子どもたち一人ひとりが大切に育てられる世の中を目指して
児童虐待の相談、32年連続で過去最多を更新
2023年9月7日、こども家庭庁の発表により、全国の児童相談所が2022年度に児童虐待の相談を受けて対応した件数が速報値で21万9170件(前年度比5.5%増)に上り、1990年度の統計開始以来、32年連続で増加したことが分かりました。相談を受けた場合、子どもの状況によっては児童養護施設などの社会的養護で受け入れることになります。そのため、児童虐待相談件数が増えることで施設による支援がますます必要となります。施設における児童への支援は、児童自身のケアはもちろん、保護者のケアや養育環境(施設受入れや里親支援)の整備など多岐にわたります。施設職員の確保が充分にできていないと支援が行き届かないという現実もあります。特定非営利活動法人チャイボラ(所在:東京都豊島区、代表理事:大山 遥、以下「チャイボラ」)は、「子どもたち一人ひとりが大切に育てられる世の中を目指して」という理念を掲げ、設立以来一貫して「社会的養護施設の職員確保と定着」に取り組んできた国内唯一の団体です。「子どもたち一人ひとりが大切に育てられる」ために必要な環境面の整備についての取り組みをご紹介いたします。
課題
施設で暮らす子どもたちにとって職員の存在はとても大きく、施設で暮らす期間だけでなく退所した後、つまりは人生にも大きな影響を与えます。しかし、現在施設の職員は恒常的に不足しており、職員の十分な確保と定着は大きな課題となっています。
課題解決に向けてチャイボラが取り組んでいること
職員確保<施設で働く人を増やす>
職員採用ポータルサイト「チャボナビ」の運営
各施設のPR、行事や職員の様子、見学会、採用試験、募集要項など、社会的養護に関する幅広い情報を発信。
大学・短大・専門学校への出張授業
社会的養護の実情や施設で働く魅力を知ってもらうため、現役の施設職員と連携し出張授業を実施。
施設見学会・イベントの企画運営サポート
採用につなげるための見学会の企画運営だけでなく、告知制作や告知のサポート、WEBアンケート制作、総括などを実施。
職員定着<職員が働きやすい環境を追求する>
施設職員向け相談窓口と研修の運営
施設職員が悩みや不安をはきだせる相談窓口を運営。職員のニーズに沿ったテーマでオンライン研修も開催。
内定から新人1年間をつなぐ「チャボゼミ」の運営
内定離脱・早期離職を防ぐため、内定の出る1月〜入職後の1年間、地域、施設種別を越えた同期とつながることで悩みや喜びを共有しながら1年目を乗り切れるよう継続的に関わるプログラムを運営。
魅力発信<業界の魅力を発信し、施設と様々な企業・団体をつなぐ>
<NEW>社会的養護のお仕事」セミナーの実施
主に保育等の専門・大学生等を対象とした、社会的養護施設の理解を深めるためのオンラインセミナーを毎月開催。実際に施設で勤務する現役職員との座談会や社会的養護施設職員としてのキャリア像をポジティブに描きやすくなるような研修を提供いたします。
日 時 :9月16日(土)から毎月第3土曜 午後12~1時開催
参加費 :無料
参加方法:オンライン ※ビデオ会議ツールZoomを使用します。
各種オンライン説明会の企画運営
地域も施設種別も超えた全国の77施設を5つのブロックに分けて行ったオンライン見学会のほか、全国の施設を施設種別で分けたオンライン説明会など大規模なオンラインイベントを開催。
就職イベントへの参加
保育の専門学校が主催する就職イベントや、保育資格保有者向けの就職イベントにブースを構えるなどして、社会的養護施設の魅力を発信。
民間企業に向けた無料学習会の実施
関心を持って調べない限り、ニュースで触れる程度の情報しかなく、なかなか認知が広がらない社会的養護。民間企業に対して無料の学習会を実施することで社会の認知拡大を推進。
【NPO法人チャイボラとは】
児童養護施設含む社会的養護施設の職員確保と定着を支援する国内で唯一の団体。現在は全国の1/3以上の施設をサポートしている。主な活動内容は、社会的養護総合情報サイト「チャボナビ」の運営、施設見学会の企画運営、大学・短大・専門学校への出張授業、施設職員の定着を目的とした研修の運営等。業界内の先駆的な取り組みを積極的に行っており、全国の施設をオンライン上で見学できる「見学フェア」や、メタバース上での交流イベントなども実施している。
・NPO法人チャイボラ公式HP https://chaibora.org
・社会的養護 総合情報サイト「チャボナビ」 https://chabonavi.jp/
【メディア掲載実績】
・NHKニュース「シブ5時」、同番組webサイト
・読売新聞
・東京新聞
・北日本新聞
・山陰中央新聞
・宮崎日日新聞
・愛媛新聞
・沖縄タイムス
・高知新聞
・徳島新聞
・京都新聞
・日本海新聞
・福祉新聞
・朝日新聞 など
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