フィリピン、世界レベルの安全・衛生基準を満たすホテルに「Safe Travels Stamp」認証スタンプ付与を開始

フィリピン観光省はこのたびフィリピンの首都であるメトロ・マニラにあるグランド ハイアット マニラ（Grand Hyatt Manila）と、ジョイノスタルグホテル＆スイート（Joy-Nostalg Hotels & Suites）に、世界旅行ツーリズム協議会（WTTC）が発行する「Safe Travels Stamp」を付与したことを発表いたします。このスタンプの取得施設は新型コロナウイルス感染症対策の世界標準を遵守していることが証明されたこととなります。

 

WTTCは観光・航空業界などを対象に、世界標準の新型コロナウイルス感染症対策において、健康・衛生プロトコルを策定し、ガイドラインを遵守する世界中の国や事業者に対して「Safe Travels Stamp」の認証を発行しています。「ニューノーマル（新しい生活様式）」に向けて変わりつつある中で、フィリピンでもWTTCが実施するセーフトラベルキャンペーンと足並みを揃えました。この認証を取得したことにより、旅行者、消費者に対して「安全な旅」をお約束することとなります。

フィリピンは2020年9月にWTTCの観光業界向けの健康・安全基準を遵守していることが認められ、「Safe Travels Stamp」の認証を取得しました。これを受けてフィリピン観光省では「Safe Travelsアンバサダー」の役目を担うことになり、国内の安全基準の実施と完全順守の推進や実現を進めています。
 

「Safe Travelsアンバサダー」は、WTTC策定の健康・衛生プロトコルの基準を満たす国内の公共機関及び民間組織に向けて「Safe Travels」認証スタンプを発行する役割を担っています。施設等が基準を満たすためには、健康・衛生・消毒・ソーシャルディスタンスの確保・安全に関するプロトコルを策定している必要があります。例えば、オンライン予約の推進や個人用防護具（PPE）を従業員に配布し、お客様にも無料あるいは有料で提供していること。また、新型コロナウイルスに感染・陽性と判明した宿泊客や利用者のカウンセリング、サステナビリティや環境保護に十分に配慮した対策、施設内において、1.5メートル以上のソーシャルディスタンスの確保などが条件となります。

「Safe Travels」認証スタンプの取得について

フィリピンにおける「Safe Travels」認証スタンプの発行は、フィリピン観光省の認証プログラムと連携しています。同プログラムでは認証された施設に新型コロナウイルス感染拡大期間中の「認可営業資格」を付与します。認可された旅行・観光施設は観光省にこの営業資格を申請し、「Safe Travels」認証取得の申請を行うことができます。

認証スタンプ申請施設は、観光省の健康・安全ガイドライン（DOT-HSG）とWTTCの「Safe Travels」プロトコル双方の基準を満たし、遵守している必要があります。認証スタンプ取得施設は「Safe Travels」プロトコルの遵守状況を定期的に検査し、利用者と従業員双方の健康と安全が確保されていることを確認することが必要です。

フィリピン観光省 バーナデット・ロムロ・プヤット大臣は「WTTCの“Safe Travels”認証スタンプ取得は、フィリピンを旅行者にとって安全な国にしよう、世界レベルの健康基準を満たす国にしよう、という我々の努力が実った証です。我々はこれからも地方自治体、事業施設と協力のもと、健康・安全水準の向上を図って参ります。その中で、期待を胸に、さらに多くの施設に“Safe Travels”認証スタンプを発行し、移動制限が解除されたあかつきには、訪れる人に安心して楽しんでいただけるようにしていきたいと考えています。」と語っています。

フィリピン観光省について
フィリピンへの観光をフィリピン経済に貢献する活動として発展させるべく、日本国内でフィリピンの観光地や文化など広くプロモートしています。

フィリピン観光省
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