不動産デベロッパーと不動産売買仲介事業者とのコミュニケーションを一括管理、業務効率化および売上拡大を支援する”sketch”、正式リリース

β版の土地データ流通総額が約1,500億円を達成、不動産開発の川上にあたる開発用地の取得からDX化

不動産開発のデジタルインフラ事業を手掛けるトグルホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:伊藤嘉盛、以下:当社)は、不動産仲介会社および不動産デベロッパーを対象に、開発用地の売買取引における業務効率化および売上拡大を支援する「sketch(スケッチ、以下:sketch)」を正式リリースいたします。

  • 9割以上の土地流通がマッチング効率化の余地あり、DX化の遅れは長時間労働の原因にも

昨今の日本において、人工知能 (AI) やブロックチェーン等の先端技術が、驚異的な速さで普及している一方で、不動産業界はこれらの技術の恩恵をほとんど受けられていません。不動産業界は他業界と比較して、DX化が著しく遅れています。



総務省が実施した「令和3年版 我が国におけるデジタル化の取組状況」の調査結果によると、不動産業界において、デジタル化を「実施していない、今後実施を検討」および「実施していない、今後も予定なし」との回答の合計が、76.8%となっています。この数値は、「その他」を除く23業種中ワースト7位という結果です。


不動産業界の中でも、賃貸や区分マンションの売買領域においては、不動産テック企業の台頭により、業務効率化が大きな進展を見せています。

しかし、不動産開発、特に開発用地の流通においては未だアナログな営業活動が大半を占めているのが現状です。

従来の不動産情報交換サービスを介して流通している物件情報は、一部に限られています。実際に、東京都において、土地売買が原因の所有権移転登記件数は、124,397件である一方で、従来の不動産情報交換サービス上での成約事例は、7,719件となっており、9割以上の土地流通が、マッチング効率を改善できる余地があります。

(法務局「登記統計・統計書、年報 2022年」および公益財団法人東日本不動産流通センター「首都圏不動産流通市場の動向(2022)」をもとに、当社が調査)


これらの背景により、売り側の不動産仲介事業者と、買い側の不動産デベロッパーにおいても、双方のネットワークが構築されず、互いに案件ごとに、個人の人脈を頼りに取引先を見つけるしかないという現状です。

また、買い側が投資判断をするためには、事業計画やボリューム図面の作成など、アナログな調査・企画・分析が不可欠であり、投資判断の完了までに2週間程度かかることも少なくありません。


このようにアナログで非効率的な業務が多いことから、不動産業界は残業時間が長い業界の一つでもあります。パーソル総合研究所による「業種別長時間労働(メンバー層)」の調査によると、不動産業界では、月平均30時間以上残業する従業員が3割を超えており、14業界のうち、ワースト4位にあたります。


  • 【sketchの概要および実績】即時にマッチング可能、β版で土地データ流通総額、約1,500億円を達成

「sketch」は、市場分析・顧客管理・価格査定・資料作成など、ビッグデータとAIを掛け合わせ、多機能なサービスを提供し、開発用地の売買取引における業務効率化および売上拡大を支援する、不動産流通プラットフォームです。

「sketch」では、売手と買手のマッチングが、即時に実現可能です。

売手が「sketch」に物件概要書をアップロードした場合、最短で当日中に、ボリューム図面・周辺類似物件の取引価格データ・事業計画から逆算した利回り予測などの物件資料が自動で作成されます。そして、買手に直接、物件情報および物件資料を送信することが可能です。

買手は、「sketch」に買いたい物件の条件を入力するだけで、ニーズに合った売り物件の情報が、投資判断に必要な資料と同時に、売手から直接届きます。

売手と買手は案件ごとに、「sketch」上にアップロードされた同じ資料を見ながら、問い合わせや条件面の交渉等のチャットメッセージのやりとりが可能です。


「sketch」は、2023年7月のβ版リリースから3か月間で、土地データ流通総額が約1,500億円に達しました。

業務効率化に加え、高精度かつ迅速な査定およびマッチングを実現し、売手と買手、双方の売上拡大を支援するために、この度「sketch」を本格展開いたします。


  • 【展望】次世代に残る不動産開発のデジタルインフラへ


「sketch」は今後、開発用地の仕入・企画・建築・販売までを、デジタル空間上で完結させることで、不動産のなめらかな流通を実現してまいります。

不動産・建築・金融業界のそれぞれに、業務効率化ツールおよびマッチングプラットフォームとしての価値を提供し、不動産仲介事業者および不動産デベロッパーの売上拡大支援にとどまらず、不動産流通マーケットの活性化に貢献してまいります。


  • 本件に関するお問い合わせ先

サービス内容についての詳細や、取材のお申し込みについては、pr-info@toggle.co.jp までご連絡ください。


<利用開始>

下記URL内の「無料ではじめる」から、メールアドレスをご登録ください。
https://toggle-sketch.com/


<会社概要>

社名  :トグルホールディングス株式会社

所在地 :東京都千代田区平河町2-7-3 PMO平河町2階

設立  :2020年6月

代表者 :代表取締役 伊藤 嘉盛

事業内容:不動産開発のデジタルインフラ事業

URL  :https://toggle.co.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://toggle.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区平河町2-7-3 PMO平河町2階
電話番号
-
代表者名
伊藤嘉盛
上場
未上場
資本金
15億4870万円
設立
2020年06月