「やりたいこと」はある。でも動けない。20代の仕事探しを止める「自分に合う仕事の見つけ方」の壁|第7回 20代転職白書 by ツナグバ

20代322人に仕事選びの軸を調査。やりたい仕事が明確な人でも約43.9%が「探し方がわからない」と回答。仕事探しの壁は自己分析不足ではなく「自分に合う仕事の見つけ方」にあることが明らかになりました。

ツナグバ

株式会社ツナグバ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:仲村正俊、以下ツナグバ)は、2026年6月10日から6月16日にかけて、20代を対象に「仕事選びの軸に関するアンケート」を実施しました。

本調査には322名(男性162名、女性160名)が参加し、仕事を選ぶ際の考え方、職場選びで避けたい条件、自分に合う仕事の探し方について調査しました。

その結果、20代の約7割が「やりたい仕事・職種が明確ではない」と回答。一方で、「やりたいことも、避けたいこともよくわからない」と答えた人はわずか0.6%にとどまり、多くの20代が“何も考えていない”のではなく、何かしらの判断軸を持っていることがわかりました。

また、職場選びで「これだけは嫌だ」と思う条件では、「人間関係が悪い・体育会系の雰囲気」が43.2%で最多となり、給与や残業を大きく上回りました。さらに、自分に合う仕事の探し方については、「なんとなくイメージはあるが、どう探せばよいかわからない」が48.5%で最多となり、20代の仕事探しにおいては「やりたいことの有無」以上に、「どう動き出せばよいかわからない」という最初の一歩の課題が大きいことが明らかになりました。

ツナグバでは、本調査結果をもとに、20代が安心してキャリアの一歩を踏み出せる環境づくりや、個人の価値観・不安に寄り添ったキャリア支援の重要性を提案してまいります。

20代の約7割が「やりたい仕事が明確でない」一方、ほぼ全員が何かしらの軸を持っている

Q1. 仕事を選ぶとき、あなたに最も近いものはどれですか?

「やりたい仕事・職種が明確にある」と回答した人は30.4%にとどまりました。一方で、「なんとなくやりたい方向性はあるが、具体的ではない」が34.5%、「やりたいことは特にないが、避けたい働き方はある」も34.5%となり、20代の約7割が明確な職種や仕事を持っていないことがわかりました。

ただし、「やりたいことも、避けたいこともよくわからない」は0.6%にとどまっており、ほとんどの人が何らかの判断軸を持っていることも明らかになりました。

POINT

・「やりたい仕事・職種が明確にある」は30.4%
 ・「なんとなく方向性はある」と「避けたい働き方はある」がともに34.5%
 ・「やりたいことも避けたいことも不明」はわずか0.6%
 ・20代はやりたいことがないのではなく、言語化しきれていない軸を持っている可能性

男女別で見ると、男性は「なんとなくやりたい方向性はある」が38.3%と女性より高く、女性は「やりたいことは特にないが、避けたい働き方はある」が40.0%と男性を上回りました。

この結果から、男性は漠然とした方向性から仕事を考える傾向がやや強く、女性は避けたい働き方や不安要素から仕事選びを考える傾向が強いことがうかがえます。

最大のNG条件は「人間関係」。給与や残業よりも職場の空気感を重視

Q2. 職場・会社を選ぶとき、「これだけは嫌だ」と思う条件を教えてください。

職場選びで最も避けたい条件として、最多となったのは「人間関係が悪い・体育会系の雰囲気」で43.2%でした。2位の「給与が低い・上がらない」22.1%、3位の「残業・長時間労働」14.3%を大きく上回る結果となりました。

20代にとって、仕事選びにおける最大の不安は、待遇や労働時間だけではなく、日々の職場での人間関係や雰囲気であることが見えてきます。

POINT

・職場選びのNG条件1位は「人間関係が悪い・体育会系の雰囲気」43.2%
 ・給与の低さは22.1%、残業・長時間労働は14.3%
 ・「上司・会社の指示が理不尽」は7.5%で最下位
 ・理不尽な指示そのものよりも、職場全体の人間関係や空気感への不安が強い傾向

男女別では、女性の50.0%が「人間関係が悪い・体育会系の雰囲気」をNG条件として選択し、男性の36.4%を大きく上回りました。一方で、男性は「給与が低い・上がらない」が27.8%と、女性の16.3%より高い結果となりました。

このことから、女性は職場の人間関係や雰囲気に対する不安が強く、男性は給与面への感度が比較的高い傾向がうかがえます。

「自分に合う仕事の探し方が明確にわかっている」20代は16.8%にとどまる

Q3. 自分に合う仕事の探し方について、今の状況に最も近いものはどれですか?

自分に合う仕事について、「イメージが明確にあり、探し方もわかっている」と回答した人は16.8%にとどまりました。

一方で、「なんとなくイメージはあるが、どう探せばよいかわからない」は48.5%で最多となり、「自分に何が合うのかわからず、探せていない」20.2%、「探そうとは思っているが、何から始めればよいかわからない」7.8%、「今は特に探していない」6.8%を合わせると、8割以上が仕事探しに何らかの迷いや停滞を抱えていることがわかりました。

POINT

・「探し方まで明確にわかっている」は16.8%
 ・最多は「なんとなくイメージはあるが、どう探せばよいかわからない」48.5%
 ・20代の仕事探しの課題は、自己理解だけでなく最初の一歩にある
 ・やりたいことを見つける支援だけでなく、具体的な探し方に伴走する支援が求められる

男女別では、女性の「探そうとは思っているが、何から始めればよいかわからない」が10.6%と、男性の4.9%の約2倍となりました。また、「今は特に探していない」も女性が10.0%、男性が3.7%と差が見られました。

女性の中には、仕事探しへの関心はありながらも、何から始めればよいかわからず、行動に移せていない層が一定数存在していると考えられます。

「やりたいことがある人」も動けていない。仕事探しを止めているのは最初の一歩の見えづらさ

Q3 選択肢

全体

自分に合う仕事のイメージが明確にあり、探し方もわかっている

36.73%(36人)

なんとなくイメージはあるが、どう探せばよいかわからない

43.88%(43人)

自分に何が合うのかわからず、探せていない

9.18%(9人)

探そうとは思っているが、何から始めればよいかわからない

4.08%(4人)

今は特に探していない

6.12%(6人)

合計

100%(98人)

Q1とQ3のクロス集計では、「やりたい仕事・職種が明確にある」と答えた層のうち43.9%が、「なんとなくイメージはあるが、どう探せばよいかわからない」と回答しました。

つまり、やりたいことが明確にある人であっても、必ずしも仕事探しをスムーズに進められているわけではありません。

これまでキャリア支援では、「まずはやりたいことを見つける」「自己分析をする」というアプローチが重視されてきました。しかし今回の結果からは、やりたいことの有無だけではなく、「それをどう仕事探しにつなげるか」「最初の一歩をどう踏み出すか」が大きな課題であることが見えてきます。

一方で、「やりたいことは特にないが、避けたい働き方はある」と答えた層では、「自分に何が合うのかわからず、探せていない」が38.7%で最多となりました。

この層は、明確な希望職種は持っていないものの、避けたい働き方や不安は持っています。したがって、「やりたいことがない」とひとくくりにするのではなく、「何を避けたいのか」「どんな環境なら安心して働けるのか」からキャリアを考える支援が重要だと考えられます。

「人間関係は入ってみないとわからない」最も重視しているのに、最も確認しづらい条件

自由回答では、「人間関係は入ってみないとわからない」「求人票だけでは職場の雰囲気が見えない」といった声が複数見られました。

職場選びで最も避けたい条件は「人間関係」でしたが、求職者にとって人間関係や職場の空気感は、入社前に確認しづらい情報でもあります。

「最も重視しているのに、最も見えにくい」という矛盾が、20代の仕事探しを難しくしている可能性があります。

また、自由回答では「周りと比べて焦る」「何から始めればいいかわからない」「エージェントに相談しても自分に合う仕事を見つけてもらえなかった」といった声も見られました。

20代の仕事探しには、情報不足だけでなく、孤独感や不信感、行動への不安が重なっていることがうかがえます。

「やりたいことがない」の中身は男女で異なる。採用・支援側にも丁寧な理解が必要

今回の調査では、同じ「やりたいことが明確でない」状態でも、男女で傾向の違いが見られました。

男性は「なんとなくやりたい方向性はある」が38.3%と高く、漠然とした前向きな方向性を持つ人が多い一方、女性は「やりたいことは特にないが、避けたい働き方はある」が40.0%と高く、働き方や職場環境への不安から仕事選びを考える傾向が見られました。

この結果は、採用側やキャリア支援側が「やりたいことがない」という言葉を一律に捉えるのではなく、その背景にある不安や価値観を丁寧に見ていく必要があることを示しています。

特に、女性は人間関係への不安や、何から始めればよいかわからない停滞感が強く出ており、安心して相談できる環境や、具体的な行動に落とし込むサポートが重要になると考えられます。

まとめ「自己分析」だけでは届かない。20代に必要なのは、軸を行動に変える支援

今回の調査から、20代の多くは「やりたいことがない」のではなく、「なんとなくの方向性」や「避けたい働き方」といった判断軸を持っていることがわかりました。

しかし、その軸をどのように仕事探しへつなげればよいのか、どの求人を見ればよいのか、どのように一歩目を踏み出せばよいのかについては、多くの人が迷いを抱えています。

特に、人間関係や職場の雰囲気といった、求人票だけでは見えにくい情報への不安は大きく、仕事探しの行動を止める要因になっている可能性があります。

ツナグバでは、20代一人ひとりの価値観や不安に寄り添いながら、自己理解だけで終わらない、具体的な仕事探しの一歩まで伴走する支援を行ってまいります。

本調査転用時のご注意

本調査結果の転載にあたっては、株式会社ツナグバ「仕事選びの軸に関するアンケート」を出典として明記し、公式ウェブサイトへのリンクを設定いただきますようお願いいたします。

調査概要

調査名:仕事選びの軸に関するアンケート
 調査方法:インターネット調査
 調査期間:2026年6月10日〜2026年6月16日
 調査人数:322人
 性別:男性162人、女性160人
 調査対象:20代男女
 調査実施:100人アンケート
 発表:株式会社ツナグバ

会社概要

商号:株式会社ツナグバ
 事業内容:有料職業紹介事業・経営コンサルティング業務
 代表取締役社長:仲村正俊
 URL:https://www.tunaguba.co.jp/
 所在地:〒101-0053 東京都千代田区神田美土代町1 WORK VILLA MITOSHIRO ホーム6
 電話番号:050-5809-3041

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担当:嶋田 祐大
 電話:050-5809-3041
 メール:yudai_shimada@tunaguba.co.jp
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会社概要

株式会社ツナグバ

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URL
https://www.tunaguba.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田美土代町1 WORK VILLA MITOSHIRO ホーム6
電話番号
050-5809-3041
代表者名
仲村正俊
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年06月