サステイナブルなアートセクターの構築を目指す「アート・クライメイト・コレクティヴ・ジャパン（ACCJ）」が始動

脱炭素推進のためのツールとウェブサイトを公開！

NPO法人AIT

2024年8月27日 16時10分

特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]（以下、AIT）は、気候危機とアートのアクションを通して、サステイナブルなアートセクターの構築を目指すプロジェクト「アート・クライメイト・コレクティヴ・ジャパン（ACCJ）」の特設サイトを公開しました。

ACCJは、アーティスト、美術館、ギャラリーやアートスペースなどをはじめ、芸術に携わる全ての人々によって、地球環境に配慮した活動を構築することを目的としています。そのために、ACCJでは、下記の活動を行っています。

【グローバルな学びの場】日本のアートセクターを対象とした世界の気候危機とアートに関する勉強会やシンポジウム、ワークショップ、講座等の開催
【アクションを起こす場】アートと環境の持続可能性に関する重要な情報や資料の共有と発信、翻訳、出版、研究、ポリシー策定
【連帯と協働の場】創造的な活動を通じて環境の持続可能性に貢献するアート団体のネットワーク構築

本プロジェクトの活動の一環として、2024年7月27日（土）に、気候危機とアートのアクションを考える場として、1日限りのシンポジウムを代官山ヒルサイドプラザにて開催しました。学生から社会人、アートや環境ほか様々な分野に携わる、115名の方にご来場頂き、参加者との質疑応答では活発な議論を行うことができました。

本サイトでは、Gallery Climate Coalition [GCC]（ギャラリー気候連合）が2023年に発行した『ギャラリーとアートセクターのため脱炭素アクションプラン』（全62ページ／英語）の日本語翻訳版や、カーボンフットプリントを分析するための計算ツール「カーボン計算機」などを公開。またこの活動の賛同者も募集しています。

今後も情報を更新していきますので、芸術に携わる方々が地球環境に配慮した活動を行えるよう、貴媒体でのご紹介をご検討いただけますと幸いです。

アート・クライメイト・コレクティヴ・ジャパン（ACCJ）について　

Art Climate Collective Japan

アートセクターの気候危機への意識向上と理解促進、また、その対策における有用なツールやリソースの発信、協働と支援の場を提供することで、アートセクター全体が地球環境に配慮した活動を構築することを目的としています。

運営：特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]

Special Supporter（特別助成）：公益財団法人石橋財団

Supporter：株式会社ハースト婦人画報社

ウェブサイトをみる

◉ ギャラリーとアートセクターのため脱炭素アクションプラン（PDF / 1.7MB）

アートセクターに携わるさまざまな個人や団体が、気候危機問題に対して何をどのように取り組むべきか、その目標などをわかりやすく説明。実践するための行動計画書

発行｜Gallery Climate Coalition（ギャラリー気候連合）、2023年
翻訳｜AIT、2024年

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AITの「気候危機へのアクション」活動歴について

2024年7月27日（土）気候危機とアートのシンポジウム「アートセクターはどのようにアクションを起こせるか」を開催（会場：代官山ヒルサイドプラザ）　※後日レポートを公開

2024年7月第5回「アートと気候危機の勉強会」開催（会場：代官山AITルーム）

2024年5月第4回「アートと気候危機の勉強会」開催（会場：CADAN有楽町）

2024年2月第3回「アートと気候危機の勉強会」開催（会場：森美術館）

2023年 GCCによる「非営利団体・公共団体のための、脱炭素アクションプラン」日本語版Ver.1をリリース

2023年ギャラリー気候連合（Gallery Climate Coalition [GCC]）において、環境責任に効果的なステップを踏む団体として、日本初の「アクティヴメンバー」に認定

2022年〜「美術手帖オンライン」にて気候危機の連載ページを公開中

2021年〜 AITブログで「気候危機とアート」シリーズを随時更新中

2021年〜ギャラリー気候連合（Gallery Climate Coalition [GCC]）に加入

AITについて

2001年、現代アートに興味がある誰もが学び、対話し、思考するプラットフォームづくりを目指して、6名のキュレーターとアート・マネジャーが立ち上げた非営利団体です（2002年法人化）。AITは、これまで約20年にわたり多様なゲストとともに芸術の歴史や表現、実践について教育プログラムを実施してきました。ほかにも、先進的な企業の社会的要望に基づいたアートプログラムにコンサルティングや企画で関わるほか、芸術家や研究者延べ150人以上を派遣・招聘し、知識と経験を共有する国際交流の場を、多数の海外文化機関・財団との協働を通じて創出しています。https://www.a-i-t.net/