フィンエアー、全てのストライキが終結　通常運航に完全復帰／夏の渡航需要に対応

フィンエアー

2025年7月17日 11時00分

北欧フィンランドのフラッグキャリア、フィンエアーは、2025年7月13日をもって、全てのストライキが正式に終了し、通常の運航体制に完全復帰をいたしました。全ての労使交渉が妥結したことにより、運航に関する問題が解決いたしました。夏の旅行需要が高まる中、羽田・成田・中部・関西の4空港を結ぶ週25便体制で安定運航しており、日本市場における信頼回復とサービス強化に注力しています。

■地上業務を含む全ての部門と合意、労使交渉が全て妥結

この合意は、5月に成立した客室乗務員との合意、6月に成立したパイロットとの合意に続くものであり、これをもって、フィンエアーは全ての労使交渉を完了したことになります。

■全てのストライキが正式に中止、運航に支障なし

合意に伴い、フィンランド航空労働組合IAU によって予告されていた7月16日（水）、18日（金）、21日（月）、23日（水）、25日（金）のストライキは正式に中止されました。フィンエアーは通常の運航体制に戻り、夏の旅行シーズンにおいて問題なくサービスを提供いたします。

■信頼回復へ、CEOが顧客ならびに関係者に謝意

フィンエアーCEO トゥルッカ・クーシストは次のように述べています。

「客室乗務員、パイロット、地上職員、関係各所の全てと合意に至ったことを大変嬉しく思います。これにより、フィンエアーが大切にしていること、すなわち『高い信頼性と心のこもったサービスをお客様やパートナーの皆さまに提供すること』に全力で取り組むことができます。近年のフィンランド労働市場の変化に端を発した、この長く困難な状況の中、変わらぬご理解とご辛抱ならびにご協力を賜りましたお客様およびパートナー、関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。多大なご不便をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。今後は、より一層、当社の真価である、安全で信頼性の高い上質なサービスの提供に全力を尽くしてまいります。お客様からの信頼回復を最優先とし、一便一便、日々の運航を通じて、あらためて信頼を着実に築き上げていくことをお約束いたします」

■週25便体制で日本 ― 欧州路線を安定運航

このたびの労使交渉の妥結と通常運航への復帰は、フィンエアーのみならず、欧州の航空業界にとって、国際線の安定運航に向けた、意義深い進展と受け止めております。フィンエアーは今後も、日本の渡航者の皆様や旅行業界の方々とともに歩みながら、日本と欧州を結ぶ信頼ある空の架け橋としての役割を果たし、多くの方にご満足いただける旅の実現をお手伝いしてまいります。

【フィンエアーについて】

航空アライアンスoneworld メンバーであるフィンエアーは、日本をはじめとするアジアと欧州を結ぶ、旅客と貨物の輸送に特化したネットワークエアライン。年間を通じてラップランド地方への直行便を運航している唯一の航空会社です。Skytrax Awardsの「北欧のベストエアライン」に15回連続で選ばれています。世界で最も長い歴史のある航空会社の一社で、2023年11月に創立100 周年を迎えました。日本と欧州を結ぶ路線において日本航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、スペインのイベリア航空と欧州線共同事業を実施しています。これにより4社は日本と欧州間を往来するお客様に、共同運賃や、より多くのフライト選択肢、利便性を提供しています。サステナビリティを企業活動の根幹と位置づけているフィンエアーでは、2050 年までに二酸化炭素排出のネットゼロ達成を目指しています。Nasdaq Helsinki証券取引所において株式上場をしています。