Google、Snowflakeで機械学習(ML)アーキテクトを務めたTal Shaked氏が、Molocoのチーフ・フェローに就任
機械学習を活用したパフォーマンス広告ソリューションで、顧客価値を最大化するために、2大先駆者が再集結
モバイルビジネスの成長・成果を最大限に支援するMoloco, Inc.(本社・米カリフォルニア州レッドウッドシティ、共同創業者・CEO:Ikkjin Ahn、日本事業責任者:坂本達夫、以下Moloco) は、Tal Shaked(以下Shaked)を同社初のチーフ・フェローとして経営陣に迎え入れたことを発表しました。Shakedは、GoogleやSnowflakeなどの企業で20年近くにわたり革新的な機械学習(以下ML)ソリューションを構築してきた経験を基に、MolocoのMLイノベーションと技術投資を牽引していきます。
Tal Shakedについて ー物語は2009年から既に始まっていましたー
ShakedとMolocoのCEOであるIkkjin Ahn(以下Ahn)の最初の出会いは、2009年にAhnがYouTubeに、ShakedがGoogleに在籍していた頃でした。Shakedが2007年に共同設立したMLプラットフォーム「Sibyl」の適用に初めて成功したのが、当時、AhnがYouTubeで率いていたチームです。これを契機にSibylは、2015年までにGoogleで最も広く導入されるMLシステムとなり、YouTube、Gmail、Android、検索、広告など、Googleのプロダクト群全体で価値を生み出す道を歩むことになったのです。
Shakedは何百ものプロダクトのユースケースにML機能を統合するチームを立ち上げ続け、TensorFlow Extended(TFX)注)など、Googleで最もよく利用されているMLプラットフォームを複数開発しました。更にはGoogle Adsで複数のチームを率い、広告におけるターゲティングや入札、クリエイティブの自動化を通じて、広告主の価値を最大化することに注力しました。
注)「TensorFlow Extended(TFX)」 https://www.tensorflow.org/?hl=ja
SnowflakeのMLアーキテクト就任中は、同社のMLビジョンを構築し、それに基づいた戦略の定義と実行、エコシステム全体のMLパートナーおよび顧客とのエンゲージメントを担当しました。
今回、ShakedによるAhn率いるMolocoへ参画は、まさに必然の再会ともいえるでしょう。
Ikkjin Ahn(Moloco共同創業者兼CEO)からのメッセージ
「YouTubeを変革するためにTal Shakedと一緒に働くことができたのは、代え難い経験でした。そして今また、GoogleとSnowflakeで変革を起こしてきたTalと共に働く機会を得ることができました。Molocoの他に類をみない機械学習能力をさらに高めるために、当社のチーフ・フェローとしてTal Shakedが尽力してくれることを、心より嬉しく思っています。」
Tal Shaked(Chief Machine Learning Fellow)からのメッセージ
「機械学習は、Googleが過去20年間に自社プロダクトに統合してきた技術の中で、間違いなく最も革新的な技術です。2021年にGoogleを離れSnowflakeに入社してから、何千社ものSnowflake顧客や100社以上のML & AI企業に出会うことができたことで、さらに痛感しました。
Molocoは、MLを活用したアプリケーションを提供するビジョンと能力の両方を備えた稀有な企業です。ドメイン固有のビジネスロジックと自動意思決定を組み合わせ、顧客企業にとって優先度の高い問題を解決する製品とサービスの提供を可能にします。Ikkjin Ahnと彼が率いるチームが構築したMLエンジンは、まさに革新的です。」
テクノロジーの世界で活躍する以前、Shakedはプロのチェスプレイヤーとして活躍していました。1997年にはグランドマスターの称号を付与され、世界ジュニアチェス選手権で優勝を果たしました。
Molocoについて
Moloco, Inc.(本社:米カリフォルニア州レッドウッドシティ、共同創業者・CEO:Ikkjin Ahn、日本事業責任者:坂本達夫)は、あらゆる規模の企業に先進的な機械学習を提供することで、より公平で、高収益なデジタル経済の実現を目指しています。
成長と成果を約束するMolocoの機械学習プラットフォームを通じ、アプリパブリッシャーやオンラインショップ事業者は、自社が有する1st Party データの価値を引き出せるようになります。 アプリパブリッシャーは、モバイルアプリのパフォーマンスマーケティングに特化したプログラマティック広告プラットフォーム「Moloco Cloud DSP」を通じて短期間でユーザーを獲得し、予測モデルによってLTVを向上できます。 オンラインショップ事業者は、「Moloco Retail Media Platform」を通じ、自社サービス内に独自のパフォーマンス広告ビジネスを確立できます。
Molocoは2013年、元Googleの機械学習エンジニアによって設立されました。
レッドウッドシティに加え、東京、サンフランシスコ、シアトル、ニューヨーク、ロンドン、北京、ソウル、シンガポールの計9つの拠点で展開しています。
詳細は https://www.moloco.com/ja/ をご覧ください。
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