【日本初！】ハイヤーによる「貨客混載」をイチから事業化する地域おこし協力隊の追加募集を開始しました！

ハイヤーを活用した「人」と「荷物」を同時に運ぶ『貨客混載』の試みは日本初。地域課題を解決するため、また、地域のニーズに答えるため、さらにもう１名の協力隊を採用して事業化の推進と安定化を図ります。

下川町産業活性化支援機構

2021年10月21日 09時20分

　60年以上前から持続可能なまちづくりに力を入れ、環境モデル都市・環境未来都市・SDGs未来都市にも選定されている北海道下川町は、ハイヤーを活用して「人」と「荷物」を同時に運ぶ『貨客混載』を日本で初めて実証し、①高齢者など交通弱者の買物困難、②宅配事業所の人材不足、③ハイヤードライバー不足、の地域課題を解消していきます。

　今年７月から１名の協力隊がこの事業を担っていますが、地域のニーズに答えるために、今後は買物ができる町内事業所や宅配を引き受ける荷物の数を増やすなど、事業の拡大を図っていきます。一緒にこの事業を組み立て、動かしていく地域おこし協力隊の追加募集を開始します！

募集サイトhttps://shimokawa-life.info/jumin-kyoryokutai/

今年７月に着任した石田さん

業務内容

　この業務は、日本初のハイヤーによる「貨客混載」を実証し、事業化を目指していくことを目的としています。
具体的な業務内容は、以下の通りです。

①町内の商店等から商品を高齢者等へ宅配（買物支援）する
②大手宅配事業者と連携し荷物の宅配を行う
③地域交通を継続・維持するために、ハイヤー会社のドライバー業務を担う

高齢者宅に商品をお届けしている様子

【貨客混載のイメージ図】普通自動車免許所持者は、お客様を載せずに荷物だけを宅配します。普通二種免許取得後は荷物とお客様を同一の車両に乗せ、目的地にお届けします。

背景

　今年７月にこの業務を遂行するため、地域おこし協力隊として１名が着任しました。現在、上記の①②の業務を担っています。これから、買い物支援の対象となるお店が増え、荷物を引き受ける宅配事業者も増える予定です。さらに、タクシーを使った「貨客混載」に向けた仕組みづくりも、これから手掛けていきます。その為、さらにもう１名の人員が必要となります。石田さんとタッグを組んで、日本初の事業を知恵と工夫で成功へと導いていきましょう！

応募資格

　普通自動車免許を取得していること。（普通二種免許や大型特殊の免許保持者は優遇）
　※普通二種免許を未取得の場合、３年目を目処に取得していただきます。（費用は協力隊の活動費から負担）

募集期間

　現在募集中
　※今年度中に事業拡大予定のため、採用が決まり次第募集終了とします。

募集情報／お申し込み

　【下川町地域おこし協力隊募集】発想力と運転スキルを活かして、地域課題を解決していくチャレンジャーを募集します！

https://shimokawa-life.info/jumin-kyoryokutai/

北海道下川町について

　北海道下川町は、町面積の９割が森林で占められた、人口約3,200人の小さな町です。北海道の北部に位置し、夏は30℃冬は-30℃まで下がる寒暖差の大きな地域です。

　また、下川町の高齢化率は４割を超えていることから、各産業の担い手不足や、事業者の高齢化など様々な課題を抱えています。その一方で下川町への移住者は年々増えていて、とくに20〜40代の子育て世代の移住者数の増加は顕著で人口推計（予測される人口減少率）も現時点で上振れが予想されています。さらに、コロナ禍においても移住者やUターン者による起業や、彼ら主催のイベントが開催され、町は活気にあふれています。

人口推計（予測される人口減少率。国立社会保証・人口問題研究所調べ。）