株式会社こんにちハロー、NTT西日本が運営する出資確約型プログラムに採択、NTTファイナンスから資金調達

～「声の可能性を広げるビジネス」で世界展開を加速～

株式会社こんにちハロー

2025年9月30日 16時00分

株式会社こんにちハロー（本社：東京都中央区、代表取締役CEO：早見星吾、以下「こんにちハロー」）は、NTT西日本株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：北村亮太、以下「NTT西日本」）が主催する出資確約型事業共創プログラム「Spark-Edge For Next Challengers」において、テーマ①「声の可能性を広げるビジネス～声の権利を守るクロスリンガル合成音声～」で採択され、NTTファイナンス（本社：東京都港区、代表取締役社長：伊藤正三、以下「NTTファイナンス」）から出資を受けました。

当社は、動画生成AIと人による監修を組み合わせ、従来よりも圧倒的なスピードとコスト効率で日本語動画を多言語に翻訳するサービス「こんにちHELLO」を展開しています。本採択により、NTTグループの技術力や権利保護の仕組みを活かしながら、声を軸とした多言語化・コンテンツ拡張サービスのさらなる拡大を推進します。

事業内容の詳細

「こんにちHELLO」は、動画内の話者の声や唇の動きを他言語で再現し、ネイティブスピーカーにも自然に受け入れられる動画翻訳を提供しています。声の抑揚・感情・方言・歌唱といった表現を含めた合成音声に対応できる点が特徴で、アニメ・映画・ゲーム・観光ガイド・教育教材など幅広い分野に活用可能です。

さらに、NTTグループが保有する音声AI技術と当社プロダクトを組み合わせることで、他言語対応範囲の拡大やリップシンク精度の向上、人手による翻訳・監修・ネイティブチェックを取り入れた高品質コンテンツの安定供給を実現し、字幕や吹替えに代わる新たな選択肢として、AI音声生成を軸に事業の拡張を目指します。

●NTT西日本による共創プログラム「Spark-Edge For Next Challengers」について

本プログラムは、NTT西日本がオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE（クイントブリッジ）」を拠点に運営する出資確約型事業共創プログラムです。採択企業はNTTファイナンスからの出資が確約され、NTT西日本による技術・資金支援を受けつつ、約3か月間の事業検証（PoC）を経て事業化を目指します。QUINTBRIDGEでの実証フィールドやネットワーク環境、ブランディング支援なども提供され、迅速な事業展開を後押しします。

協業検討内容と今後の展望

今回の採択を通じ、こんにちハローはNTTグループと共に、以下の取り組みを推進します。

「声の翻訳・生成」技術を世界市場に展開し、異文化間コミュニケーションを促進
コンテンツホルダーの権利を守りつつ、作品のグローバル流通を支援
NTTの通信品質・インフラを活かした安全な音声合成・配信サービスの提供
NTTの技術資産「合成音声技術」「クロスリンガル技術」と「こんにちHELLO」を組み合わせ、著名IP（アーティスト・声優・キャラクター）の多言語展開、企業トップメッセージの翻訳、PR・マーケティングにおける音声生成やリップシンクなど、多様な応用サービスを創出

これにより、品質と効率を両立した仕組みを構築し、世界中のコンテンツホルダーが安心して声を活用できる環境を実現してまいります。

代表取締役CEO 早見星吾コメント

「このたびNTTグループという信頼ある技術パートナーに採択いただいたことを、大変光栄に思います。こんにちハローは、声を通じて文化や感情を伝播させ、誰もが自分らしい声で世界とつながる未来を目指しています。NTTの通信インフラや権利保護の体制を活かし、安心できる形でサービスを提供し、コンテンツホルダーの価値を世界へ広げる社会に貢献してまいります。」