Gaia VisionがClimate Vision Ver2.0のリリースを発表―グローバル企業・金融/不動産業界/サプライチェーンでの気候リスク分析を後押し
気候リスク分析プラットフォーム「Climate Vision」のバージョンアップにより、英語表示や一括大量分析などに対応
■Climate Visionの概要
Climate Visionは、企業の保有拠点等に対して洪水リスクを簡単に評価できるプラットフォームです。製造業/物流業などのリスク管理部門やサステナビリティ部門に利用されてきました。昨今増加する気候変動リスクへの対応やサステナビリティ情報開示(TCFD/CDP/ISSB等)への対応のため、企業は洪水リスク分析や気候シナリオ分析が求められていますが、既存ツールでは対応できないケースも多くありました(国のハザードマップが日本国内に限られる等)。その中で、Climate Visionは、「グローバルどこでも分析可能」「将来の気候変動影響を評価可能」「財務影響を評価可能」という点が評価されてきました。
■Climate Vision Ver2.0のアップデートポイント
今回のClimate Vision Ver2.0のリリースで、「英語対応」「一括大量分析対応」「使いやすさの向上」が行われました。これにより、グローバル企業・金融/不動産業界・サプライチェーンにおける気候リスク分析の活用を後押しします。
1.英語表示に対応
Climate Visionは日本国内にとどまらず、世界中の洪水や気候リスクを一元的に分析できることを特徴としています。特に、東南アジアなどにおいて、日本ほど洪水リスク情報が整備されておらず、海外の企業や拠点から本システムにアクセスしたいニーズがありました。英語表示対応に加え、利用通貨単位もドルや元などに対応したことで、よりグローバルでの利用がしやすくなりました。
2.一括大量分析に対応
金融機関や不動産業界などにて、数万件といった大量件数の分析を行いたいニーズがありました(例:金融機関における気候変動に伴う担保資産毀損評価・不動産業界におけるISSBへの対応を見据えたリスク資産割合の算出など)。製造業では、大量のサプライヤーの分析に活用したいニーズがありました。本リリースによって、数万件の地点データをCSVで取り込み、結果を一括でエクスポートすることが可能になりました。また、料金プランとしてUnlimitedプランを新設し、分析地点数によらず定額でご利用頂けるようになりました。Unlimitedプランにおいては世界中の洪水リスクをマップ上で確認することも出来ます(グローバルで90m解像度)
3.使いやすさの向上
以下の機能追加・仕様変更を実施しました
気候シナリオ分析結果のグラフ表示機能を追加(浸水深・財務影響評価)
リスクマップの表示範囲を5km四方に拡大
マップ上で住所指定によりリスクの概略を確認可能に(無償版もアップデート)
同一マップ上で公的なハザードマップとの切り替え表示が可能に(〃)
■Climate Vision Lite(無償版)のご案内・お問い合わせ先
Climate Visionにご関心を頂けた場合、まずは無償版のClimate Vision Liteをご利用ください。無償版では、一部の洪水リスクマップを地図上で閲覧できます。以下リンクの「新規登録」からメールアドレス等を登録することで、簡単に利用開始できます。
※ご登録後、弊社よりご連絡させて頂きます。
https://climate-vision-atlas.gaia-vision.co.jp/
また、ご不明点やご相談事項などございましたら、問合せフォームよりご連絡ください。
https://www.gaia-vision.co.jp/contact/
なお、Climate Vision(有償版)をご利用頂く場合、弊社とのお打合せ後に、分析希望拠点数等に応じてプランを決定し、アカウントを発行させて頂きます。
【株式会社Gaia Visionについて】
Gaia Visionは、気候科学を専門とする東大発スタートアップです。東京大学の高精度洪水シミュレーション技術などを用いて、気候リスク分析プラットフォーム「Climate Vision」や、リアルタイム洪水予測ソリューションなどの開発・提供を行っています。「気候変動により傷つく人を一人でも減らす」ため、世界中での気候変動適応に貢献していきます。
所在地 :東京都渋谷区
代表取締役:北祐樹
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