宿泊施設向けチェックインサービス『TOMARO＋』、新機能『パスキーチェックイン』の提供開始！

ゲストスマホの生体認証で人手不足の観光産業を安全にサポートします

株式会社パレスリンク

2024年3月19日 08時00分

宿泊施設向けのチェックインサービス「TOMARO＋」を提供する株式会社パレスリンク（本社：東京都港区、代表取締役：吉本祐平、以下「当社」）は、新しいチェックイン機能「パスキーチェックイン」の提供を開始することをお知らせいたします。

■新機能「パスキーチェックイン」とは

パスキーチェックインは、ゲストのスマートフォンの生体認証でチェックインできる機能です。本機能は、QRコードと暗号技術、生体認証を組み合わせた当社独自の特許技術（※1）によって実現しており、有人受付における対面での本人確認と同等のセキュリティレベルを無人チェックインで実現できます。チェックインにおける応対の省人化や無人チェックインが必要なシーンにおいて、正規のゲストへのなりすましや不正滞在を防止し、スピーディに本人確認を行うことが可能となります。

（※1）パスキーチェックインに関する特許取得済み（特許第7442893号）

■「パスキーチェックイン」の導入メリット

・導入施設のメリット　

宿泊施設のフロント等において、顧客応対時間を短縮し、待ち行列の解消や業務効率化に役立ちます。ゲストのスマートフォンでチェックインが完結するため、タブレットやチェックイン端末、顔認証用のカメラすらも設置が不要となります。フロントスペースが狭く限られている場所や電源供給が難しい場所、屋外チェックインが必要な場所であっても、ゲストを待たせることなくスピーディにチェックイン対応を行うことが可能です。デバイス設置による初期導入コストや保守・メンテナンスコスト、ゲストへの操作説明にかかるコスト等の削減効果も見込めます。

・旅行客・宿泊ゲストのメリット

ゲストは、自身のスマートフォンを使った生体認証によってスピーディかつ簡単に本人性を証明することができます。また、パスキーチェックインにおける生体認証技術は、個人情報となる生体情報をゲストのスマートフォン外部の通信経路で扱うことなく本人確認処理が可能なため、プライバシーが保護されます。

既にTOMARO＋をご利用の施設様は、本機能を既存の契約内でご利用いただけます。

■新機能開発の背景

・宿泊名簿に必要な本人確認

宿泊業では、旅館業法とその施行規則によって宿泊名簿の正確な記載と保存が求められています。宿泊名簿記載のためのゲスト情報の取得には、元々、食中毒や感染症発生時の経路特定といった公衆衛生の観点での目的がありました。後に、世界的なテロや犯罪事件の発生を受け、外国人ゲストにはパスポートの提示や旅券番号を求める等、テロや不法行為の防止の観点での目的が加わりました。こうした観点から、宿泊業の玄関帳場では本人確認が必要とされています。

・宿泊現場の深刻な人手不足

コロナ禍以前より人手不足が叫ばれていた宿泊業は、コロナ禍での需要低下と事業継続の難化を背景に現場の従業員は他業界に流れ、また、コロナ収束を機に回復した旅行需要により相対的にさらなる人手不足に陥っています。この人手不足の問題は人口減少の国内において今後も長期的に進行するものと予想されます。

目下コロナ明けで回復した旅行需要は、現場の人手不足の問題で対応が追い付かず、需要の取りこぼしが懸念されている状況です。こうした背景の中、観光業ではマンパワーに頼らない生産性向上が喫緊の課題となっています。

・生体認証機能付きスマートフォンの普及

近年販売されているスマートフォンは、技術的進歩によってカメラやセンサーの性能が飛躍的に向上し、ほとんどの端末において生体認証機能が使えるようになっています。その多くは画面ロックの解除やオンラインサービスへのログインシーンで活用できるものとなっており、今後も技術進歩により認証精度の向上やUIの改善等が加速していくものと予想されます。

上記の理由を背景に、宿泊施設にとっても、旅行者にとっても利便性の高い機能としてパスキーチェックインを開発しました。

◼︎TOMARO＋とは

ゲストのスマートフォン１つで宿泊施設のフロント業務を削減し、スムーズな滞在体験に繋げる新しいモバイルチェックインソリューションです。チェックイン業務を中心に宿泊現場の人手不足をサポートし、現場の効率的なオペレーションを可能とします。導入施設様は「TOMARO＋」にお部屋を登録し、チェックイン用QRコードを発行後、施設に設置するだけでかんたんに運用を開始することができます。

■今後の展開

パスキーチェックインは、宿泊施設におけるチェックイン、ワーケーションや施設の時間貸し利用時のチェックインに使えるよう展開を予定しております。様々なタイプの施設への導入を通じてUI/UX改善につなげ、滞在体験へのシームレスな接続を目指します。また、取得した宿泊した名簿情報や宿泊アンケート機能等を通じてリピート客に効果的なマーケティング施策を打てるしくみを開発中です。将来的には、宿泊施設だけでなく、空港やカーシェア、フェリー等、今後到来するMaaS領域へと活用領域を拡げ、旅行客一人ひとりに合ったサービス提供が可能なサービス基盤としての展開を予定しております。