権利許諾済の画像生成AIによる著作権者の新収益源創出を試行 ~来場者へ「秘密結社 鷹の爪」吉田くん風のAI生成似顔絵を配布~
前田建設工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:前田操治、以下「当社」)のICI未来共創センター(以下、「同センター」)と株式会社タジク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中義弘、以下「タジク」)は、株式会社光邦(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:前田剛宏、以下「光邦」)の技術支援と株式会社ディー・エル・イー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:星秀雄、以下「DLE」)の協力のもと、既存の人気IPホルダーや若手クリエイターの画像を教師データとした画像生成AIにおける著作権利用の対価を、教師データの利用許諾元へ支払うことで、画像生成AIの普及に向け重要となる権利許諾の在り方を提案する試行(以下、「本試行」)を開始しました。
画像生成AIのビジネス活用においては、著作権の扱いが明確化されておらず、今後のAIビジネス拡大に向け、著作権者であるIPホルダーや若手クリエイターへの正しい利益還元のあり方が世界中で課題となっています。本試行では、その課題解決に向け以下の取組を行っています。
1.DLEの利用許諾を得た同社の人気コンテンツ「秘密結社 鷹の爪」の画像を教師データとして使用した、AI似顔絵生成システム(以下「同システム」)を開発。
2.8月より同センターの来場者に対し、「秘密結社 鷹の爪」のキャラクター「吉田くん」風の似顔絵を同システムで生成し、配布。
3.似顔絵の配布枚数に応じた額を、著作権利用の対価として同センターからDLEへ支払い。
このような利用許諾と対価設定に関する本試行は、画像生成AIの権利許諾の在り方の一つとして、既存の人気IPホルダーや今後活躍が期待される若手クリエイターに対する、新たな収益源の創出につながると考えています。
また、将来的には、新たなAIシステムによりクリエイティブコンテンツの著作権が正しく活用され、人気IPホルダーだけでなく、プロのクリエイターを目指す若い方々に対しても新たな収益源を創出し、著作権者、画像生成AIのユーザー、生成AIで作成されたコンテンツのユーザーの三者全員が価値を享受できるエコシステムの成立を目指します。なお、本エコシステムの確立後は建設分野での展開を視野に入れています。
今後は、画像生成AI時代における様々な産業の持続的発展に寄与すべく、本試行に関する評価や感想も収集し、著作権者に利益が正しく分配される”権利クリアAI“を用いた新たなAIサービスの可能性を検討してまいります。
<問い合わせ先>
前田建設工業株式会社
経営革新本部 広報部
E-Mail:maeda-release@jcity.maeda.co.jp
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