横山美術館 企画展「時と美を託す 陶板展」開催
時を超え、往時と変わらぬ美しさで横山美術館に集結
公益財団法人 横山美術館(名古屋市東区葵1丁目1番21号 理事長:横山 博一)は、明治・大正期の
輸出陶磁器を中心に展示する美術館「横山美術館(ヨコヤマビジュツカン)」において2020年7月23日より企画展「時と美を託す 陶板展」を開催いたします。
後援:愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会・名古屋市立小中学校PTA協議会
輸出陶磁器を中心に展示する美術館「横山美術館(ヨコヤマビジュツカン)」において2020年7月23日より企画展「時と美を託す 陶板展」を開催いたします。
後援:愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会・名古屋市立小中学校PTA協議会
旧来ノ模様風ヲ改メ絵画同様ニナスヲ得バ輸出ノ途ヲ開キ国益トナル— 明治5年(1872)、政府は翌年のウィーン万国博覧会に向けた出品物をつくる磁器製造所を設けるにあたり、陶画の改良を掲げました。至難の業である磁器製の陶板制作は瀬戸が得意とし、特に三代加藤善治は薄いもので3ミリの厚さしかない長大な磁器の板を成形して歪みなく焼き上げ、明治28年(1895)の内国勧業博覧会で絶賛されました。陶板に上絵付けを行った拠点は東京や横浜などがあり、美濃でも絵師が活躍したようです。陶板に焼き付けられた絵画は、退色しにくいうえに絵具の剥落が少なく、紙本や絹本とは異なり素地の変質も生じにくいことから、長年にわたって鑑賞できます。しかしその反面で、窯の中で色合いが変わる絵具を思いどおりの色に焼き付けるには、経験に培われた高い技術が不可欠です。
本企画展では明治~昭和時代を中心に、時を超えて私たちの眼を楽しませてくれる陶板の美を紹介いたします。
横山美術館公式HP https://www.yokoyama-art-museum.or.jp
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