少子高齢化で揺れる日本!これからはロボットか外国人か?ベリッシモが「おもてなしの未来」を暴く

日本で人気イタリア人料理研究家・タレントのベリッシモ・フランチェスコが語る「AI時代のホスピタリティ」とは

株式会社ビリオネア

料理研究家・国際文化プロデューサーのベリッシモ・フランチェスコ(株式会社ビリオネア代表)は、2026年5月7日(木)、東京・表参道のMuser & Ricci Showroomにて、イベント「これからはロボットか外国人か?日本のおもてなしの未来」を開催しました。

今回の発表では、料理研究家としての活動を基盤にしながら、長年にわたり日本と海外のホスピタリティ現場を横断してきたベリッシモ氏が、「ロボットか外国人か?」という日本社会が避けて通れないテーマを、実体験と国際的な視点を交えて掘り下げました。当日は、モータースポーツとファッション業界で国際的に活躍するアンドレア・ムセール氏(Ono Consulting President)を迎え、対談形式で実施。日本、イタリア、そしてグローバルな現場で培われた知見が交差し、AIと人間、効率と価値、伝統と変化といった対立軸が立体的に浮かび上がる、深みのある議論が展開されました。

ロボットがもたらす効率性と、外国人スタッフが生み出す「人間的価値」、そのどちらが日本の「おもてなし」を未来へつなぐのか。ベリッシモ氏とムセール氏は、現場で起きたリアルな事例や文化的ギャップ、そして国際社会の変化を踏まえながら、日本のホスピタリティが直面する構造的課題と可能性を、時に鋭く、時にイタリアンなユーモアを交えて語り合いました。

■ 人手不足・インバウンド急増・高齢化、日本のホスピタリティが直面する“構造的な壁”

日本の観光業・飲食業・ホテル業では、深刻な人手不足が続いています。2030年にはサービス産業だけで約600万人の労働力が不足すると予測され、人口減少と高齢化は今後さらに加速します。一方で、インバウンドは過去最高を更新。2024年の訪日客は3,000万人を突破し、2030年には6,000万人規模に達するとも言われています。外国人観光客の増加により、国際コミュニケーション力がこれまで以上に求められています。すでに日本の宿泊・飲食業では、従業員の約10人に1人が外国人というデータもあり、現場の国際化は加速しています。特に富裕層インバウンドは年率10%以上で成長しており、体験価値の高いホスピタリティへの需要が急拡大しています。

この状況の中、日本は今、避けられない選択に直面しています。

ロボット/AIに依存する未来か?外国人労働者を積極的に受け入れる未来か?

しかし、この選択は「好き嫌い」ではなく、経済と人口構造が迫る必然です。

■ 2つのモデル:ロボット中心か、外国人中心か?

【モデル1:ロボット/AI中心】

(日本人+ロボット+少数の外国人)

● 効率性 ● サービスの標準化 ● 文化摩擦の少なさ

一方で、

● 共感性の欠如 ● 体験価値の平坦化 ● 想定外の状況への弱さといった課題も浮かび上がります。

【モデル2:外国人中心】

(日本人+外国人+少数のロボット)

● 柔軟性 ● 国際コミュニケーション力 ● より“人間的”な接客

しかし、

● 文化的ギャップ ● サービス品質のばらつき ● 「日本らしさ」への不安といった懸念も存在します。

■ ベリッシモ・フランチェスコ氏の視点

料理研究家・TVパーソナリティとして25年以上にわたり日本と海外のホスピタリティ現場を見てきたベリッシモ氏は、まず日本の技術力の可能性に触れます。

「日本は、ロボット工学や精密技術の分野で世界をリードしてきた国です。AIやロボットは、日本が再び技術大国として存在感を示すための重要な柱になるはずです。」

しかし、こう続けます。

「ただし、ロボットを本当に機能させるためには、少子高齢化で労働人口が減り続ける日本にとって、高度なスキルを持つ外国人材や国際的な視点を持つスタッフが不可欠です。ロボットは自動で動くわけではなく、運用・改善・顧客対応には多様な知識と文化理解が必要になります。」

そして、核心をこう語ります。

「効率はAIが作る。しかし、価値は人間が作る。ロボットは効率を最大化しますが、『おもてなし』の本質である共感・温度・文化理解は、多様なバックグラウンドを持つ人間だからこそ生み出せる。日本が技術とホスピタリティの両方で世界をリードするためには、ロボットと高度外国人材の共存モデルこそが鍵だと考えています。

そして何より、日本の文化を大事にし、伝統を守りながら進化させなければなりません。技術が進んでも、日本らしさが失われてはいけないんです。」

■ ベリッシモ・フランチェスコ氏 コメント(抜粋)

Q1. 日本のホスピタリティー『おもてなし』をどう見ていますか。

A.  日本のおもてなしは、本当に世界に誇れる文化です。料理の出し方、言葉の選び方、空気の作り方、どれも日本にしかない美しさがあります。

しかし、どんな文化も時代とともに変わります。人口構造も、観光客のニーズも、テクノロジーも大きく動いている。だからこそ、伝統を守りながら進化させることが大切なんです。これはイタリアでも同じで、どの国も『変わらないために変わる』努力が必要ですよね。

おもてなしは止まってはいけない。変わる世界に合わせて、令和の日本らしさを未来に届けるためのアップデートが必要だと思います。

Q2. 日本のおもてなしを進化させるために、どの国のホスピタリティモデルを参考にすべきなのか。

A. 私はいつもイタリアとタイを思い浮かべます。どちらも『食』と『ホスピタリティ』が文化として根付いている国です。

イタリアは、人と料理がつくる温度。料理の出し方、客に合わせる柔軟性、料理・ファッション・デザインのつながり、空気の作り方、すべてが人間の感性で動いています。

タイは、世界トップクラスのラグジュアリーホスピタリティだといっても過言ではない。料理、空間、サービスが一体になって、お客様一人ひとりに合わせて体験をデザインしている。日本のおもてなしを学びながら、謙虚な姿勢で他国のホスピタリティを研究すれば、そこにはヒントが無限にあると思います。

Q3. これからの飲食とホスピタリティで、人間の価値はどう変わりますか。

A.   数年後、人間がつくる料理やサービスそのものが『ラグジュアリー』になると思います。ロボットが料理を作り、ロボットがチェックインをする。それが経済的な標準になる時代はすぐそこですよ。

だからこそ、人が作る料理、人が運ぶ皿、人が声をかける瞬間、そのすべてが、今よりもっと価値を持つようになって未来のラグジュアリーになりますね。

ホテルでも同じです。ロボットが大量の業務をこなし、人間のスタッフは特別な体験を担当する。 人間はラグジュアリー、ロボットはマス。この二層構造が、これからのホスピタリティを形づくると思います。

Q4. 若い世代に、これからの『食』とホスピタリティの世界で生きるためのアドバイスはありますか。

A.   まずは海外に出ることです。できれば英語圏ではなく、イタリア・タイ・中東の国々のような、 食とホスピタリティが文化として息をしている国がいい。

英語はどこでも学べる。でも、料理の出し方や、席に近づくときの空気などは、現場でしか学べない。旅をして戻ってきたとき、その経験が必ず『自分の価値』になる。技術は教えられるけれど、感性は旅でしか育たないんです。

Q5. こうした変化は、日本企業にとってチャンスにもなり得るのでしょうか。

A.   そうです!これは危機ではなく大きなチャンスだと思っています。少子高齢化で国内市場が縮む一方、 インバウンドは今後も拡大し、新しいお金が日本に必ず流れ込んでくるよ。ここに入れる企業は、売上を大きく伸ばせます!実際、体験型ホスピタリティ市場は世界的に年率7〜8%で成長しており、日本企業が参入すれば大きなリターンが期待できます。例えばホテル業界。ロボットで効率を作り、人間のスタッフが特別な体験を担当するモデルに切り替えれば、客単価もブランド価値も上がる。世界の富裕層は、効率ではなく人間の温度にお金を払います。

飲食業も同じです。標準化できる部分はAIに任せ、シェフやスタッフが物語性や文化体験を提供できれば、レストランは単なる食事の場ではなく、高付加価値の体験ビジネスになります。

つまり、AI × 人間 × 国際化を正しく設計できる企業は、これからの10年で大きく成長する。日本企業にとって、これは本当に大きなチャンスだと思います。

食とモータースポーツは異なる分野ですが、『ホスピタリティをどう進化させるか』という本質は同じです。 ムセール氏の視点は、国際的な体験価値を考えるうえで非常に示唆に富んでいます。

■ アンドレア・ムセール氏 コメント(抜粋)

Q1. 日本のモータースポーツは競技レベルが非常に高い一方で、ホスピタリティ面ではまだF1との差を感じます。どこに課題があると思いますか?

A. 日本のモータースポーツは、レースそのものの質は世界トップレベルです。ドライバー、チーム、技術力、ファンの熱量、どれも本当に素晴らしいです。

ただ、その魅力が「競技」の外まで十分に広がっていないと感じます。

F1は単なるレースではなく、ライフスタイルやカルチャーとして成立しています。ファッション、音楽、デザイン、ホスピタリティが一体化している。

一方、日本はまだ「関係者中心」の空気が強く、外部の人が入り込みにくい部分があります。

だからこそ今後は、もっと国際的で洗練されたホスピタリティが必要だと思っています。

Q2. モータースポーツのホスピタリティを高めるうえで、ファッションや食、ライフスタイルといった文化要素はなぜ重要になるのでしょうか。

A. 今の時代、人は「モノ」だけではなく「体験」に価値を感じています。

モータースポーツには、本来その力があります。

スピード、緊張感、美しさ、テクノロジー。そこにファッションや食、空間演出が加わることで、より強い感情体験になるんです。

特に日本には、世界に誇れる美意識やサービス文化があります。

ただ、それをまだ十分に「国際的な魅力」として表現しきれていない。

私はMade in Italyをはじめ海外の感性も取り入れながら、日本ならではの魅力を世界に伝えられる環境を作りたいと思っています。

Q3. 来的に、日本のモータースポーツをどのような“ホスピタリティ空間”に進化させたいと考えていますか。

A. レースを知らない人でも「また来たい」と思える場所にしたいです。

日本らしい品格や繊細さを残しながら、もっとオープンで国際的な空間にしていきたい。

ホテルのようなホスピタリティ、ファッションブランドとの自然な融合、ビジネスやカルチャーが交差する環境。

モータースポーツを「競技」だけで終わらせず、一つの文化体験として進化させることが理想です。

■ イベント概要

タイトル: これからはロボットか外国人か?日本のおもてなしの未来

登壇者: ベリッシモ・フランチェスコ(料理研究家・タレント)、アンドレア・ムセール(Ono Counsulting President)

日時: 2026年5月7日(木) 11:00~11:45

会場: 東京・表参道のMuser & Ricci Showroom

主催: 株式会社ビリオネア

■ 登壇者プロフィール

ベリッシモ・フランチェスコ

Francesco Bellissimo(ベリッシモ・フランチェスコ、株式会社ビリオネア代表取締役社長/Billionaire Incorporated CEO & President)

日本でもっとも有名なイタリア人の一人として知られる、料理研究家・タレント・国際文化プロデューサー。イタリア・ローマ出身。25年以上にわたり、日本と欧州の食文化、ホスピタリティ、ライフスタイル、ラグジュアリービジネスの分野で活動し、国際的な視点から「文化の価値」を発信し続けている。テレビ出演、講演、執筆、SNSを通じて幅広い層に影響力を持ち、Instagram(@bellissimoyoshi)は160万人を超えるフォロワーを有する。

料理研究家としての専門性に加え、文化・デザイン・ファッションを融合した高付加価値プロデュースに定評があり、企業・自治体・メディアとの協業実績も多数。日本市場の繊細さと欧州の美意識を組み合わせた国際ブランディングを強みとし、商品開発から体験設計、海外展開まで幅広く手がける。

近年は、AI時代におけるホスピタリティの進化、外国人材の活用、インバウンド戦略など、社会課題とビジネスを結びつけた提言活動にも注力。
個人公式サイト:https://www.bellissimoyoshi.net

アンドレア・ムセール

Andrea Muser(アンドレア・ムセール、Ono Consulting President)

イタリア・ローマ出身のファッションディレクター、モータースポーツコンサルタント。南青山にてショールーム「Muser & Ricci」を展開し、ヨーロッパとアジアと日本をつなぐファッション提案・モータースポーツ・ビジネス展開を行っている。アート、クラフトマンシップ、サステナブル素材への深い造詣を持ち、食文化にも関心を持つライフスタイル提案型のクリエイター。

会社概要

会社名:株式会社ビリオネア

代表取締役社長:ベリッシモ・フランチェスコ

所在地:東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル32F

事業内容:文化事業、国際ブランディング事業、ビジネス戦略立案、海外市場展開支援、マスコミ事業、メディア出演、商品開発・料理・ライフスタイルのコンサルティング

Web Site: http://www.billionaireinc.jp


本イベントでは、『食』を入り口に、ホスピタリティの未来や国際的な体験価値について議論しました。 これからも日伊をはじめ、世界の文化と日本の強みを結びつけながら、 新しいおもてなしの形を探る対話を続けてまいります。

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株式会社ビリオネア
広報担当:info@billionaireinc.jp
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会社概要

URL
http://billionaireinc.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル32階
電話番号
-
代表者名
ベリッシモ・フランチェスコ
上場
未上場
資本金
-
設立
2013年06月