イグス、栃木県さくら市に新工場
栃木4拠点を集約 在庫・アセンブリー機能を拡大 2026年春に稼働予定

イグス(東京都墨田区)は、栃木県さくら市に新工場を建設することをお知らせします。新工場の延床面積は約10,000㎡で、竣工は2026年春を予定しています。
新工場の概要

所在地 |
栃木県さくら市上阿久津 |
着工 |
2025年5月(予定) |
竣工 |
2026年春(予定) |
敷地面積 |
41,833㎡ |
延床面積 |
約10,000㎡ |
取り扱う製品 |
ケーブル保護管、ケーブル、レディーチェーン、樹脂ベアリングなど |
移転の背景・目的
当社はこれまで、国内の在庫・アセンブリー拠点として栃木県内の計4カ所で稼働してまいりましたが、事業が拡大する中、既存工場のスペースでは効率的な生産ラインを組むことに限界が生じ、自動化・省力化設備の導入にも制約が発生してきておりました。また、将来的なビジネス拡大に対応できる生産体制の構築、倉庫機能の拡充も大きな課題となっておりました。
そのような中で、当社はさらなる在庫保管能力の拡大、効率的な生産体制の構築および出荷体制の強化を図ることを目的に、土地・建物に約35億円を投じて工場を新設することとし、この度、現工場がある栃木県那須烏山市に隣接する同県さくら市に事業用地を取得しました。4拠点の在庫・アセンブリー機能を全て新工場に移転・集約し、2026年春より稼働を開始する計画です。
新拠点の特徴・設備
点在する既存4拠点を十分なスペースがある新工場に集約することで、工場・倉庫拠点間の輸送をなくし物流効率を向上させるとともに、事業拡大に対応する工場の体制を整えます。新工場の設立により、在庫保管能力は2024年比で約70%増加する見込みです。
また、新拠点では、自動化・省力化機器の導入や生産ラインの見直し、新たな倉庫システムの導入を行うことで、労働生産性を向上させていくことが可能になります。さらに、新工場建屋の隣地には将来的な工場拡張に向けた約5,000㎡の用地を確保しております。
今後の展望・期待
イグスは今後も生産性の向上に取組むとともに、お客様に迅速かつ安定的に製品をご提供することで、日本の産業界の発展に微力ながら貢献してまいります。
イグス株式会社
〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル15階
Tel: 03(5819)2057(広報)
イグスについて
イグス(本社ドイツ)は、様々な産業機械や製品の可動部分に使われるエンジニアリングプラスチック製品の開発・製造・販売を行うグローバル企業です。プラスチックを開発・成形する確かな技術で、plastics for longer life®〈↑寿命を延ばしてコストを下げる↓〉 を目標に、世界中のお客様にイノベーションと安全性を届けています。
当社は1946の創業以来、無潤滑高機能プラスチックを使用したケーブル保護管、可動ケーブル、樹脂ベアリングにおいて世界のマーケットをリードしており、近年はローコストオートメーションロボット、3Dプリント製品、インダストリー4.0向けの予知保全システム・スマートプラスチックなど、様々な製品を開発し事業ポートフォリオを拡大しています。
現在、世界80以上の国と地域の企業が製品・サービスを採用しており、2022年の売上高は9億6,100万億ユーロ(約1500億円)に達しました。また、環境投資施策として、ドイツでは使用済みプラスチックのリサイクルプログラムや、プラスチックごみをオイルに還元するプロジェクトのサポートについても積極的に推進しています。
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