大谷大学博物館 開館20周年 総来館者数15万人達成!大谷大学博物館 総来館者数15万人達成セレモニー 開催
「長い歴史の逸品が、今まで大切に伝えられてきた」15万人目の多田さんが魅力を語る~開館20周年と親鸞聖人誕生850年・立教開宗800年を祝う 2023年度特別展「古典籍の魅力 2023」開催中~
本セレモニーでは、記念すべき来館15万人目となった多田久美子さんへ、大谷大学博物館館長 宮﨑健司教授よりミュージアムグッズと特別展図録の進呈を行い、15万人目となったお気持ちなどをコメントいただいたほか、宮﨑館長より大谷大学博物館の今後の展望が語られました。
なお、大谷大学博物館では11月28日(火)までの期間(11月7日より後期展示)、大谷大学博物館開館20周年と宗祖親鸞聖人誕生850年・立教開宗800年を記念した、2023年度特別展「古典籍の魅力 2023」を開催し、国宝・重要文化財約20件を含む貴重な作品を展示しています。
15万人目の来館者 多田久美子さんコメント
大谷大学博物館が20周年を迎え、来館者数が累計15万人を達成したことを祝して、記念すべき15万人目の来館者 多田久美子さんにインタビューを行いました。多田さんは大谷大学の文学部歴史学科(当時:史学科)の卒業生で、今回で来館3回目とのこと。大谷大学博物館に対して「学生当時、図書館には貴重な資料が多く所蔵されているということを耳にしていました。卒業後、博物館が開館され、それらが展示されることを期待していましたが、今回の特別展で重要文化財10件が同時に展示されることを知り、ぜひ行ってみたいと思いました」と話されました。新聞の記事を目にしたことをきっかけに来館したという多田さんは「チラシに載っていた 宋拓『化度寺故僧邕禅師舎利塔銘』がお目当てでした」とコメント。15万人目の来館者になったことについては「思いもよらなかったので、ただただ驚くばかりです」と驚いた様子でした。さらに「大学の様々な資料を一般に広く紹介されるのはもちろん、浄土真宗の教義がわかりやすく伝わるたすけになる展示を行ってもらえれば嬉しいです。仏教は身近で、私たちの暮らしに寄りそって下さるものですから」と今後の大谷大学博物館への期待を寄せられました。
「大きな節目を迎え感慨深いものがある」大谷大学博物館長 宮﨑健司教授 コメント
来場者が15万人を達成したことについて、大谷大学博物館長 宮﨑健司教授は「20年が経って15万人の来館者というのは、決して多いとは言えませんが、大きな節目を迎え感慨深いものがあります。今後も魅力ある企画展を開催し、来館される方が倍々になるように頑張っていきたいと思います」とコメント。開館当初から今までを振り返り「これまで、博物館機能の三つの柱である『資料の保管・公開』『真宗文化財の価値の発信』『学芸員養成』を軸に展観を行ってきましたが、今後もぶれることなく企画を考えていきたいと思います」と述べました。
博物館の今後について「今年度の卒業予定の学生が学芸員の内定をいただきましたが、そういった学生が将来、本学に戻ってきて卒業生が企画・展示するような機会を設けることができたら面白いと思います。先の3つの柱を拡大していきたいというのが将来の展望です」とコメントしました。
「大谷大学博物館 2023年度特別展」開催概要
■展示会名:2023年度特別展「古典籍の魅力 2023」
■会期 :2023年10月10日(火)~11月28日(火)※11月7日(火)より後期展示
■開館時間:午前10時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
■休館日 :日曜日・月曜日 ※ただし、10月23日(月)、11月26日(日)、27日(月)は開館
■観覧料 :一般・大学生:500円
■場所 :大谷大学博物館(京都市北区小山上総町 大谷大学 響流館1F)
※京都市営地下鉄烏丸線国際会館行「北大路」駅下車、6番出口すぐ
※市バス「北大路バスターミナル」、「下総町」、「烏丸北大路下車」
■主催 :大谷大学博物館、京都新聞
■後援 :京都府、京都府教育委員会、京都市、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会、
真宗大谷派(東本願寺)、エフエム京都
■HP :https://www.otani.ac.jp/events/2023/sfpjr700000104ia.html
主要展示作品一例
大谷大学博物館について
本学博物館は、真宗学・仏教学・歴史学・文学など世界的に貴重な典籍、考古遺物、民俗資料など約12,000件を所蔵。年4回の企画展と年1回の特別展を地域に広く公開し、文化財を間近でみることができる博物館です。
博物館の設置構想は、本学図書館が収蔵していた貴重資料および考古遺物や民俗資料などの文物を含む多様な資料の適切な保管と調査研究、1987年に開設された博物館学課程の充実化、生涯学習など社会的要請への対応などを目的に策定されました。
大谷大学について
大谷大学は、1665(寛文5)年の江戸時代、京都・東六条に創設された東本願寺の学寮をその前身としています。その後、いくたびかの変遷を経て、1901(明治34)年、近代的な大学として東京・巣鴨の地に開学。1913(大正2)年、現在の地に移転開設しました。
親鸞の仏教精神に基づき、“人材”ではなく“人物”の育成を目標とする学び「人間学」を教育・研究の根幹とし、小規模ながらも広く一般社会へ開かれた大学として確かな歩みを続けています。
2021(令和3)年には、近代化120周年を迎えました。
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