株式会社フォニムとアルフレッサ株式会社の代理店契約のお知らせ

〜医療人材の採用DX「クーラ」でさらなる働き方改革を支援〜

株式会社フォニム

2024年1月17日 15時30分

　独自のDXソリューションで医療の働き方改革に挑む株式会社フォニム（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：宍戸光達、以下「フォニム」）は、アルフレッサホールディングス株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：荒川隆治）の連結子会社であるアルフレッサ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：福神雄介、以下「アルフレッサ」）と、1月９日に医療人材採用のDXソリューション「クーラ」の代理店契約を締結しました。

　本提携により「クーラ」は、さらに多くの医療機関で働き方改革と人材確保の強化に取り組んでいくとともに、全国で70万人を超える「潜在看護師」（資格を有するが看護職に就いていない方）等の医療従事者に対して新しいキャリア機会を創出します。

業界の動き

　2024年4月から働き方改革関連法案が医療機関でも適用され、時間外労働の上限は原則として年960時間となります(※１)。これに伴い多くの医療機関では、看護師を含むコメディカルとの間でのタスクシフト・タスクシェアを推進し、医師の負担を軽減させる取り組みが急務です。

　さらに2015年の法改正より、「特定行為研修」を修了した看護師は人工呼吸器の管理やカテーテル交換など、38の医療行為を一定条件下で担えるようになり、医療機関における役割が一層拡大しています（※２）。厚労省の試算は2040年度には看護師210万人の確保が必須とされております（※３）。

　このような現状を解決する１つの鍵は、全国に約70〜80万人存在する、育児や介護などをきっかけに離職した「潜在看護師」の活躍であり、多様な働き方とリスキリングの機会を提供して復職をサポートすることが必要です。

　また人材確保体制の根本的な強化のためには、採用時のマッチングを向上させて入職後の離職率を抑えることも同時に求められます。全日本病院協会による本年の調査によれば、従来の人材紹介会社を介した看護職の初年度離職率は現在20.3%〜41.5%と非常に高い水準にあります（※4）。

提携の背景

　医療人材採用のDXソリューション「クーラ」は、時短・短期のアルバイト業務をプラットフォーム上に集約して潜在看護師・副業看護師の現場活用を促すと同時に、そのようなフレキシブルな人材繰りに伴う医療機関側の管理負担をデジタル化で解消します。

　医療機関は短期間のアルバイトを通じて本当にマッチした人材を探すことができ、従来の面接情報だけを通じた常勤採用活動より離職率の抑制が期待できます。

　本提携により、フォニムは医薬品等の流通を通じた医療機関との取引関係があるアルフレッサと協力して「クーラ」サービスをより幅広く展開することが可能となります。フォニムは「クーラ」サービスを通じて、医療現場にとって喫緊の課題である働き方改革へのご支援体制の強化とともに、中長期的な医療経営への貢献を目指してまいります。