ランダムグッズに関する消費者意識調査2026最終報告 全55項目にわたる特設サイトを無償公開

総回答数35,866件・自由記述欄の総文字数約269万字の中から、消費者の生の声をピックアップ。企業ヒアリングの結果も

株式会社Hamaru Strategy

株式会社Hamaru Strategy(読み:ハマルストラテジー、代表取締役:清水和幸、本社:東京都台東区)は、2026年3月28日(土)から4月3日(金)にかけて実施した「ランダムグッズに関する消費者意識調査2026」の最終報告を、特設サイトhttps://ferventvoice.com/ )にて公開しました。


最終報告は、4月16日公開の中間報告の内容に、未発表の集計結果と、自由記述欄に記載された消費者の「生の声」を加えてまとめたものです。

また、本調査にご興味をお持ちいただいたランダムグッズ関連企業 計18社(うち権利元9社/メーカー・販売企業8社/その他1社)へのヒアリングから浮かび上がった意見も取り上げています。

特設サイトは、今後ランダムグッズの改善を図りたい方々が参考にできるよう、継続的な無償公開を予定しています。

データの利用方法については後述の「調査データの利用について」をご確認ください。

本プレスリリースでは、最終報告の中から特に注目すべき内容に絞って解説します。

詳細は、特設サイトを合わせてご確認ください。

特設サイト

 サイト名:ランダムグッズに関する消費者意識調査2026最終報告

 URL:https://ferventvoice.com/


本調査レポートの注目ポイント

  1. 消費者は単価が上がっても選んで買いたい。その具体的な金額とは?

  2. 1回に消費した最大金額の平均値は2万円強

  3. 許容度の低いランダムグッズ 共通点は「命」

  4. ランダムグッズは、作り手や売り手も84.3%が嫌っている

  5. 自由回答269万字の分析

  6. 個別企業向けの報告会で出た意見

本調査レポートに関する留意事項

・本レポートは、特定の企業やコンテンツを糾弾するためのものではありません。消費者と、メーカー・販売企業、権利元が視座を合わせ、現状を改善するための土台としてご活用ください。

・本アンケートは無作為抽出による統計調査ではありません。X/プレスリリース/Webメディア等から自発的に本調査を発見し、回答した35,866件の声で構成されています。

・自由記述欄からの引用には、複数の意見をまとめて記載しているものや、前後の文脈に合わせて表現を一部調整しているものが含まれます。また、企業名やコンテンツ名などは伏せています。

・四捨五入の関係で、合計が100%にならない場合があります。

1. 消費者は単価が上がっても選んで買いたい。その具体的な金額とは?

【問】ランダム販売の代わり、もしくはランダム販売と同時に実施してほしい施策をすべて選んでください。(※複数回答可)に対して「単価は上がるが、選んで買える」と答えた回答者が89.7%で最多となりました。
さらに【問】ランダムでなく確定で買えるとしたら最大いくらまで出せますか?という質問を、下記条件のもと5つの価格帯で訊いた結果が下表です。

【条件】

 ・ランダムグッズの種類・・・10種類

 ・自分が欲しい種類・・・1種類

 ・商品の単価・・・5種(300円、500円、800円、1000円、1500円)

回答結果から近似曲線を求め、逆算した推定値となります。R²=0.966〜0.995。

【表の見方】

 ・各価格に対して、推定何%の回答者が出せる金額なのかを算出しています。

 ・価格の下には、元の単価に対して、出せる金額が何倍であるかを記しています。

2. 1回に消費した最大金額の平均値は2万円強

【問】これまで1回のランダムグッズ購入や配布にかけた最大金額をお答えください。という設問では、平均値が20,256円、中央値が15,000円となりました。

極端な回答による歪みを排除するため、10%トリム平均(回答数の上下10%を除いた値で平均値を算出)を採用。

上記のグラフからは、平均値や中央値を超えて、多くの金額を支払っている回答者が多数いることも分かります。

3. 許容度の低いランダムグッズ 共通点は「命」

【問】ランダムグッズとして販売されても許容できると感じるものを、すべてお選びください。に対する回答では、単価が高額な衣類やCDの他に【ぬいぐるみ/アクリルスタンド/フィギュア・マスコット】を許容する人が特に少なく、2%未満にとどまりました。

  • ぬいぐるみ : 0.6%

  • フィギュア・マスコット : 1.8%

  • アクリルスタンド : 1.8%

理由としては、他のグッズよりも「命」を感じやすいことが挙げられました。

特有の心理的コストが発生するため「捨てられない」「供養が必要」という声に加え「そもそもランダムで販売しないでほしい」という要求が多く寄せられました。

4. ランダムグッズは、作り手や売り手も84.3%が嫌っている

中間報告では、ランダムグッズを約9割が「嫌い」と答えたことが話題となりました。

基本属性の設問にある【問】ランダムグッズの製造・販売との関わりの有無 によってそれぞれ集計した結果、ランダムグッズと関わりがある回答者でも、84.3%が嫌い(「非常に嫌い」と「嫌い」の合計)と答えたことが分かりました。

製造・販売に携わっている方から、コメントも寄せられています。

「在庫が不十分なランダム商品の販売に伴い、大人買い勢や転売ヤーの異様な熱意に圧されて一般層が萎縮したり在庫を枯らされて失望したような顔で手ぶらのまま帰る姿ばかり見ているためこんなやり方が本当に正しいのかどうかは疑わしいと言わざるを得ない。」

「目当てのものを引けず、何度もレジに来るお客さんを毎日見ていると悲しくなる」

買う側だけでなく、作り手・売り手すら多くが嫌っているという、特異な構図が浮かび上がっています。

5. 自由回答269万字の分析

自由記述欄には総文字数 約269万字の回答が寄せられ、非常に示唆に富んだ生の声が届きました。

多岐にわたる問題点への言及がありましたが、特に多かったのは以下の6点についてです。

  1. 選ばせてほしい

  2. 交換・譲渡の負担

  3. 製造上のミスへの対応

  4. 転売の助長への怒り

  5. 環境・資源浪費への批判 

  6. ギャンブル性への疑問・規制

本リリースでは「3.製造上のミスへの対応」について触れます。

製造上のミスへの対応

製造上のミスや不良品への対応に関して、具体的なコメントが多く寄せられています。

ランダムグッズであること自体が、返金・交換を断られる原因にもなっていることが分かります。

対応あり

「買ったランダム商品が全部同じで「流石におかしくないか」と問い合わせたところ、全品交換対応となりコンプリートできた。」

「当該商品がしっかりシャッフルされていなかったため購入者に個数分再送します」と販売元からメール連絡があった。

対応なし
「10個購入して全10個が全く同じ絵柄だったため問い合わせたところ、「開封済みは交換返金できません」と追い返された。」

「8個すべて同じキャラクターが出た。スタッフに聞いても「ランダムなのであり得る」の一点張りで、その後メーカーや消費者センターに問い合わせたが対応はなかった。」

「配布特典が混ざっておらず順番に配られていたため問い合わせたが「そんなことはない」と言われた(※なお、SNSで不満を発答・投稿した人には交換対応していた)。」

初期不良でも交換不可

 「製造元の中には、初期不良があっても『製造上の仕様』と称して交換・返品対応しない企業もあり、怒りを覚えます」

「初期不良、傷、汚れのある製造物が多くて欲しいものと交換してもらうことすらできないことがよくある。」

対応されたが不十分

 「該当者にのみメールで通知だったため、購入者以外からも不安の声が上がった。『SNSで対応中とだけでも告知してほしい』と伝えたが、改善されないままミスが頻発している」

「ファンが版元へ抗議したが、同タイトル別チームのグッズのみ選択式になり、推しているチームのグッズはランダムのまま」

販売企業側の経験

購入者から「購入商品のキャラがこんなに被った!」とクレームを受け、社員や該当フロアへの確認や確認電話対応などで長期間業務を阻害された経験がある。

販売現場より:「欲しいものが出ない」「被った」と店頭でクレームが来る苦労

6. 個別企業向けの報告会で出た意見

本調査にご興味をお持ちいただいたランダムグッズ関連企業 計18社(うち権利元9社/メーカー・販売企業8社/その他1社)に対し、個別に調査結果報告会を開催しました。

その中で寄せられたご意見です。

留意事項

・企業からのコメントは、匿名を条件に率直なご意見をいただいたものであるため、企業名・コンテンツ名は伏せています。

・報告会でのディスカッションを書き起こし、なるべく近い表現で記載したものです。

・会社としての公式な回答ではなく、担当者の個人的な意見も含まれます。

【メーカー・販売企業】ランダムグッズを手掛ける理由

  • ロイヤリティ(*3)や描き下ろしイラストへの投資額を回収するためには、ランダムグッズを作らないと厳しい。

  • キャラクター人気の差による在庫リスクを減らせることが大きく、やめられない。

  • 客単価が相当上がり、選んで買える場合と比べて約5〜10倍ほどの差がある(※複数社へのヒアリングをまとめた結果)

  • 突出して売れるため、どうしても頼ってしまう。

  • 権利元の意向で、メーカー視点では売れないキャラクターもラインナップに入れなければならないことがある。

  • 受注生産は通常生産よりもロイヤリティが高く設定されているため、受注生産は難しい。

  • 在庫管理や陳列の面で、店舗オペレーションが圧倒的に楽になった。

    *3 ロイヤリティ:メーカー・販売企業が権利元に支払う対価

【メーカー・販売企業】消費者への理解

  • 嫌だけど買っている人がほとんどだと思う。

  • お客様から「ランダムグッズをやめて」と問い合わせが来る。

  • ランダムグッズが炎上している認識はなかった。

  • 楽しんで買っているお客さんも結構いると思う。グッズ次第。

  • 個人的に単価1,000円はお客さんにとって厳しいと思う。

【メーカー・販売企業】製造上のトラブル防止

  • 別の部署が対策を講じていると思う。

  • 製造メーカーに任せている。

  • トラブルがあれば製造委託先を変える。

  • うちは、しっかりやっている。かなりやっている方だと思う。

【メーカー・販売企業】率直な声

  • 自社だけ自粛する意味がない。売れるうちは売る。

  • 価格を2倍にした程度ではランダム販売をやめられない。

  • 今のやり方には限界があると思う。

  • ランダムグッズに代わる売上の上げ方があれば取り組む。

  • こちら側も大変だということを分かってほしい。

  • 当社は規模が大きく目立つので、他社で起こったトラブルと混同されることもある。

【権利元】グッズ企画を監修する立場の声

  • 人気キャラだけピックアップした販売企画を許諾することはない。

  • キャラクターは平等にグッズ化してほしい。

  • 商品が出るだけでありがたい作品も多い。

  • ランダムグッズを規制することで、企業が撤退しても困る。

  • ランダムグッズでないと商売が成立しない企業も多いと理解している。

  • メーカーの経済活動に介入しすぎるのも良くない。

  • 消費者にとって厳しすぎるランダムにはストップを掛けている。

  • 既に、とある種類の商品には許可を出していない。

  • ランダムグッズが好かれていないことは認識している。ランダムグッズを監督するのが自分たちの仕事だと思う。

  • 実売でMG(*4)を超えられる企業は意外と少ない。

*4 MG:最低使用保証料。ロイヤリティを、製造企画の初期段階で一定程度まとめて支払うもの。ミニマムギャランティの略


アンケートにご協力いただいた方々へ

改めまして、本アンケートへご回答いただき、誠にありがとうございました。

全44問というお時間を要するアンケートであるにも関わらず、自由記述欄を含め、最後までしっかりとご回答いただいた方がほとんどでした。

またX等での拡散にもご協力いただき、重ねて感謝申し上げます。

調査開始前、当社のXアカウントのフォロワーは10アカウント未満であったにも関わらず、ここまで大規模な調査が行えたのは、皆様のご協力あってのことです。

おかげさまで大変多くのご回答が集まり、企業様の意識を変えられるほどの力を持ったデータとして、まとめ上げることが叶いました。

なお、本報告には、アンケート設問の冒頭にご用意していた「調査へのご協力意思の確認」にて、以下の内容にご同意いただいた方のデータのみ反映しております。

  • <回答の数値・データ>を個人が特定されない形式で公開することに同意します。

  • <自由記述欄の回答>を個人が特定されない形式で公開することに同意します。

ご協力の意思が変化された際には、当社HPのお問い合わせフォームからお知らせください。


調査データの利用について

本プレスリリースの情報及び特設サイトに掲載されたデータは、一般の方々に無償でご回答いただいたアンケートが元になっています。

そのため、以下の禁止事項に反しない限り、原則として無償でご利用いただけます。

個人の方もご自由にご利用ください。

企業・団体の方へ

ランダムグッズの企画・販売に携わる企業、報道機関やメディア、教育機関の方が調査データを利用する際、弊社への事前確認は不要です。

なお、公的機関や政治団体が対外的な文書や会合等で利用される場合は、事前にご相談ください。

禁止事項

  • 数値や設問を改ざんしての引用・転用

  • 重要な背景情報を意図的に記載しない、もしくはデータから読み取れる事実を大幅に歪めた形での引用・転用

  • 出典を明記しない引用・転用

  • 引用の範囲を超え、本報告の内容を利用して収益を得る行為

  • 誘導的な見出し等により、読み手に事実を誤認させるような記事の公開

  • 報告内で伏せられている企業・コンテンツ名やコメントの投稿者に関する情報を、憶測で語ること

  • その他、行き過ぎた内容や誹謗中傷を、Web上をはじめとした公の場所で公開すること

引用表記

出典:株式会社Hamaru Strategy『ランダムグッズに関する消費者意識調査2026』

著作権表記は不要ですが、入れる場合は「©Hamaru Strategy」または「©ハマルストラテジー」をご使用ください。

URL:https://ferventvoice.com/index.html

なお、ランダムグッズ関連企業に向けた個別のレポートも引き続き提供しています。

ご希望の企業様は、以下のお申込みフォームまでご連絡ください。

◆ランダムグッズ関連企業 個別レポートお申し込みフォーム

https://forms.gle/vgf1xvfimaRUM8CRA


Hamaru Strategy 企業情報

社名:株式会社Hamaru Strategy (読み:ハマルストラテジー)

本社所在地:東京都台東区谷中6-4-5

代表取締役:清水和幸

社員数:2名

事業内容:キャラクタービジネスの新規事業開発・商品企画

設立: 2020年1月

HP:https://www.hamaru.co.jp/

キャラクタービジネス領域に特化した新規事業企画会社。

柔軟かつ尖った企画力と、こだわりのものづくりが特徴。

キャラクター×クラフトビールのブランド「ChaRAFT BEER」や、アニメキャラクターの制服を等身大サイズで表現する「原寸制服本舗」をプロデュース・運営。

多くのメーカーと共創し、様々なアニメコラボ商品の企画から販売までを手掛けている。

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会社概要

株式会社Hamaru Strategy

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URL
http://www.hamaru.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都台東区谷中6-4-5
電話番号
-
代表者名
清水和幸
上場
未上場
資本金
255万円
設立
2020年01月