JECCICA 川連代表理事「ひと言でいえば『ECビジネスの羅針盤』」＜「EC白書2025」へのスペシャリストレビューを紹介＞

EC業界唯一の専門紙「日本ネット経済新聞」とECに特化した日本初のシンクタンク「デジタルコマース総合研究所」が共同制作した「EC白書2025」に寄せられたスペシャリストレビューを紹介します。

株式会社日本流通産業新聞社

2025年6月11日 12時10分

　JECCICA 川連一豊代表理事のレビュー

ひと言でいえば「ECビジネスの羅針盤」

今回、日本流通産業新聞社とデジタルコマース総合研究所・本谷氏が編纂した『EC白書2025』は、ひと言でいえば「ECビジネスの羅針盤！」と言えます。

想像を超えるデータ深度

初めてページを開いた瞬間、その情報量と粒度に圧倒されました。国内EC市場全体の伸びはもちろん、食品・飲料／アパレル／コスメ／化粧品／電化製品などの多くのカテゴリーを売上規模やEC化率、主な企業の売上まで分析して分かりやすくグラフ化されています。

都道府県別や年齢別などのデータは、今までに無い切り口だと思います。このようなデータは、既存のどの公的統計より実務に直結すると断言できます。

越境ECの最新潮流を網羅

円安トレンドとCBT（Cross-Border Trade）モールの台頭で、日本企業の輸出商機は過去最大級と言われます。本書は米国・中国を中心に、最新事情まで横断的に整理されています。越境ECに挑む事業者はもちろん、これから海外需要を取り込みたいメーカー・小売業にとって必携と言えます。

“使える”解説と示唆

編者が「業界関係者の実務に資すること」を掲げている通り、単なる数字の羅列ではなく因果関係や伸びしろの考察が随所に添えられています。例えば、2025 年に取り組みたいこととして、AIの活用事例や越境ECの取り組み事例など、今すぐ社内会議で引用できるレベルです。

毎年版としての価値

来年以降も継続発刊されると聞き、長期トレンドの検証ツールとしても期待しています。ECに関わるすべての事業者――経営者・マーケター・システム担当・物流／CSチームにとって、本書は“教科書”であり“最新版のEC地図帳”になることでしょう！

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　川連一豊氏のプロフィール

1999年よりEコマースを始め倍々で業績を伸ばし、楽天市場2003年ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞。2004年8月、ECシステム支援のSAVAWAYWAYを設立。2013年には、ECシステム流通総額を月間150億円、年間1700億円以上に育てる。3500社以上のネット通販企業との取引実績を持ち、50人以上のECコンサルタントを輩出している。オムニチャネル、クロスボーダーEC、システム開発、Eコマースに精通した専門家。現在は、デジタルソリューション企業であるフォースターの代表取締役、一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント（JECCICA）代表理事、一般社団法人日本越境EC協会（JACCA）の専務理事を務める。

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「EC白書2025」とは？

「EC白書2025」は、行政や各種機関が公表したデータをまとめているだけでなく、独自に推計したEC市場や関連市場の分析データを多数収録し、さらに業界最大級のEC事業者の売上ランキングまで網羅的に収録しています。各データには大和総研時代に経済産業省のEC市場規模調査を長年担当していたデジタルコマース総合研究所の本谷知彦代表の市場データの分析コメントが付いています。

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　「EC白書2025」の注目ポイント

圧倒的な情報量

EC関連市場に特化し、85テーマ、140点の図表を収録。カテゴリー別、モール、物流、決済、SNS、広告、BtoB、Ctoc、越境・海外など分析データを網羅
独自データ多数

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