介護施設運営のチャーム・ケア・コーポレーションとAI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」のウェルヴィルが資本提携
〜介護とAI対話技術を融合させ、高齢者向けAIヘルスケアサービスの新たな事業モデル創出を目指す〜
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役会長兼社長:下村 隆彦、以下「チャームケア」)が、ウェルヴィル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO: 松田 智子、以下「ウェルヴィル」)に対して出資し、両社は資本提携することとなりましたのでお知らせいたします。両社は、ウェルヴィルの「LIFE TALK ENGINE」を進化させ、将来的に、主に高齢者を対象としたAIヘルスケア関連の次世代サービスの提供に関する事業の検討を進めてまいります。
- 資本提携の背景と目的
そのような背景下、チャームケアは、「高齢者生活サービスを中心として、お客様お一人おひとりの価値観を大切にし、お客様にあった魅力的な生活を提案します。」という企業理念のもと、有料老人ホームの運営事業を展開し、高齢者の方が残された人生を有意義に過ごしていただくため、“健康寿命の延伸”を最大のテーマとしてまいりました。
一方ウェルヴィルは、これまで 「ひとりひとりの豊かな暮らしを支えるAIの実装」を掲げ、様々な研究機関や企業などとの共創を通じて、人に共感しながら寄り添い、信頼関係を構築するAI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」の開発と提供に注力してまいりました。
この度の資本提携は、日本の少子高齢化社会が抱える課題解決への取り組みの一環として、両社がそれぞれ持つ、介護業界での経験値とAI対話技術の融合を進めることを目的としております。ウェルヴィルの顧問である、東京大学センター・オブ・イノベーション 自分で守る健康社会拠点 研究リーダー・鄭雄一教授との共同研究を通じて産学連携を強化し、全ての人が豊かな暮らしを送るための環境づくりも目指してまいります。
●「LIFE TALK ENGINE」とは
業務的な質問や指示をはじめ、文法的でない曖昧な日本語の表現も前後の脈絡から意味を解釈し、自然に応答することができるAI対話エンジンです。AI技術の主流であるディープラーニング(深層学習)とは手法が異なり、専門知識やストーリーをAIの記憶領域へ注入することで、脳となる部分を担います。相手の会話内容や思考に対する傾向などを蓄積して、より共感を持てる応答に成長するため、目的収束型の業務会話だけではなく、日常や業務に溶け込み、人に共感しながら寄り添う自由会話を実現します。
▼ 既存のスマートスピーカーやチャットボットの対話例
人:「明日の東京の天気を教えて。」
AI:「明日の東京の天気は晴れ、気温は23度です。」
▼ 「LIFE TALK ENGINE」の対話例
人:「明日って晴れるのかしら?」
AI:「明日はお孫さんが遊びに来る予定ですね。
東京は少し曇りますが、雨は降りませんよ。」
- 今後の展開
【「豊かで実りある高齢社会」の実現に向けた新事業の方針】
①話して安心
24時間、アバターやロボットがいつでも話し相手になります。
楽しく自由に対話するだけで、毎日の見守りが実現します。
②寄り添いつながる
アバターやロボットは対話内容を記憶し、その人をより理解する存在になります。
また、毎日の暮らしを共有できるため、離れた家族とも繋がることができます。
③寂しさを癒し、生きる活力をもたらす
寄り添う話し相手は、毎日の暮らしに活気をもたらします。対話することにより、高齢者の方の寂しさを癒し、生活の充実感を感じさせ、生きる力をもたらします。
また、将来的には医療とも提携し、認知症の状態を把握し予防することで健康寿命の延伸につなげてまいります。
※本リリースに関する取り組みは、以下のSDGs目標に貢献しています。
目標3 すべての人に健康と福祉を
目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
チャームケアとウェルヴィルは、事業を通じて「豊かで実りある高齢社会」づくりへの貢献を使命と考えております。事業活動を通じてSDGsに関連する取り組みを実施しており、今後もSDGsの目標達成に向けた活動に積極的に取り組んでまいります。
■ 会社概要
名 称:株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
所 在 地:大阪市北区中之島3丁目6番32号 ダイビル本館19階
代 表 者:代表取締役会長 兼 社長 下村 隆彦
事業内容:「介護付有料老人ホーム」及び「住宅型有料老人ホーム」の運営ほか
名 称:ウェルヴィル株式会社
所 在 地:東京都文京区本郷七丁目3番1号東京大学分子ライフイノベーション棟504号室
代 表 者:代表取締役CEO 松田 智子
事業内容:AI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」の開発および提供
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