SP.LINKS、決済サービス「e-SCOTT」のSDKがUnityに正式対応

スマホ新法で広がる決済の選択肢に対応

　SP.LINKS株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：野村亮輔）は、決済代行サービス「e-SCOTT Smart※1」のオプションである「e-SCOTT アプリSDK※2サービス」において、世界的なゲームエンジン「Unity」 への正式対応を開始しました。これにより、SP.LINKSはスマホ新法の施行により多様化する決済ニーズに対応し、事業者の選択肢を広げます。Unityを利用するアプリ事業者は、独自のアプリ内課金をより短期間かつ低コストで実装でき、収益性の向上とユーザー体験（UX）の最適化を両立できます。

図：SP.LINKSが提供する「e-SCOTT Smart」と「 e-SCOTT アプリSDKサービス」の構成

背景：スマホ新法で広がるアプリ内課金の選択肢

　国内では、2024年に成立した「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律（通称：スマホソフトウェア競争促進法／スマホ新法）」が、本日（2025年12月18日）から全面施行されました。これにより、アプリストアや課金システムの選択肢が広がり、事業者は外部課金や独自ストア、アプリ内課金の手数料負担を軽減し、収益性を高めるチャンスが生まれています。こうした市場変化を踏まえ、SP.LINKSはUnityに対応した「e-SCOTT アプリSDKサービス」を提供し、ゲームをはじめとするアプリ事業者が短期間・低コストで新たなアプリ内課金の導線を構築できるよう支援します。

Unity対応「e-SCOTT アプリSDKサービス」の特徴

　 Unityは、スマートフォン、PC、コンソールなど複数のプラットフォームに対応する世界的なゲームエンジンで、ゲームアプリ開発に幅広く利用されています。 Unity対応の「e-SCOTT アプリSDKサービス」 により、Unityを利用するアプリ事業者は、SDKを組み込むことで、SP.LINKSの決済サービス「e-SCOTT Smart」へ容易に接続でき、iOS・Android両OSで独自のアプリ内課金を迅速に実装できます。また、国内主要決済手段をひとつのSDKで網羅しており、クレジットカードやID決済（アカウント決済）※3、後払いなど複数の決済方法をまとめて実装可能です（決済手段は順次拡張予定）。 

主なメリット

独自のアプリ内課金立ち上げスピードの向上 
　アプリ事業者が自社で決済機能を実装する場合、開発やテストなど多くの工数と時間が必要です。「e-SCOTT アプリSDKサービス」を導入することで、こうした負担を大幅に削減し、短時間で対応可能になります。

収益性とUXの両立

　これまでのアプリ内課金の高率手数料に依存せず、独自の課金手段を持つことで、手数料の低減が見込め、コスト最適化と価格設計の柔軟性が高まります。さらに、ゲームの世界観を損なわないUX設計が可能なため、離脱率の低下や課金のコンバージョン率（訪問者やユーザーが実際に課金した割合）の向上が期待できます。

決済におけるセキュリティ

　SP.LINKSでは、購入者に決済代行サービスを安心してご利用いただけるように、最善のセキュリティ対策を実施しています。PCI DSSなど国際的なセキュリティ基準に準拠した決済環境を提供し、事業者と消費者双方に安心・安全な取引を実現します。

　本サービスの利用料や決済手数料は、ご利用条件に応じて個別にお見積りいたします。詳細はお問い合わせください。

　サービスについての詳細は、製品ページをご覧ください。

　SP.LINKSは今後も、決済を起点に新しい価値を創造し、事業者の成長と消費者の安心を支える決済サービスを提供し続けます。

※1: SP.LINKSが提供する決済代行サービス。日本に３社しかない決済センターのひとつを保有し、決済代行事業から決済センター事業まで一気通貫でサービスを提供することで、スピーディーな決済処理を実現。また、競争力のある条件を提示することが可能となっている。

※2: ソフトウェア開発キット。開発者が特定プラットフォームやシステム向けのアプリケーションを効率的に開発するために提供ツールセット。

※3: ユーザーが事前に登録している外部サービスのアカウントを利用して支払いを行う方法でPayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイ、Alipay+、WeChat Payに対応。

SP.LINKSについて

　SP.LINKSは「決済を超え、ビジネスの未来へリンクする」をステートメントに掲げ、 決済を起点に、事業者の未来を描く視点で、テクノロジーと創造力を駆使し、変化の先を見据えた価値を提供します。「誠実であること」「Eコマース市場の健全な発展への貢献」「自由闊達な業務環境の整備」「IT革新へのチャレンジ」の理念のもと、SP.LINKSは、開発者・事業者・パートナーと共に、新しい購買体験とビジネスの可能性を創造していきます。詳しくは、www.splinks.co.jpをご覧ください。