2020年上半期台湾工作機械産業の振り返りと今後の展望＜ワイズ機械業界ジャーナル8月第3週号発行

〜台湾機械業界の動向が分かる〜

ワイズコンサルティング グループ（本社：中華民国台北市、代表取締役：吉本康志）は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の８月第３週号を発行しました。今週号では、工作機械産業、洋上風力産業、金属加工部品メーカーのGLOBAL PMX社、台湾工作機械部品の輸出入状況について紹介します。

＜200820号内容案内＞

１	機械業界	台湾工作機械産業の振り返りと今後の展望−2020年上半期
２	洋上風力発電業界	台湾洋上風力発電産業の現状（2）
３	金属加工部品業界	精密金属加工部品製造メーカー伸科技(GLOBAL PMX)
４	機械業界	台湾工作機械部品の輸出入状況速報−2020年上半期

 

＜台湾工作機械産業の振り返りと今後の展望−2020年上半期＞※一部抜粋
一、産業概況
　2020年１月、米中両国が貿易協議の合意に達したことから、台湾工作機械産業の景気は早ければ第２四半期末に不況を脱するとみられたが、春節（旧正月）後の新型コロナウイルス感染拡大によって、その予測は覆された。新型コロナウイルスの感染は世界に広がり、各国が都市・辺境封鎖を実施して経済活動が停滞した。欧米では自動車産業が生産停止に追い込まれ、航空業界ではフライトが多数キャンセルされたことから航空機に対する需要も減少したため、工作機械の需要は大きく縮小した。

　工作機械メーカーによると、中国製造業が2020年３月より徐々に生産を再開したため、一部の工作機械部品メーカーや自動化設備メーカーがマスクや人工呼吸器など医療産業関連の緊急受注を受けているという。また、第２四半期に入ってから、▽電子機器▽自動化設備▽第５世代移動通信システム（５Ｇ）▽半導体──などの各産業からの受注が回復しているが、中国バイヤーが景気の先行きを懸念していることから、工作機械と機械伝動部品（ボールねじ、リニアガイドを含む）の調達需要は完成品に限定されている。

二、台湾工作機械企業の景気見通し
　工作機械大手各社は、2020年下半期の受注と出荷状況は上半期を下回ると予測している。とくに第３四半期は中国からの受注が大幅減少しており、一部のメーカーは受注がないことから生産できない可能性がある。また、第３四半期の景気は第２四半期を下回り、一部の中小メーカーが倒産する恐れもある。（未完）

 

＜ワイズ機械業界ジャーナルとは＞

1. 台湾唯一のサービス
　台湾で唯一機械業界に特化した日本語情報誌です。
2. 個々の分野の情報が満載
　工作機械、機械設備、機械制御装置、手工具、動力工具、ねじ・ナット・リベット、ファスナー、金型、自動車、航空宇宙、自動化・ロボット、再生エネルギー等などの情報が満載です。
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【会社概要】
会社名：ワイズコンサルティング グループ
所在地：中華民国台北市襄陽路9號8F 
代表者：吉本康志
設立：1996年11月
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