日本商工会議所青年部 環境負荷軽減を実践し、CO₂削減量 4294.8㎏を達成
地球環境の課題を解決する取り組みを実践
令和5年度 日本商工会議所青年部(日本YEG)会長の木村麻子は、日本の文化的発展と革新的な一歩となる1年間を目指し、スローガンに「Challenge Everything~持続可能で心豊かな未来への貢献~」を掲げ、重点項目のうち「SDGs・人と自然の持続可能な共生社会推進」における取り組みを実践した成果を発表した。
共生社会の実現に必要な意識変革
日本YEGは、年間を通じて、持続可能な共生社会に向けた取り組みを推進し、常に新しい社会を見据え未来をかたちづくる「challenge2030」の取り組みと、全国各地の商工会議所青年部(YEG)会員が、各地で実践できる仕組みを提案した。
「challenge2030」とは、SDGs達成目標年である「2030年」と、日本YEGスローガン「Challenge Everything~持続可能で心豊かな未来への貢献~」に由来して銘打った。この活動は、CO₂を年間2,030kg削減することを目標とし、脱炭素やCO₂削減に繋がる取り組みを習慣化できるようSDGs・男女共同参画推進委員会が中心となり、取り組んだもの。
日本YEG出向者355名を対象に、年間10回の諸会議と交流会の機会に活動した結果、当初の目標を大幅に上回る年間4294.8㎏のCO₂削減を達成した。
CO₂削減実績の詳細は以下の通り
・第3回役員予定者会議(奈良県奈良市) 196.6㎏
・第5回役員予定者会議(奈良県奈良市) 219.9㎏
・第315回役員会(香川県高松市) 417.8㎏
・全国会長会議(東京都千代田区) 709.2㎏
・第316回役員会(大分県中津市) 489.1㎏
・第317回役員会(高知県高知市) 287.4㎏
・第318回役員会(石川県小松市) 384.9㎏
・第319回役員会(北海道札幌市) 319.6㎏
・第320回役員会(広島県広島市) 336.3㎏
・第321回役員会(高知県高知市) 310.7㎏
・第322回役員会(静岡県浜松市) 256.3㎏
・第323回役員会(千葉県柏市) 367.0㎏
合計4294.8㎏
持続可能な未来への挑戦 フードロス削減の取り組みを実践「1510運動」
「1510(いちごーいちまる)運動」は、環境省が推奨する、食べ残しを減らそうと呼び掛けるキャンペーン「3010(さんまるいちまる)運動」をアレンジした活動。
青年経済人が情報交換を目的とした食事を伴う交流会において、乾杯から最初の15分と終了10分前を自分の席で料理を楽しむ時間と設定し、フードロス削減に取り組んだ。
上)1510運動・フードロス削減の呼びかけ
下)1510運動を実践した食事を伴う交流会
循環型社会の実現に向けた挑戦 タンブラーの使用を推奨
会議や各種事業では、環境負荷軽減のため、タンブラーの持参を推奨し、各所で給水スポットを設けるなど、ペットボトルの使用削減に努めた。
これらの活動では、誰もが率先して行動できるよう、推定CO₂削減量を可視化する啓蒙パネルの設置と積極的な呼びかけにより、当初の年間CO₂削減量目標2030kgを大きく超え、4294.8㎏の削減を実現した。
上)中心的に呼びかけを行った令和5年度日本YEGのSDGs・男女共同参画推進委員会
下)推定CO₂削減量の可視化した啓蒙パネル
ほかにも、日本YEG主催の各事業において、1510運動や食べ残しの削減を実践し、紙パックでのドリンクの提供や環境配慮型のゴミ袋の設置、分別方式の導入などを通じ環境負荷の低減に取り組んだ。
上)サントリーホールディンス株式会社の協力による「ボトル to ボトル※」の水平リサイクル
※使用済みペットボトルを新たなペットボトルに再生
下)環境配慮型ゴミ箱の設置し分別方式を導入
誰一人取り残されないデジタル社会実現へ
同様の取り組みを行おうとする各地のYEGの活動を推進し、CO₂削減量算出の手法を提案する「脱炭素取り組みマニュアル&事例集」を作成するとともに、共生社会実現に向けた進捗確認、目標設定が可能な評価システムを公開した。
評価システムのイメージ
日本YEGは青年経済人の団体として、持続可能で心豊かな日本の未来を目指し、積極的な行動を起こすと共に、全国各地のYEGが実践する「循環型社会の実現」に向けた取り組みへの支援を継続する。
https://yeg.jp/yeg2023/sdgs/
▼日本YEG(日本商工会議所青年部)とは
若手経営者・後継者の相互研鑽と資質向上、交流を通じて、企業の発展と豊かな地域経済社会を築くことを目的とした青年経済団体で、国内各地の商工会議所に設置。
全国組織である日本YEGは、昭和58年4月1日に発足。
日本YEG加入青年部数:417箇所
日本YEG会員数:約32,400名 (※2024年2月末現在)
令和5年度日本YEG会長 木村麻子 所信全文・スローガンページ
https://yeg.jp/yeg2023/believe/
地域の個性や魅力が溢れる新しいまちづくり、心豊かで持続可能な未来社会の実現に向けて、日本YEGは時代や地域の課題解決にチャレンジし、新たな文化的発展に寄与する。
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