) ・「条件が同じであれば備蓄品が用意されている物件に住みたい」という回答が95%にのぼった |
- 調査結果について
調査の結果、現在自宅に備蓄品を用意しているかとの問いに「している」と回答した人は全体の71.2%となり、多くの方が備蓄品を備えている一方で約4人に1人は備蓄していないという実態が浮き彫りとなりました。
また、防災意識については「全く意識していない」「あまり意識していない」「どちらともいえない」の合計は51.5%にものぼり、「非常に意識している/意識している」と回答した人を上回る結果となりました。
そして、備蓄をしていない方に理由を尋ねた設問では「どんなものを買っていいか分からない」という回答が最多の34.8%を占め、「置く場所がない」といった回答も29.6%で続き、特に単身者世帯の場合においてこれらの回答が目立つ結果となりました。周辺の地域性や地形によっても様々ですが、日頃からの防災意識が高く備蓄品を用意されている方はそう多くないといった現状が浮き彫りとなりました。
一方で、備蓄をしている方に具体的な備蓄品の内容を尋ねた設問において、上位3つは
1位:水(57.7%)
2位:懐中電灯(49.4%)
3位:電池(41.8%)
が挙げられました。その他にもカップラーメン類やレトルト食品なども一定数の票を集めましたが、自然災害の影響が長期間にわたる場合においてはビタミンの不足や塩分の過剰摂取等、栄養素の偏りが起こるため、こうした備蓄品が十分といえるのか疑問が残る回答結果となりました。
現在住んでいる集合住宅で防災備蓄品が用意されているか尋ねた設問では、「ない」が最多の45.5%を占め、「わからない」と回答した方も35.4% にのぼり、「ある」と回答したのが全体のわずか19%にとどまりました。
さらに、用意されている防災備蓄品の満足度については「とても満足している/少し満足している」の合計が全体の6.3%にとどまり、「全く満足していない/あまり満足していない」の合計が32.8%にのぼりました。集合住宅にお住まいの多くの方が、現状の防災備蓄品について満足していないという結果となりました。
また、住居の種類や間取り、同居人数ごとに回答結果を分析した結果、持ち家の回答者の方が備蓄品を用意している傾向にあり、賃貸に住んでいる回答者のうち約半数の集合住宅において防災備蓄品が用意されていないことが分かりました。
さらに、その他の条件が同じ場合には「防災備蓄品が備わっている物件に住みたい」と回答した人が94.7%にものぼり、集合住宅において防災備蓄品が用意されていることは多くの方にとって好印象であることも明らかとなりました。
これらの回答結果は、集合住宅において居住者のための防災備蓄品を用意しておくことで万一の災害時に備えることはもちろん、物件探しをしている入居希望者や現在の共住者に対して好印象な影響をもたらすことを示唆しています。
実際に、現在の住まいと防災備蓄について寄せられたエピソードでは「台風で停電や断水になり、防災品がないため非常に困った」「いざとなるとパニックになってしまい、食料や水も無いのでどう動いて良いのか分からず不安だった」などの声も寄せられました。
【その他 寄せられた住まいと防災備蓄に関するエピソード】※一部抜粋
・今の物件は防災備蓄が無く、また、転勤に伴い移住したばかりで町内会にも入っていないため、いざという時に支援を受けられるか不安です。特に昨今の東京からの地方移住者への偏見など、有事の際に「村八分」のような状況に陥らないか不安に感じます。(20代:女性) ・台風で停電になった時にまさか停電すると思ってなかったので、何も準備出来てなくて少しパニックになりました。今住んでるマンションは停電すると水道も止まってしまうらしく、風呂水も貯めてなかったのでトイレがとても困りました。幸いガスが付いたので食事はある物で何とかなったのですが、暗い中での調理は危険が多く大変でした。周りのマンションが復旧していってもここだけなかなか復旧せずマンションの管理もちょっと心配になりました。(30代:女性) ・以前住んでおりましたマンションは、災害時在宅の有無を知らせる磁石で付くステッカー(20cm×30cm位)を玄関ドアに張り避難または外出するルールでした。気づかれないで取り残された人が出ないようにとの配慮ですが良いルールだと思います。防災備蓄においては、基本的にはそれぞれで用意するものだと考えておりますが、使用期限や消費期限を考えなくてよい物は準備してあると心強いです。(60代:女性) ・現在住んでいる住宅は、台風のときや地震で停電が一般の賃貸よりも長く止まってしまい電池の備蓄をしっかりとしておけばよかったと思いました。ソーラーバッテリーにも興味がわきました。断水の経験もありますが、お風呂に貯めておけばお手洗いに、使用できました。保存できる食材も重宝するので保存しローリングストックは気にしています。災害時には大きな企業様がお力をかしてくれるなどがあれば、近所の住民はとても助かります。(40代:女性) ・以前住んでいたマンション(高層階)は備蓄がまったくなく、電気水道が3日間止まった時、非常階段を使って水や食料を何度も往復して買い出しに行かなくてはならず、体の不自由な人は身動きができず困っていました。自家発電があったり食料や水等、そういった時、備蓄してくれている集合住宅の方が安心だと思いました。(40代:女性) ・熊本地震で被災したが、水が出ないのに一番困った。電気が開通するまで一日半足らずの軽被害だった当地でも、一階から七階の自室まで、階段で水運びをするのは堪えた。 それ以来、ペットボトルに水を入れたものを家の各所の隙間に備蓄するようにした。風呂水も毎日抜いていたのを抜かないようにした。 (50代:女性) |
この他にも、地震や火事に限らず、台風や雪、落雷などの影響で停電や断水を起こし、電気/ガス/水道が使えなくなるケースで困ったという方は多くいらっしゃいました。
今回の回答結果や上記の可能性も考慮すると、ご自身で最低限の防災備蓄品を用意することはもちろん、集合住宅の管理側も入居者のための防災備蓄品を備えておくことが重要といえるでしょう。
- Laspyが提供する備蓄プラットフォーム「あんしんストック」について
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代表者 : 代表取締役社長 藪原拓人
所在地: 東京都中央区日本橋富沢町9-4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町303
設立 : 2021年2月
事業内容:防災備蓄共同保有プラットフォーム「あんしんストック」の開発、運営
顧問弁護士 : 関 善輝(弁護士法人MASSパートナーズ法律事務所)
顧問税理士 : 石割 由紀人(Gemstone税理士法人、パートナー)
- ご参考情報
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000092071.html
・はたらく人の防災意識の実態調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000092071.html
・株式会社Laspyの防災備蓄サービス「あんしんストック」、賃貸マンション『コスモグラシア内神田』に初導入
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000092071.html
・日本橋兜町・茅場町エリアの金融系スタートアップ向けオフィス「FinGATE」にて防災備蓄プラットフォーム「あんしんストック」を試験導入
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000092071.html
・東京ダイヤビルディング(東京都中央区新川)で防災備蓄プラットフォーム「あんしんストック」によるあんしんして生活できる街づくりの実証実験を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000092071.html
・防災備蓄共同保有プラットフォーム「あんしんストック」を展開する株式会社Laspyがシードラウンド資金調達のファーストクローズを5,000万円で完了
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000092071.html
・NHK「おはよう日本」の経済コーナー「おはBiz」で、Laspyの取り組みが紹介
https://laspy.net/nhk_ohabiz/
・日本初!災害の程度に応じて防災備蓄を提供! ビジネスモデル特許「災害備蓄提供システム」を取得
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000092071.html
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