ストラドビジョン、中国でのビジネス拡大に向けて上海に支社を設立 現地のセールスディレクターを任命
Baidu、Delphi、Johnson Controlsで自律走行や電気自動車事業を歴任した専門家を採用
先進運転支援システム(ADAS)や、自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェア『SVNet』を提供するStradVision, Inc.(韓国ソウル市、CEO キム・ジュナン、以下、ストラドビジョン)は、上海に支社を設立し、中華圏でのビジネスを強化するために、業界のエキスパートであるFrank Liu(フランク・リュウ)を新たにセールスディレクターに任命したことを発表します。
■上海支社の設立で、セールスとカスタマーサポートを強化
中国におけるストラドビジョンは、2019年に重慶長安汽車股份有限公司(Changan Automobile Co., Ltd. )と量産契約を締結するなど、中国の自動車業界の様々な顧客とADASや自動運転技術の開発プロジェクトを共同で進めてきました。新たに設立した上海支社によって、中国でのセールス拡大とカスタマーサポートの強化を行います。
■中国における自動車・電気自動車のエキスパートが就任
このたびストラドビジョン上海支社の設立とともにセールスディレクターに就任したFrank Liuは、中国のAGC Automotive、Delphi Electrical Centers、Shanghai Johnson Controls International Batteryなどの自動車や電気自動車に関連した企業での経験を持つ業界エキスパートです。ストラドビジョンに入社する直前には、中国の大手IT企業である百度(バイドゥ)の自律走行車開発事業である「アポロ」プロジェクトのさまざまな製品やソリューションのセールスマネージャーを務めた経験を持っています。
■ストラドビジョンCEO キム・ジュナンのコメント
「ストラドビジョンが最初の量産契約を獲得した重要な市場である中国に支社を設立できることを大変うれしく思います。中国は、積極的な投資と技術開発により、世界の自律走行車産業をリードする国の一つです。今回の上海支社の設立とセールスディレクターの就任により、自動車産業をリードする中国のお客様とのコラボレーションを加速していきます」
■世界1300万車両で採用の物体認識AIソフトウェア『SVNet』
SVNetは、カメラ映像からディープラーニングによって検知する自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェアです。過酷な気象状況や周囲の明かりが乏しい場合でも、車両が他の車両や車線、歩行者、動物、空き地、交通標識、信号機などの対象物を正確に検出・識別することができます。また、SVMソリューションとの連携で、自動駐車支援を実現します。
SVNetは既に14種類以上のハードウェアプラットフォームに対応しており、特許技術によってネットワークパラメータサイズや必要とする演算量、メモリ使用量を少なくしながら、高い物体検出・認識精度を実現します。製品特性に応じたチップ(SoC)への組み込みや、高価なセンサーをカメラに置き換えた利用が可能で、競合他社の製品と比較して、数分の一のコストでADASや量産自動車への提供を可能にしています。
現在、ドイツ・中国市場をはじめ9社のパートナーと提携し、51種類のADASおよび自動運転向け車両に採用され、世界中で1300万台の量産車に導入される予定となっています。また、欧州でのレベル4自律走行バスプロジェクトをはじめ、欧州と中国で複数の生産プロジェクトに取り組んでおり、すでに中国の道路でADAS車両を展開しています。
■ストラドビジョンについて
2014年に設立されたStradVision, Inc.は、高度な運転支援システム(ADAS)向けの、画像処理AI技術のパイオニアです。競合他社と比較し、数分の一のコストでADAS機能を利用できるようにすることで、自律走行車の登場を加速しています。
現代自動車やLGエレクトロニクス、IDG Capital、アイシングループなどからの出資を受け、ソウル、サンノゼ、東京、ミュンヘンに拠点を構え、データアルゴリズムのエンジニアをはじめとする140名以上のチームによって、完全自律走行車両の実現を促進すべく事業を展開しています。
2020年には、NVIDIA だけでなく、ルネサス主催『R-Carコンソーシアム』のプロアクティブ・パートナー・プログラムにも選出され、『Autonomous Vehicle Technology ACES Award in Autonomy(ソフトウェア部門)』も受賞しています。
ドイツの大手自動車メーカーと提携し、同社の車両ラインナップのナビゲーションシステムおよび車線維持支援システム(LKAS)にAR(拡張現実)を提供しています。また、世界的なTier1自動車メーカーと提携し、自動駐車支援(APA)などのパークアシスト機能をサポートするサラウンド・ビュー・モニタリング(SVM)アルゴリズムの提供を開始しました。
日本市場においては、2020年8月には大手システムオンチップ(SoC)ソリューション企業である株式会社ソシオネクストと、日本市場へのSVNetの供給を拡大するための協業契約を締結しております。
なお、国際的な品質マネジメント規格ISO 9001:2015と、情報セキュリティ規格ISO 27001:2013の認証も取得しています。
代表者:CEO / Ph.D & CFA 金埈焕(キム・ジュナン)
韓国本社:3Fl. 464, Gangnam-daero, Gangnam-gu, Seoul, 06123, Republic of Korea
米国本社:3003 N 1st St #319, San Jose CA 95134, USA
ネットワーク:韓国、日本、中国、ドイツ、アメリカ
URL:https://stradvision.com/ja/home-ja/
■一般・法人の方からのお問い合わせ
ストラドビジョン株式会社
東京都新宿区西新宿8-14-18
03-6279-1053(代表)
toshihiro.sato@stradvision.com
お問い合わせ:https://stradvision.com/ja/contact-ja/
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