トイレの個室にてスマートフォンを用いたナプキン提供を行う実証実験を実施

生理ライフを快適にし、メンストレーター (女性など生理になる人) のモビリティ向上を目指す

オモテテ株式会社

生理用品をあらゆるトイレにて取得可能にするなど生理ライフを快適にするサービス「unfre. (アンフリ) 」等を展開するオモテテ株式会社 (東京都渋谷区、代表取締役:髙堰うらら) は、トイレの個室にて生理用ナプキンの取得を行う実証実験を下記協力先企業のもとで実施しました。


生理ライフを快適にするサービス unfre. (アンフリ) を開発しているオモテテ株式会社は、来年度の本格リリースに向けて各社と実証実験を通じたサービス改善や更なるユーザー調査、その他将来的な協業の検討などを進めてきました。今回実施した実証実験では、ナプキンを取得する体験のほかに、アンケートやインタビューを通じて、生理及び生理用品に関する課題や、サービスのニーズについて調査しました。

 

 

 

 


■ 協力企業・施設一覧
企業名 施設名
株式会社丸井グループ 丸井グループ本社
株式会社ひろぎんホールディングス ひろぎんホールディングス本社ビル *1
株式会社システムソフト fabbit 広島駅前店 *1
JR東日本グループ JR東日本本社ビル *2
三菱地所株式会社 3×3 Lab Future *2
scheme verge株式会社 The Seat Halki *2
※ 企業名の記載の順序は「実証実験の実施日順」
*1 RING HIROSHIMA 2nd Bout の実証事業の一環として実施。
*2 経済産業省 令和4年度 フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金の一環として実施。


■ 当社代表コメント
今まで多くの企業様の力を借りて、ユーザーニーズの理解を深めつつ導入・運用面の検討を一緒に進めてきました。今回、これまでの取り組みの一部について発表することができ大変嬉しく思います。
各協力企業の「メンストレーター (女性など生理になる人) 」へのアプローチや関心を持っていただいた背景は異なるものの、多くの議論を重ねた上で同じ未来を描くことができ、共に未来のあたりまえを実装していくパートナーとして連携させていただいております。各社の担当者には強い想いや行動力があり、弊社が描いている未来への共感を持っていただいているのに加えその未来を実現するために複数社間で「共創」関係を構築する必要性があるという意識が高く、とても強力なパートナーが揃っていることに大変心強く思います。
各実証実験を通じて、多くのメンストレーターの方から生理についての悩みや弊社サービスへの期待について伺うことができ、サービス開発に活かしたいインサイトも多く得られました。また、各協力企業で本件をご担当いただいている皆様との対話を通じたお互いの学びも多く、この場を借りて改めて皆様にお礼を申し上げます。
これからも弊社は、今まで自己責任とされてきた「生理」に対して、社会として支えることを可能とするプラットフォームを構築することで、関連したサービス提供や事業創造の実現も含め、より多くの人にとって自由で安心できる世界を目指します。

オモテテ株式会社 代表取締役 髙堰 うらら

■ 各社コメント (企業名の記載の順序は「実証実験の実施日順」)
出会いは弊社が2021年12月に開催したピッチイベント「Marui Co-Creation Pitch #02」にご応募・ご登壇頂いたことがきっかけでした。ピッチの中で髙堰さんから語られたunfre. (アンフリ)によって実現される世界は、まさに弊社の目指す、“すべての人が「しあわせ」を感じられるインクルーシブで豊かな世界”とぴったり重なると感じたため、共創のパートナーとして一緒にお取り組みをさせて頂きたいと思いました。unfre. (アンフリ)を通じて、すべてのメンストレーターが置き去りにされることのない素敵な世界が実現されることを期待すると同時に、弊社もそのような世界を創るために少しでもお力になりたいと思い、この度、弊社での実証実験に協力させて頂きました。初めてunfre. (アンフリ)に触れた社員からは「簡単・便利で良い」「急な時、いざという時に助かる」と言った声が挙がりサービスへの期待度が伺える結果となりました。今後のサービスローンチを楽しみにしております。

株式会社丸井グループ 新規プロジェクト推進部 大沢 翔

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RING HIROSHIMAを経由して、私どもに実証実験のお話をいただいたことをきっかけにunfre.のサービスを知りました。近年注目されているフェムテックサービスとして、働きやすい職場環境づくりやSDGsに資する取り組みだと感じるとともに、実際のオフィスにおけるユーザビリティや、将来の協業パートナーとしての可能性について検証したいとの思いから、実証実験に協力させていただきました。
「生理」の話題は、性別を超えて共有することが難しいと思われている方が多いと思いますが、金銭的理由により生理用品を購入できない人がいたり、月経に伴う諸症状によって巨額の労働損失が発生したりしており、社会全体で解決に向けて取り組まなければならない問題と認識しています。誰もが暮らしやすい世の中の実現に向け、問題解決に先陣を切っているオモテテ様の取り組みはとても意義深いと思います。

株式会社ひろぎんホールディングス デジタルイノベーション部 木村文音

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unfre.を知ったきっかけはfabbit広島駅前の入居者様であり、ひろしまサンドボックスのRING HIROSHIMAでセコンドをしているロボフィス株式会社の石井彰様からサービス内容を聞いたことがきっかけです。生理不順、その時の体調でタイミングや必要なナプキンの枚数が異なります。男性が多い環境の中、ポーチを持ってお手洗いへ行くことを恥ずかしいと思ったこともあります。将来、そのような時にサービスや福利厚生でunfre.が身近な存在になれば嬉しいです。これからも頑張ってください。

fabbit広島駅前 吉田千里

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当社のプログラムへのご応募でunfre.を知り、髙堰さんのお人柄に惹かれ、生理ライフの快適化、インフラ化という言葉に共感いたしました。
公共交通を担う当社として、生理の貧困という一面を捉えた社会課題の解決への貢献意欲もございましたが、インフラ化しQOLを向上することで女性にとってアンハッピーな日の負担軽減になる、実態に寄り添ったサービスであると期待をしております。
今回の取り組みでは実証実験で体験した、当社社員から多くの賛同の言葉があり、いままで潜在化していた生理に対するモヤモヤな気持ちに寄り添い、パフォーマンス向上に繋がる快適な職場づくりに近づいたと感じております。
公共的な施設の多い当社グループとして、世のメンストレーターを支えるオモテテさんの一翼を担えればと感じています。

JR東日本スタートアップ株式会社 営業推進部 古川詩乃

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「エコッツェリア協会」は、大手町・丸の内・有楽町(大丸有)エリアの企業との協力関係をもとに、産官学民とのパートナーシップを図り、大丸有エリアのまちづくり推進や、社会課題に関する調査研究と情報発信、各種イベントの開催など、さまざまな活動を行っている一般社団法人です。
大手門タワー・ENEOSビル1階「3×3Lab Future」を拠点に大企業、ソーシャルベンチャーや大学等と連携しオープンイノベーションを推進しています。
今回のオモテテさんの実証実験を通じて東京の中心地である大丸有エリアから日本の社会課題である女性が活躍できる働きやすい環境を創っていくことが日本の将来を考える上でも非常に重要だと認識しております。
実証実験から実装に向けて引き続き連携を図らせていただければ幸いです。

エコッツェリア協会 3×3 Lab Future館長 / 三菱地所株式会社 エリアマネジメント企画部 マネージャー 神田主税

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弊社の元メンバーだった髙堰さんが、生理用品やトイレを切り口に街の在り方を新たにデザインするような事業に取り組むということで、非常に興味深く、応援させていただいております。オモテテ社は、弊社が運営する本郷のイノベーションエコシステム拠点「The Seat Halki」の初期からの会員でもあり、街と連携した新たなモデルケースになりうると思いご協力をさせていただきました。色々な人が訪問し、交流する場所だからこそ生理用品の問題が街や施設への訪問にどのように繋がっているか見えてくるのではないかと期待を持って楽しみにしております。

scheme verge株式会社 代表 嶂南達貴


■ 各プログラムのご説明 (組織・プログラム名の記載の順序は「五十音順」)
  • 令和4年度フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金とは


経済産業省は、働く女性の妊娠・出産・更年期障害等のライフイベントに起因する望まない離職等を防ぎ、個人の幸福 ウェルビーイング や企業の人材多様性を高め、中長期的な企業価値の向上を図るフェムテック等サポートサービス実証事業費補助金を令和 3 年度より開始しました。
実証1 年目である令和 3 年度は、全国各地の企業や自治体、医療機関等とフェムテックに取り組む企業が連携し、女性特有の健康課題の解決に向けた様々な施策が実施されました。実証 2 年目の令和 4 年度は、実証事業のバリエーションのさらなる拡大を目指し、開発~活用する技術の多様化をはじめ、さらに新規性・独自性に富んだ事業が採択され、取組を進めています。
引用:経済産業省 フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金 概要紹介資料

https://www.femtech-projects.jp/assets/pdf/femtech_20220830.pdf
 

  • RING HIROSHIMA 2nd Boutとは


ひろしまサンドボックスの取組みの一環である「RING HIROSHIMA」は、多岐にわたる顕在的・潜在的な社会課題を解決するためのプロジェクト「挑戦者」を全国から募集し、実証実験にかかる費用を一部支援する取り組みです。
昨年度に引き続き、2度目の開催となります。実証プロジェクトの実効性を高めるため、採択を受けた各プロジェクトに対し、「セコンド」と呼ばれるメンターが伴走支援を行いながら、約6ヶ月間に渡って、広島県内で事業創造・拡大のための実証実験などを行います。
https://hiroshima-sandbox.jp/ring/
  • ひろしまサンドボックス*とは
「広島県をまるごと実証フィールドに!」をキーフレーズに、AI/IoT、ビッグデータ等の最新テクノロジーの活用により、広島県内の企業が新たな付加価値の創出や生産効率化に取り組めるよう、技術やノウハウを保有する県内外の人材を呼び込み、さまざまな産業・地域課題の解決をテーマとして共創・試行錯誤できるオープンな実証実験の場です。
* ひろしまサンドボックスの名前の由来
「作ってはならし、みんなが集まって、創作を繰り返す、『砂場 (サンドボックス) 』のように何度も試行錯誤できる場」という意味が込められています。
https://hiroshima-sandbox.jp/

■ 会社概要
オモテテ株式会社
「未来のあたりまえを実装する」をミッションに掲げ、生理用品をあらゆるトイレにて取得可能にし、生理ライフを快適にするサービス「unfre. (アンフリ) 」の展開などに取り組んでいます。
https://ja.omotete.jp/

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会社概要

オモテテ株式会社

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URL
https://omotete.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609
電話番号
-
代表者名
髙堰うらら
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年10月