音楽家、サウンド・アーティストevalaによる「音の出る絵画」の展覧会を目黒区のギャラリー「LOWW」で2023年8月18日(金)より開催。
本作は、大日本印刷と共同制作した特殊プリントと平面パネルスピーカー技術の組み合わせによって、絵画そのものから音が発せられる作品です。
2023年8月18日(金)〜29日(火)
evala / Score of Presence
会期:2023年8月18日(金)〜8月29日(火)
会場:LOWW(ロウ)
住所:東京都目黒区大岡山1-6-6
時間:12:00〜20:00
休廊日:水曜日
入場料:無料
音楽家、サウンド・アーティストevalaによる平面作品“Score of Presence”を展示します。
“Score of Presence”とは、evalaによる「音の出る絵画」シリーズであり、
空間音響のデータをevala独自のアルゴリズムによって視覚化したビジュアルイメージによって構成されます。
また本作は、大日本印刷と共同制作した特殊プリントと平面パネルスピーカー技術の組み合わせによって、絵画そのものから音が発せられます。
光によってブラック&シルバーの絵画に色彩があらわれ、鑑賞角度によって多彩に変化していくこの作品は、「楽譜からこぼれたもの」に着目し、空間そのものを作曲してきたevalaによる「楽譜の提示」であり、鑑賞者自身に委ねられる“気配の再生装置”となります。
photo by Harumi Shimizu
Special Thanks to: Dai Nippon Printing Co., Ltd.
アーティストプロフィール
evala
音楽家、サウンドアーティスト。
新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」主宰。立体音響を駆使した独自の“空間的作曲”によって、先鋭的な作品を国内外で発表。これまでに『大きな耳を持ったキツネ』(NTT ICC,2013, Sonar+D, Barcelona 2017)、『Our Muse』 (ACC, Gwangju Korea 2018)のほか、SONY Sonic Surf VRを用いた576ch音響インスタレーション『Acoustic Vessel Odyssey』(SXSW, Austin 2018)などを展開。
近作として、2020年「インビジブル・シネマ(耳で視る映画)」をコンセプトにした話題作『Sea, See, She ーまだ見ぬ君へ』をスパイラルホール(東京・表参道)にて世界初上映し、第24回文化庁メディア芸術祭アート部門にて優秀賞を受賞。2021年1月にリリースした空間音響アルバム『聴象発景 in Rittor Base – HPL ver』が、国際賞プリ・アルスエレクトロニカ2021 Digital Musics & Sound Art部門において、栄誉賞を受賞。
また公共空間、舞台、映画などにおいて、先端テクノロジーを用いた独創的なサウンドプロデュースを手掛けている。
大阪芸術大学音楽学科・客員教授。
NTTインターコミュニケーション・センター 「ICC アニュアル2023 ものごとのかたち」展にて、発表から10周年となる代表作品『大きな耳をもったキツネ』全4曲および『Our Muse』を再展示。(2023年6月24日(土)〜2024年1月14日(日))
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