テロワールから創造へ ユネスコ世界遺産「ブルゴーニュのクリマ」と現代創造
ヴォーヌ・ロマネ文化芸術センター (VRCAC) × Domaine Méo-Camuzet
主催:Vosne-Romanée Culture & Arts Center × GEN DE ART
Special participation by Domaine Méo-Camuzet

バーゼル、2026年6月20日――Art Basel Basel 2026 の会期中、ヴォーヌ・ロマネ文化芸術センター(Vosne-Romanée Culture & Arts Center、以下 VRCAC)と『GEN DE ART』は、「テロワールから創造へ(From Terroir to Creation)」をテーマとした特別セッションを開催した。
当日は、VRCAC 館長の松本オリビアが進行を務め、Méo-Camuzet 家の一員である アンジェリン・シェルフ氏を迎え、ユネスコ世界遺産に登録されたブルゴーニュのクリマ、地域文化の継承、そして現代における創造性について紹介と交流が行われた。


続いて紹介されたのは、Domaine Méo-Camuzet が取り組む若手芸術家支援プロジェクト「Méo-Camuzet Young Artists Prize」である。同プロジェクトは ENSAD Dijon(ディジョン国立高等美術デザイン学校)との協力のもと実施されており、若いアーティストたちがブルゴーニュの歴史や文化、風土から着想を得ながら創作活動を行う機会を提供している。
ブルゴーニュを代表するドメーヌの一つである Domaine Méo-Camuzet は、ワイン造りに加え、文化・芸術分野への継続的な取り組みも行っている。Méo-Camuzet Young Artists Prize は、若手芸術家の活動を支援するとともに、地域文化と現代芸術を結びつけるプロジェクトとして展開されている。
文化遺産や地域の歴史、風土へのまなざしを創作の中で育むことも、本プロジェクトの重要な特徴の一つである。

一方、VRCAC はブルゴーニュ・ヴォーヌ・ロマネ村を拠点に、芸術、文化、テロワール、そして国際交流を結びつける活動を展開している。展覧会や出版、インタビュー、文化事業などを通じて、地域文化と現代創造をつなぐ新たな視点を発信している。
セッションでは、文化遺産をどのように現代の創造へと結びつけていくかについても紹介された。長い歴史の中で育まれてきた風景や伝統、地域に受け継がれてきた知識や経験は、芸術や文化交流を通じて新たな表現へと展開されている。
Méo-Camuzet Young Artists Prize と VRCAC の活動は、それぞれの分野から文化継承と創造の可能性を探求する取り組みでもある。若手芸術家への支援や国際交流の推進を通じて、地域文化と現代社会を結ぶ新たな接点が生み出されている。
Art Basel という国際的な舞台で開催された本セッションは、ブルゴーニュの文化遺産が今日の創造活動や国際交流の中で新たな価値を生み出していることを示す機会となった。テロワールから創造へ――本企画は、地域文化と現代芸術を結ぶ継続的な取り組みの一端を紹介するものとなった。

Photo: Daisuke Yoshida
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