映像メディア利用率は「映画館」「DVD・ブルーレイ レンタル」が減少、「SVOD」が増加／有料動画配信サービスでは上位３サービスの利用率が前年から増加

―「映像メディアユーザー実態調査2025」レポート発行―

映像コンテンツのマーケティング事業を総合的に手掛ける株式会社フィールドワークス（代表取締役：木田義之）と映像メディア総合研究所合同会社（代表：四方田浩一）は、全国5000人規模のネットアンケート調査を実施。テレビ放送、映画館、ＤＶＤ・ブルーレイ、有料・無料の動画配信など、すべての映像視聴メディア・サービスのユーザー利用実態を調査・分析し、3月1日にレポートを発行します。

■調査結果（抜粋）

映像メディア利用率は、「映画館」「DVD・ブルーレイ レンタル」が減少、「SVOD」が増加

コロナ禍明け２年目と位置付けられる2024年は前年から大きな社会的変化がなく、「無料放送」「無料動画」「DVD・ブルーレイ購入」「有料テレビ放送」「TVOD」「デジタルセル」の利用率は、前年から１ポイント未満の増減にとどまりました。目立った動きでは「映画館」が前年から2.6ポイント減少、「DVD・ブルーレイレンタル」が1.3ポイント減少、「SVOD」が2ポイント増加となりました。サービス形態別に見ると、定額制の「SVOD」と「有料テレビ放送」いずれかを利用する“サブスク”サービスの利用率は前年から1.4ポイント増加して36.7％となりました。都度課金サービスでは、「DVD・ブルーレイ レンタル」と「TVOD」を合わせた“レンタル”サービスは18.7％で前年並み、「DVD・ブルーレイ セル」と「デジタルセル」を合わせた“セル”サービスも前年並みの17.9％にとどまり、有料の映像ホームエンタ利用者（“サブスク”“レンタル”“セル”いずれかの利用者）の割合は、前年から微増の46.1％となりました。（グラフ①）。

有料動画配信サービス利用率は、「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」「U-NEXT」が前年から増加

回答者全体における各サービスの利用率（グラフ②）は、プライム会員特典の「Amazonプライム・ビデオ」が前年から1.1ポイント増加して23.0％と他に2倍以上の差をつけています。続く「Netflix」も前年から1.2ポイント増加して9.7％と1割に迫り、有料の動画配信専門サービスとしてはトップとなります。「U-NEXT」も前年から0.5ポイント増加して4.4％となり、上位3サービスの利用率は増加を続けています。

■本調査について

本調査は、今回で14年目となり、経年変化データも充実。各映像視聴メディアの利用率、利用数、視聴コンテンツジャンル、利用サービス、利用数の変化、利用増減理由などの基本的な項目に加え、注目の動画配信サービスに関する項目では、定額見放題型、レンタル型、セル（販売）型に分け、スマホ、PC、テレビなどデバイス利用、テレビ番組の見逃し配信、利用のきっかけ、利用サービスの選択理由など、ユーザーの利用動向を多角的に分析しています。

本調査は、映像コンテンツの権利者、テレビ局、映画館、動画配信事業者、DVD・ブレーレイのレンタル店・販売店など、各映像コンテンツ流通事業者、そして映像コンテンツ市場の動向にご興味、ご関心のある方々にとって、市場を把握する上での一助となり、今後の利用者拡大への分析材料となることを目的とします。

■調査概要

・レポート名：映像メディアユーザー実態調査2025

・調査目的：映像視聴メディア・サービス利用者の利用実態の把握

・調査対象メディア・サービス：映画興行　無料テレビ放送、有料テレビ放送　DVD・ブルーレイのレ

　ンタル　DVD・ブルーレイの購入、無料動画サービス、定額型動画配信（SVOD）、レンタル型動画

　配信（TVOD）、デジタルデータでの動画販売（デジタルセル）

・調査期間：2024年11月１日～11月8日

・調査対象者：13～69歳男女

・調査エリア：全国

・調査方法：インターネットアンケート調査

・集計サンプル数：5021人

・調査企画：株式会社フィールドワークス／映像メディア総合研究所合同会社