日本で初めてバイオ炭の品質認証European Biochar Certificateを獲得
バイオ炭の工業利用におけるカーボンクレジット発行が可能に
フォレストエナジーは、和歌山県新宮市において稼働中の木質バイオマス発電所で生産したバイオ炭について、スイスの国際機関Carbon Standardより、日本で初めてEuropean Biochar Certificate (EBC) Basic Materialsの品質認証を受けました。
フォレストエナジー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社⻑:沼 真吾)は、和歌山県新宮市で稼働中の木質バイオマス発電所「新宮フォレストエナジー」で発電の副産物として生産したバイオ炭につきまして、この度、スイスの国際機関Carbon Standard*1より、日本で初めてEuropean Biochar Certificate (EBC) Basic Materials*2の品質認証を受けました。
フォレストエナジーは、新たな炭素貯留手段としてバイオ炭の工業利用に着目しています。バイオ炭を配合した環境にやさしい建設資材を、それぞれ「グリーンアスファルト」、「グリーンコンクリート」と称し、パートナー企業各社とともに2023年中の商用化を目指して開発に取組んでおります。現在、グリーンアスファルト・コンクリートの環境価値をクレジット化する仕組みは国内にはないですが、EBC認証を取得したバイオ炭を使うことで、Carbonfuture*3等の欧州市場を通じたクレジット化が可能になります。
*1 Carbon Standard:スイス発のバイオ炭品質認証機関(企業)
https://www.carbon-standards.com/en/home
*2 EBC Basic Materials:EBC(European Biochar Certificate)によるバイオ炭規格の1つ
https://www.european-biochar.org/en
*3 Carbonfuture:ドイツ発のカーボンクレジットのボランタリーマーケット
https://www.carbonfuture.earth/
バイオ炭を土壌改良材として活用する事で、バイオ炭に含まれる難分解性の炭素を長期間固定する事によるCO2削減効果(カーボンマイナス)は、国のJ―クレジット制度の対象として認められています。2022年6月30日、和歌山県古座川町で植物性自然栽培という農法で食用バラを生産する株式会社あがらとの農地に施用した上述のバイオ炭は、「バイオ炭の農地施用」方法論に基づく国内初の J―クレジットに認定されました。
フォレストエナジーは、新たな炭素貯留手段としてバイオ炭の工業利用に着目しています。バイオ炭を配合した環境にやさしい建設資材を、それぞれ「グリーンアスファルト」、「グリーンコンクリート」と称し、パートナー企業各社とともに2023年中の商用化を目指して開発に取組んでおります。現在、グリーンアスファルト・コンクリートの環境価値をクレジット化する仕組みは国内にはないですが、EBC認証を取得したバイオ炭を使うことで、Carbonfuture*3等の欧州市場を通じたクレジット化が可能になります。
フォレストエナジーは、設立以来、木質バイオマス発電所の運営を通じて、グリーンな地域循環型社会の構築に貢献してまいりました。地域の未利用木材は地域の電気と熱となり、その副産物であるバイオ炭はグリーンアスファルト・コンクリートとして地域の基盤インフラを支えるとともにCO2の固定化というさらなる価値を創造し、その価値はカーボンクレジットの売買を通じて地域経済に還元されることになります。そうすることで地域循環型のエコシステムはさらに強化されると考えています。
*1 Carbon Standard:スイス発のバイオ炭品質認証機関(企業)
https://www.carbon-standards.com/en/home
*2 EBC Basic Materials:EBC(European Biochar Certificate)によるバイオ炭規格の1つ
https://www.european-biochar.org/en
*3 Carbonfuture:ドイツ発のカーボンクレジットのボランタリーマーケット
https://www.carbonfuture.earth/
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