離島の暮らしを支えることから、日本の平和と安全保障を考える。離島引越し便、IMPACT STARTUP SUMMIT 2026に参画
国境離島で人とモノの移動を支える「離島引越し便」は、「誰一人惨めにしない社会」と、一人ひとりに出番のある地域づくりを目指す。
「人生に離島を」を掲げ、離島専門の引越し・車両輸送事業などを展開するアイランデクス株式会社(本社:福岡県、代表取締役:池田和法)は、2026年10月7日(水)、東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス(東京都中央区)で開催された「IMPACT STARTUP SUMMIT 2026」に、一般社団法人インパクトスタートアップ協会(ISA)の正会員として参画しました。

本サミットのテーマは「公共の精神と破壊的イノベーション ― Disruption for Good」。
当日は、主催者の公式発表によると1,800人を超える参加応募があり、岸田文雄元内閣総理大臣、小泉進次郎防衛大臣をはじめ、政治・行政・経済界、社会課題の解決に挑む起業家など、多彩な実践者が集いました。当社代表の池田和法も運営スタッフの一員として開催をサポートしました。
今回の参加を通じて、当社が改めて考えたのは、「民間企業は、日本の平和と安全保障にどのように関われるのか」という問いです。
日本の国境離島で、人やモノの移動と、そこに生まれるつながりを支えてきた企業として、私たちなりの安全保障への向き合い方を考える契機となりました。
■ インパクトスタートアップが、平和と安全保障を考える意味
インパクトスタートアップとは、社会課題の解決と持続可能な事業成長の両立を目指す企業です。
単に売上や利益を成長させるだけではなく、事業を成長させることで社会にどのような良い変化を生み出せるのか。その社会的インパクトを企業の重要な成果として位置付けています。
インパクトスタートアップ協会は、こうした企業が持続的に成長できる環境づくりを目指し、企業・投資家・行政などとの連携を進める団体です。
今回、特に印象的だったのが、会の終盤に行われた小泉進次郎防衛大臣のセッションでした。
当社代表の池田は、防衛大臣の発言から、インパクトスタートアップや起業家にも、日本の安全保障を支える一端を担うことへの期待が寄せられていると受け止めました。
自衛隊と民間企業。国防と事業活動。
一見すると、まったく異なる目的を持つ存在のようにも感じられます。
しかし、その先にある「人々が安心して、平和に、豊かに暮らせる社会をつくりたい」という願いには、重なる部分があるのではないでしょうか。
私たちアイランデクスにとっても、深く考えさせられる機会となりました。

■ 国境離島に暮らす自衛隊員にも、一人ひとりの人生がある
アイランデクスは、離島専門の引越し事業「離島引越し便®」を通じて、全国の離島への移住・転勤・帰郷などを支援してきました。
また、私たちは、防衛省・自衛隊の隊員の引越しに関する意見交換の場にも、継続的に参画しています。
そこで私たちが担っているのは、直接的な国防や防衛活動ではありません。
国境離島に赴任する隊員が、その島で安心して引越しして暮らしを始めれること。家族とともに生活を営み、地域の人々と関係を築き、その土地での人生を豊かなものにできること。
自衛隊員にも、その家族にも、一人ひとりの暮らしがあり、隊員の人生が、安全保障という一つの目的だけで語られるものではあってほしくないと、私たちは考えています。
その島でおいしいものを食べ、友人ができ、地域の人から名前で呼ばれ、いつか離任した後にも「また帰ってきたい」と思える。
私たちの仕事は、そうした暮らしを支えることです。
国境離島の安全保障を考えることは、そこに暮らす一人ひとりの人生の豊かさを考えることでもある。
だからこそ、離島への引越しや人の交流を支える私たちにも、果たせる役割があると考えています。
そして、国境の向こう側にも、同じように日々の暮らしを営む人々がいます。
国境を守ることと、国境を越えて相互理解を深めること。この双方を大切にしながら、平和な地域社会にどう貢献できるのか、考え続けていきたいと思います。
■ 「支援される人」ではなく、「役割のある人」を増やす
もう一つ、今回のサミットで大きな示唆を得たのが、人口減少社会における地域インフラとまちづくりをテーマにしたセッションです。
株式会社クアンド代表取締役CEOの下岡純一郎氏、奈良県生駒市長の小紫雅史氏、株式会社ECOMMITの坂野晶氏、VUILD株式会社の秋吉浩気氏らが、人口減少が進む地域で、インフラや暮らしをどのように維持していくのか、企業・行政・市民がどのような役割を担えるのかを議論しました。
その中で印象に残ったのが、循環型社会への取り組みには、資源を循環させるだけではなく、人と人をもう一度つなぎ直す力があるのではないか、という視点です。
誰かのために何かをつくる。使わなくなったものを次の誰かにつなぐ。自分の仕事や行動が、目の前の人の役に立つ。
そうした営みは、人に「出番」を生み出します。
また、小紫市長の発言からは、地域を一方的に「助けられる存在」として捉えることへの問題意識を受け取りました。
地域に必要なのは、誰かから施しを受け続ける仕組みではなく、一人ひとりが自分の役割を持ち、互いに必要とされる関係性なのではないでしょうか。
これは離島においても同じことが言えます。
島を単に「助けるべき場所」として捉えるのではなく、島に暮らす人々が主体的に関わり、それぞれの出番を持つこと。
私たちもまた、島の外からサービスを提供するだけではなく、地域に暮らす人と新しく移り住む人、その双方の思いをつなぐ役割を果たしたいと考えています。
また、こうした考え方は、安全保障や平和という大きなテーマにも重なるように感じました。
国家や組織という大きな単位だけで物事を捉えるのではなく、その中にいる一人ひとりの人生や、地域の小さな関係性にまで目を向けていく。
それぞれに出番と役割があり、互いを必要とする関係性が生まれることで、社会の調和につながっていくのではないでしょうか。
私たちが自衛隊に関わる際にも、組織全体への貢献という大きな視点だけでなく、そこに暮らそうとする隊員一人ひとりに向き合いたいと思っています。

■ 「誰一人取り残さない」から、「誰一人惨めにしない」社会へ
この議論を通じて、池田が特に考えたのは、人間の尊厳についてでした。
「誰一人取り残さない」という言葉は、社会にとって大切な理念です。
一方で、その言葉の中には、知らず知らずのうちに「助ける側」と「助けられる側」という関係が生まれてしまう可能性もあります。
人は、ただ支援されたいのではなく、誰かの役に立ちたい、自分の意思で何かを選びたい、自分らしく生きたいと願う存在でもあるはずです。
私たちが目指したいのは、「誰一人惨めにしない社会」です。
経済的な格差や能力の違いがあっても、一人ひとりに尊厳があり、誰もが自分の人生の主体者でいられる社会。
また、秋吉氏の議論を通じて、経済学者E.F.シューマッハーの著書『Small Is Beautiful』が示す、人間を中心に据えた経済のあり方についても、改めて考える機会となりました。
誰もが自分の手で何かをつくれる。自分の家を直し、まちのベンチをつくり、地域に必要なものを生み出せる。
そんな、一人ひとりの創造性と主体性を解き放つことも、社会を豊かにするイノベーションであると感じています。
■ 私たちにとって、豊かさとは「顔の見える関係性に囲まれて生きること」
経済的な豊かさとは、いったい何なのでしょうか。
当社としても、会社が売上や利益を生み事業が成長することで、これまでできなかったことができるようになる喜びも知っています。
けれど、経済的な富が積み上がることと、人が豊かに生きることは、必ずしも同じではありません。
私たちアイランデクスが大切にしている豊かさとは、自分の暮らしの中に、顔の見える良い関係性をどれだけ身にまとっているか、ということです。
たとえば、いつも食べているご飯をつくったのが知り合いの農家さんだったり、着ている服が友人のつくったものだったり。今日頼んだ「引越しの荷物を届けてくれる」のが、また会いたいと思える良い関係性だったり。
自分の暮らしが、知らない誰かのサービスや商品だけで成り立っているのではなく、知っている人たちの仕事や思いやりに囲まれている。
そして、自分自身もまた、誰かにとってそんな存在になれている。
私は、そういう関係性の中にこそ、経済的な数字だけでは測ることのできない豊かさがあるのだと思っていて、ITやテクノロジーを活用は、そうした一人ひとりの関係性を向上させる方向に向かうべきだと考えています。
さらに今回のカンファレンスを通じて考えたのは、私たちが大切にする「ステークホルダー」という概念も、もう少し広く捉えられるのではないか、ということでした。
企業にとってのステークホルダーは、一般的には顧客や従業員、取引先、株主、地域社会などを指します。
けれど、私たちが暮らしている島には、もうこの世にはいない先人たちが残してくれた風景や文化、記憶があります。そして、まだ生まれていない未来の子どもたちも、これから同じ島で暮らしていくかもしれません。
そう考えると、過去に生きた人たちも、これから生まれてくる人たちも、私たちの事業のステークホルダーなのだと思います。
そして、もう一つステークホルダーに加えたいのが、自分自身の人間性に紐づく身体です。
自分の手でものをつくり、足で島を歩き、目で風景を見て、耳で大切な話を聴く。頭で考え、心を動かし、時には失敗しながら、自分の身体を使って何かを生み出していく。
そうした人間らしい機能や感性が、きちんと使われきっていること。それ自体も、私たちが大切にする豊かさの一つなのではないでしょうか。
経済合理性を追い求めるあまり、誰かの役割が失われたり、人間が本来持っている創造性や主体性が使われなくなってしまうのであれば、たとえ経済的に成長していても、それを豊かさと呼んでいいのか、私には疑問が残ります。
過去から受け取ってきたものを大切にしながら、未来に何を残していくのかを考える。そして、今を生きる自分自身の身体や感性を存分に使い、目の前の人たちと良い関係を育んでいく。
その営みが、自分の暮らしたいと思える地域と結びついていること。
私にとっては、それが「豊かに生きる」ということなのだと思います。
そして、そうした豊かさを一人ひとりが自分の意思で選べることこそが、平和な社会の一つのあり方なのではないかと感じています。
■ 離島から、平和と豊かさの新しい選択肢を
安全保障や平和という大きなテーマも、突き詰めれば、その土地に暮らす一人ひとりの人生につながっています。
国家と国家という大きな枠組みだけでなく、地域と地域、人と人の関係から、私たちに何ができるのかを考えたい。
国境離島という場所には、ときに国の安全保障上の重要な役割が求められます。しかし、その島に暮らす人々にとっては、そこは毎日の仕事があり、家族がいて、友人がいて、これまで積み重ねてきた人生がある場所です。
私たちは、この両方の視点を大切にしたいと思っています。
国の安全保障を考えることと、島で暮らす一人ひとりの人生を豊かにすることは、決して切り離されたものではないはずです。
また、国境の向こう側に暮らす人々も、それぞれに大切な日常を持っています。いつか国境を越えた人と人の交流や信頼関係を、私たちの事業を通じて育んでいくことができたら、それもまた平和への小さな貢献になるのではないでしょうか。
アイランデクスは、離島専門の物流という事業基盤と、「また会いたくなるつながり」を生み出す組織文化を生かし、これからも島の暮らしを支えていきます。
離島への移動を支え、島に暮らす人の出番を増やし、地域の内と外に信頼関係を育んでいくこと。
それが私たちなりの、平和と安全保障への関わり方の一つです。
国を守るという大きな問いの先に、一人ひとりが豊かに暮らせる日常がある。
その日常をつくる仕事に、私たちは誇りを持ちたいと思います。
これからも、離島で生きることが、誰にとっても希望ある人生の選択肢となるように。
人生に離島を。
■ アイランデクス株式会社について
アイランデクス株式会社は、「人生に離島を」を掲げ、離島専門の引越しサービス「離島引越し便®」や車両輸送を中心に、工務店、宿泊施設、シェアハウス、地域交流拠点などを展開する企業です。
離島物流を通じて人と地域をつなぎ、離島への移住や帰郷、暮らしの継続を支援しています。
また、物流にとどまらず、住まいづくりや地域の居場所づくりにも取り組み、離島を人生の選択肢にするための事業を展開しています。
主要エリアとして、沖縄・奄美群島・五島列島・壱岐・対馬を中心に、屋久島、種子島、佐渡島、伊豆諸島、小笠原諸島など、全国の離島を対象とした引越し・車両輸送サービスが広がっています。
会社名:アイランデクス株式会社
代表者:代表取締役 池田和法
所在地:福岡県福岡市中央区大名2-6-11FGN
事業内容:離島引越し、車両輸送、建築・リノベーション、宿泊施設運営、地域交流拠点運営等
事業所:対馬、壱岐島、中通島、福江島、奄美大島、沖永良部島、沖縄、宮古島、石垣島、福岡、大阪、東京、式根島
コーポレートサイト:https://islandex.co.jp/
サービスサイト:https://ritouhikkoshi.com/
■ IMPACT STARTUP SUMMIT 2026 開催概要
開催日:2026年10月7日(水)
会場:東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス(東京都中央区八重洲)
主催:一般社団法人インパクトスタートアップ協会
テーマ:公共の精神と破壊的イノベーション ― Disruption for Good
公式サイト:https://impact-startup.or.jp/summit/2026


このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- イベント
- ビジネスカテゴリ
- 交通・運送・引越し国際情報・国際サービス
- ダウンロード
- プレスリリース素材
このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます
