アジア初上陸!南米生まれの伝統的BBQ「アサードグリル」!
「薪焼き」でスモーキーな風味、大阪・堺のBBQ場で10月にお披露目
薪(まき)でじっくりと焼く「アサードグリル」はBBQの伝統的なスタイルで、薪の香りでいぶすことでスモーキーな風味に仕上げることができる特徴がありますが、魅力は何といってもその見た目です。
高さが2メートルを超え、巨大な鳥かごのような外観は圧巻そのもの。塊(かたまり)肉やチョリソー(スペイン語でソーセージ)、野菜、果物など様々な食材を吊るして焼く光景は、アート作品のようで“インスタ映え”にも最高です。
【アサード(asado)はスペイン語で「焼く」という意味】
その昔、アルゼンチンやウルグアイの草原地帯で牧畜を中心に生活をしていた「ガウチョ」と呼ばれる牧童たち(アメリカでいうカウボーイ)は、地面に穴を掘り、焼いた石と牛一頭を入れ、土で蓋(ふた)をして蒸し焼きにしていました。これが「アサード」の起源とされます。
【調理法は豪快かつシンプル】
食材は専用の網にどーんと載せたり、チエーンに引っかけて吊るしたり、串刺しにしたりするだけ。あとはじっくりと焼き加減を見ながら焼き上げます。
最大の特徴は「薪焼き」という点。一般的な「炭火焼」よりもかなり手間がかかりますが、薪を焼いた香りによって食材がいぶされ、スモーキーで濃厚な風味に仕上がります。
【アサードグリルは本場ブラジル製】
アサードグリルはブラジルの大手BBQグリルメーカー「FM Parilla(エフエム・パリラ)社」製です。本国以外にアルゼンチン、ウルグアイ、アメリカ、オランダ、イタリア、スペイン、スイス、ポルトガル、英国、オーストラリア、モザンビークに輸出されており、当社バーベキューアンドコーへの納品は13カ国目、アジアでは初上陸になります。
仕様と特徴は以下の通りです。
■食材の特性に合わせた火加減の調整可能
■調理プロセスを楽しむことが可能
■大人数のパーティやイベントに最適
《仕様》
・高さ220㎝、食材を載せる焼き台の直径180㎝、重さ210㎏
・各パーツは組み立て式のため、運搬・移動が可能
《特徴》
・食材を吊るす場所や焼き台の高さを変更できるため、食材の特性に合わせた火加減の調整が可能
・薪でじっくりと時間をかけて焼くため、例えば焼けた肉の汁がしたたる“しずる感”などが一目でわかり、調理プロセスそのものを楽しむことが可能
・肉の塊や野菜、果物などの食材を丸ごと焼けるため、大人数のパーティやイベントにうってつけ
【堺原池BBQ matoiで10月にお披露目】
当社は「アサードグリル」を輸入後、8月に明石公園で開催されたイベントで試験的に利用しましたが、大阪府堺市の原池公園内に今春オープンした「堺原池BBQ matoi」で本格運用に向けて準備を進めています。
計画では10月1日(土)・2日(日)の2日間開催される地元の秋祭り「久世だんじり祭り」に合わせてBBQ場を無料開放し、その際に「アサードグリル」をお披露目します。
当日は様々な食材をご用意し、その場で「アサードグリル」でBBQ料理をつくり、地域の皆様に販売する予定です。その後は通常営業でも活用することにしています。
【多様なBBQスタイルを提供】
BBQと言うとかつては、野外活動に代表される「コの字型」のブロックで囲った、いわゆる焼肉スタイルの調理施設が一般的でした。
その後、温度調整が簡単にできる蓋(ふた)付きの高機能カバーグリルが登場し、当社もアメリカの「ウエーバー社」製を活用しています。
「アサードグリル」の原理自体は原始的ですが、「薪焼き」でじっくりと調理する「アサードグリル」は、ヨーロッパの一流シェフや美食家からも高く評価されています。
「日本一のBBQカンパニー」を目指す当社は、今回の「アサードグリル」を含めて多様なBBQスタイルを提供することで、年に1、2回にとどまっているBBQを何回も利用していただけるように裾野を広げていきたいと考えています。
■和牛のスペシャリスト、ギイ氏の話
私たち南米の人たちは、伝統料理の「アサード」をとても大切にしています。
誕生日やお祝い事はもちろん、週末には家族や大切な友だちと一緒に「アサードパーティー」をするのが習慣です。
「アサード」は単なる料理としてだけでなく、人と人をつなぐ場面にはなくてはならない存在です。
南米の有名なレストランやテレビの料理番組でもよく紹介されています。
この「アサードグリル」を通じて、こうした南米のBBQ文化を日本でも知っていただき、大切な人たちとの絆を深めるとともに、初対面の人たちと交流するきっかけになることを願っています。
▼ギイ・ファグンデス氏のプロフィール
ブラジルのサンパウロ州出身。“和牛のカリスマ”の異名をもつ。Instagramのフォロワーが約34万人いる「Humans of Wagyu」の運営者。
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