タイ訪日旅行会社を対象に日本旅行に関する調査を実施しました。
2022年内に訪日ツアー再開、キーワードは「体験、家族、プライベート」。タイ訪日旅行会社は、大幅な訪日数増加に備えて事前の視察旅行を切望しています。
以下、タイ訪日旅行会社を対象に実施した日本旅行に関する調査結果を報告します。
【調査タイトル】
タイ訪日旅行会社対象
訪日観光についてのアンケート調査
【調査概要】
対象:タイの訪日販売旅行会社200社(トップエージェント75社を含む)
全体調査数 アンケート配布 200社 回答社数 40社(うち29社訪日トップエージェント)
調査期間: 2022年 6月1日~6月15日
調査方法:Emailと電話によるアンケート
【各社プロファイル概要】
■各社が取り扱う訪日観光商品の種類(複数回答可)
インセンティブ(法人営業)が34%と最も多く、続いてFIT個人旅行となっている。
■各社の回答社の職種
回答社は、会社代表(オーナー)・管理職で63%と最も多く、続いて造成実務を行う層が25%となっており、信ぴょう性の高い回答であることが考えられる。
■各社の営業状況
回答社中約80%の会社が通常営業ならびに縮小して営業と答えている。以前より在宅勤務の割合は下がってきている傾向である。
【調査結果】- 観光再開については、大筋で歓迎としながらも、更なる緩和受け入れを期待。
- 訪日販売への動きは早い。6月から直ぐに販売できるとしているタイ旅行社が67%。続いて、準備して販売。
販売状況については、すでに販売する体制にあるという旅行会社が67%を超えた。まだ、販売できないとする旅行社は、回答社の中には無かった。
- 2022年内には、旅行社96%で販売再開!
タイ旅行社の訪日観光の販売再開時期については、2022年内とするタイ旅行社が97%とほとんどであった。タイ旅行社の中には、規制緩和による観光再開とほぼ同時に、販売を可能としたいとする気持ちが高くうかがえる。
- 法人向け商品につづいて、家族・スモールプライベートが中心。
販売を予定している造成商品の種別についての質問は、インセンティブ(法人旅行)が最も多く83%の旅行社が予定している。つづいて、家族向け・スモールプライベート約80%。VIPが73%と続く。企画募集型旅行は53%程度であった。医療・スポーツツーリズムも少ない数字ではあるが予定されている様である。
- 北海道が造成人気ナンバーワン。東名阪も高い人気。全国エリアで造成の予定を感じさせる結果
北海道は、回答全社が造成を予定していると回答。人気の旅行先となった。つづいて、東名阪のエリアが同程度の数字であった。エリア中位に、九州と東北がきており。四国の造成予定が50%程度であった。
- タイ旅行社が望んでいる支援は、各地でのインスペクション実施。観光情報を更新する為の情報がほしいと前向き
まずは、現地インスペクションを希望するタイ旅行社が98%で最も多かった。2年半程度日本に視察確認ができていない旅行社が多いので、視察による現地確認による商品造成を考えているものと思われる。
- タイ人訪日観光旅行は、1年後2023年前半には回復と期待。
観光再開の6月から約1年程度で、以前と同じ状況になるのではと考えているタイ旅行社がほとんどであった。
タイ人の国民性で、長期間での将来予測をしない傾向が回答に表れている可能性も考えられる。
- 大幅増加・増えると考えるタイ旅行社が、50%と最も多い。訪日観光旅行に対する期待値は、いまだ高い状況。
- 自然体験などの日本の特性の高い観光コンテンツに人気が高まる一方、農業体験(農泊)など体験型の旅行商品が次なる人気となる兆し。
自然観光・観光列車・温泉・旅館などの日本ならではの特徴的なコンテンツがアクティビティの高い人気を締めている。続いて、雪・テーマパークとなっている。最近注目の農泊など農業体験は、65%であった。スポーツ・アドベンチャーツーリズムは、30%程度で今後の成長が期待される。
以上が報告結果です。
●バンコク日本博2022概要
・主催:株式会社ジェイエデュケーション・バンコク日本博2022実行委員会
・日時:2022年9月2日(金)・3日(土)・4日(日)
・会場:サイアムパラゴン5階ロイヤルパラゴンホール
URL:https://nipponhaku.com/exhibition/
●タイ進出ビジネスサポートデス
バンコク日本博に連動して主催者自ら旅行商品造成販売を行い、出展する団体の旅行造成販売を手掛けると共に、協力企業との連携でインバウンドPR支援、タイ拠点設立支援、人材紹介、マーケティング支援など多角的にタイ進出のサポート体制を構築、今後増加が見込まれるタイ市場進出企業の要望に対応します。
URL: https://nipponhaku.com/support/
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