【活動レポート】関係⼈⼝ “初⼼者”のための『信州ふるさとアンバサダープログラム』。アンバサダーの約3ヶ月の活動成果の報告・共有の場として、3/9「信州ふるさとつながりフェア」(@銀座ナガノ)を開催。
地域とともに⾸都圏に住む20~30代の若者の関係⼈⼝を創出することを目的に、令和5年度に「信州ふるさとアンバサダープログラム」が本格始動。
★本リリースの3つのトピックス
「現在も関係人口創出の取組を進めているが、なかなかつながりが持続しない」、「関係人口創出に取り組みたいが、何からはじめてよいのかわからない」等のお悩みや課題をお持ちの自治体ご担当者様などがいらっしゃれば、ぜひ一度Hue-ish(株)までお問合せください。
<本件に関するみなさまからのお問い合わせ先>
Hue-ish株式会社 担当:神原 Mail:contact@hue-ish.com
「信州ふるさとアンバサダープログラム」とは、地域と連携しながら首都圏に住む20-30代の若者の関係人口を創出することを目的にスタートしたプログラムです。 “主な拠点を首都圏に構えながらも、地域のプレイヤーと密に関わり、対等なパートナーとして地域のこれからを持続的に共創していく”ことに主眼を置く本プログラムは、令和5年度に28名から応募を受け、面談を経て6名(女性:5名、男性:1名)のアンバサダーが誕生。現在まで約3ヶ月間の活動が行われている。
信州ふるさとアンバサダープログラムについて
▼前回のプレスリリース(取組背景やプレイベントなどの情報掲載)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000106885.html
▼プログラムの目的について
首都圏に住む20-30代の若者を主対象に、地域の関係人口を創出すること。
▼ターゲット周辺に漂っていた空気やニーズについて
・地域に対する関心はあるが、テーマが具体的に決まっていないため、幅広く関われる機会や気持ちに寄り添って相談できる機会がほしい(=首都圏の人の気持ちを汲みながら、地域に関わるサポートをしてくれる人がほしい)
・地域の人とのその場限りの接点、あるいは仕事やプロジェクトだけの関係でなく、長く続く人間関係をしっかり構築しながら、対等な仲間として一緒に地域のために取り組みたい(=地域とよそ者との線引きを取り払いたい)
▼本プログラムでの取組概要
令和5年度は「首都圏の若者が信州の地域プレイヤーの取組支援・魅力発信を行う“アンバサダー”として活動できる、3ヶ月のプログラム」として設計。それぞれコース(チーム)に分かれ、地域で活躍する地域住民の取組を支援・推進している。
▼本プログラムの特徴や提供価値の一例
・主体性のある若者と、意志ある地域プレイヤー(市町村担当者でなく地域プレイヤーが主役)の出会いのきっかけと、関わりはじめる具体的な機会と役割を提供
・仕事やプロジェクトだけを通じた(その場限りの)関係構築ではなく、地域プレイヤーとの深い人間関係の構築をサポートするため、プロジェクト終了後も持続して地域と関わる状態を構築
・地域とのよりよい関係を構築できるからこそ、参加者が地域の熱狂的なファンとなって「地域のPR担当」に。首都圏をはじめとする外部に向けて、取組や体験エピソード、地域の魅力などを積極的に発信してくれるように(=地域の発信力強化につながり、新たな人を地域に呼び込むことができる)
・自治体ではカバーしきれない地域プレイヤーのお悩みごとや課題をアンバサダー制度で解決していくことで、自治体と地域プレイヤー間など地域内の関係性の向上にもつながる
本プログラムのコース(チーム・役割)について
<コース概要>
① 情報発信担当として、地域プレイヤーへの取材を通して「関係人口マガジン」を制作するコース
② 地域プレイヤーの「右腕」として企画運営を実施するコース
<コース詳細>
① 情報発信担当として、地域プレイヤーへの取材を通して「関係人口マガジン」を制作するコース
役割:地域のプレイヤーや関係人口の体験談を取材・発信する「noteマガジン」の制作
地域で活躍するプレイヤーとそこに “関わっている人”(=関係人口)に焦点をあて、関係人口目線での地域の魅力を掘り起こし伝えることで、次なる関係人口との出会いを創出していく。アンバサダー自身も取材や対話を通じて地域住民との関係を育み、自らも関係人口化していく。関係人口入門編とも呼べるコース。
■本コースのアンバサダーの紹介
今年度、本コースではちいさん、きよさんの2名がアンバサダーとして活動。
② 地域プレイヤーの「右腕」として企画運営を実施するコース
役割:地域プレイヤーの右腕として伴走し、現状課題の解決や新たな地域プログラムの共創を行う
地域で活躍するプレイヤーと共に、現状課題の解決に取り組む。企画設計・運営などの工程を共創により進めながら、新たな地域プロジェクトを創出する。取組過程でアンバサダー自身も関係人口となり、持続的に地域に伴走することができる内容となっている。令和5年度は、下條村の梨農園「瀧井梨園」が共創の舞台。
■本コースのアンバサダーの紹介
今年度、本コースでは及川さん、佐渡さん、宇都宮さん、二宮さんの4名がアンバサダーとして活動。
令和5年度の信州ふるさとアンバサダープログラムの活動(約3ヶ月間)について、2つのコース別に現在までに創出された成果を報告いたします。
令和5年度「信州ふるさとアンバサダープログラム」活動成果について
① 情報発信担当として、地域プレイヤーへの取材を通して「関係人口マガジン」を制作するコース
【取組実績】
・noteマガジン「信州心のふるさとMAP」の立ち上げ(2024年1月下旬リリース)
https://note.com/cocreationnagano/m/m53f22db37a1c
・マガジンの制作・運用実績
○現在までに地域プレイヤー4名への関与、取材、記事制作を実施
<密着させていただいた地域プレイヤー>
・折山尚美さん(合同会社nom/代表社員)*飯田市天龍峡
・大平勇司郎さん(株式会社Weblit/代表取締役)*飯田市 – 東京<関係人口>
・豊村由香理さん(東京都在住の会社員)*天龍村 – 東京<関係人口>
・和光利香さん(埼玉県在住の会社員)*天龍村 – 埼玉<関係人口>
○記事合計991view、77いいねの獲得
② 地域プレイヤーの「右腕」として企画運営を実施するコース
【取組実績】
・新たな地域プログラムの創出
○地域プレイヤー(瀧井梨園様)と行政(下條村)の架け橋となって、新たに農作業プロジェクト「売木村・下條村農業体験イベント」(2024年5月開催予定)を創出
※同プログラムの企画背景や詳細については後述のイベント投影資料・映像をご参照
※5月開催以降も持続してプロジェクトを運用するために、売木村で活動するアンバサダーと連携し、売木村・下條村共同の座組みとしてプロジェクト運営を構築
<ご一緒した地域プレイヤー>
・瀧井梨園さん(https://www.instagram.com/takii_nashienn/)
信州ふるさとアンバサダープログラムに対する「各ステークホルダーのコメント」
▼信州ふるさとアンバサダーのみなさん
二宮さん
「このプログラムはワクワク・楽しみが溢れ出るようなものでした。私自身、長野県売木村に移住してからやりたいことが数多くあるのですが、一人でやれることは限られている。けれど、ここで出会えた様々な想いを持った仲間となら、1+1=2以上のことができるだろうなという実感が持てました。まだスタートなので、これからどんどん取組んでいきたいです。」
佐渡さん
「温泉地など地域を巡ることが元々好きだったのですが、もったいないなと感じる地域も多かった。だから一緒に地域を盛り上げることをしてみたい!と考えていました。でも、自分だけでは腰が重く…そんな時にこのプログラムと出会いました。気軽に地域の人と関わり始めることができるのは嬉しかったし、今後もできる限り継続していきたいです。」
宇都宮さん
「“観光業や地域を盛り上げていきたい”想いを持っていたので、ここではなかなか得られない機会をいただいて挑戦ができるところに魅力を感じています。今後も瀧井梨園さんとの協働を継続する予定で、瀧井さんの梨を日本中の人に食べてもらうために、マーケティングの側面からサポートを行っていきます。」
及川さん
「自分の中の可能性を広げることのできる体験でした。自分が地域の課題に対してどんなふうに関わっていけるのかを発見しながら地域のプレイヤーと関わっていくことができたので、高解像度で手触りを感じることができたと思います。」
ちいさん
「元々取材ライターを志していたので、今回地域の方々に密着しインタビューをさせていただいたことで実現に向けて一つ階段を登ることができました。今後も継続して地域の方々と取材などを通じて関係を築きながら、地域の魅力を首都圏に届ける伝え手として、地域に貢献していきたいです。」
きよさん
「このプログラムはたくさんの発見がありました。地域との新しい関わり方であったり、「自分はこんなこともできるんだ」という発見であったり…。あるいは「これからこんなことしてみたいな」という発見であったり。それら発見が混ざり合う時間でした。これからも関わった地域の人々と関わり続けていきたいです。」
▼協働を行う地域側のプレイヤーのみなさん
・埼玉県在住で天龍村の関係人口 和光利香さん
「アンバサダーの方の新たな視点により、地域の魅力を捉えなおすと共に、アンバサダーの方の活動を通して、多くの方に地域の魅力を知っていただくことができ、とてもうれしく思っています。今回の活動をきっかけに、私自身の考えを整理する機会にもなり、これからも地域に関わっていくモチベーションになりました。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。」
・合同会社nom/代表社員 折山尚美さん *飯田市天龍峡のプレイヤー
「天龍峡で活動して感じているのは、地域の声はどれだけ発しても届きにくい!同じような地域に埋もれてしまう!今回のアンバサダーきよさんとの出会いは、発信力を劇的に変えてくれました。私の話を自分の使命感を持って聞く力、感じる力、伝える力を最大限発揮してくれた、かけがえの無いパートナーだと思っております。そして一番会いたいヒトです。」
・瀧井梨園 瀧井悠爾さん *下條村のプレイヤー
「都市で生まれ育ち下條村という農村に移住した自分がなんとなく感じていた、都市側の田舎への憧れと、農村側の高齢化や人口減少による農業の人手不足などの課題。この2つが良い形で繋がっている将来を想像できるようなイベントでした。農村側だけで取り組みを考えるのではなく、アンバサダーの方に入って頂き、都市と農村双方の視点が入るからこそ互恵関係が築いていけると強く感じました。また、下條村と売木村の取組をモデルとして、地域のプレイヤーがいれば将来的に更に他町村に波及していくことにも期待できると感じました!」
▼対象地域関係者(自治体関連)のみなさん
・南信州広域連合 壬生庸佑さん
「信州ふるさとアンバサダー制度は、ただ漠然と地域とかかわりたいと思う都市部の人にとって、そのきっかけやかかわり方を提示して地域とかかわっていただく新しい取り組みだと思います。地域に住んでいる人には気づかない、地域の魅力を都市部の視点から発見し、ブラッシュアップして発信していただくことによる効果や、その過程で地域のことをより深く知り、地域の人と交流することで、つながり(関係)人口が創出されることが期待されます。」
・下條村役場 若桑絵美さん
「今回アンバサダーの皆さんが村に足を運んでくださり、村での生活を体験したりと、色々なことを感じ考え行動してもらった事が、単純に嬉しかったです。人と人とのつながりの大切さを実感しました。瀧井さんをはじめ、アンバサダーの皆さんの企画されたイベントなどによって、下條村のことを知ってもらい、そこに住んでいるさまざまな地域プレーヤーと繋がって村に来るきっかけができたり、交流が広がっていく事を楽しみに期待しています。」
・長野県企画振興部信州暮らし推進課 大平早紀さん
「アンバサダープログラムは「信州に関わりたいけど、どんな風に関わればいいかわからない」といった方々に、具体的な関わりしろを提示し、関わるきっかっけをつくる、関係人口のビギナーにとって最適なプログラムです。地域側にとっても、「まずは地域を知りたい」「しっかり関わってみたい」と考える様々な関心層に具体的にアプローチでき、アンバサダー目線での地域の魅力を再定義してもらえる素晴らしいチャンスとなります。地域のイベントへの参加や、地域プレイヤーへのインタビューなどのライトな関わりから、地域のプロジェクト構築などの本格的な関わりまで、多様な地域との関わり方を案内し、アンバサダー自身が関係人口となっていくステップを温かく後押しする…そんな素敵なプログラムです。アンバサダープログラムの今後の更なる展開に、長野県として大きな期待を寄せております!」
信州ふるさとアンバサダープログラムの成果報告を主としたイベント「信州ふるさとつながりフェア」が先日3/9に銀座NAGANOイベントスペースにて開催された。このイベントでは、アンバサダーとして活動を行った6名に加え、運営元であるHue-ish(株)の運営担当などが登壇した。会場(現地・オンライン)には、地域や本プログラムに関心のある若者らが参加するほか、自治体関係者や地域プレイヤーなども数多く参加した。
2024年3月9日(土)開催イベント「信州ふるさとつながりフェア」について
開催概要
信州ふるさとアンバサダーらが登壇し、同プログラムなどを通じて育まれた「わたしと信州のつながりが生まれてから今までの物語」のシェアを行うとともに、活動による成果の兆しや今後の展開についての報告が行われた。今期、関係人口“初心者”として地域と歩みをはじめたアンバサダーらのリアルな体験談に迫ることはもちろん、受け入れ先である地域側のリアルな声についても触れていった。会場を訪れた参加者らはアンバサダーの面々をロールモデルと捉え、熱心に話を聞いたり交流を深めたりと有益な時間を過ごしていた。
開催日時・場所
2024年3月9日(土)・銀座NAGANO(東京都中央区銀座5丁目6−5 Nocoビル 5階)
参加者数
現地参加者:19名
オンライン参加者(アーカイブ希望者含む):34名
※その他、自治体関係者(長野県庁や町村の担当者など)や地域側のプレイヤーらにもご参加いただきました。
当日のコンテンツ(Topics)
信州ふるさとアンバサダープログラム活動報告
プログラム概要や活動フィールドの紹介 *運営担当より
①関係人口マガジンチームの活動報告
②地域プレイヤーの右腕チームの活動報告
参加者、アンバサダー、地域関係者、運営による対話を交えた交流・相談会
※なお、当日は本プログラムの報告以外にも、Hue-ish(株)が企画・実施する「Local Takumi Tourism 木曽」や「ふるさとLIFE CAMPUS」の活動報告も行われた。(※当リリースではそちらの取組内容は割愛しておりますが、関心のある方はお問い合わせください)
イベント当日の様子について
1.プログラム概要や活動フィールドの紹介
運営の湯浅さんよりプログラムの全体概要や活動フィールドとなった地域の基本情報・課題などを伝えた。
2.①関係人口マガジンチームの活動報告
ちいさんは天龍村を“スルメ”と表現し、「噛めば噛むほど魅力が出てくる」と取材をするなかで地域や人との距離が縮まっていることへの実感を参加者たちへ語った。きよさんは天龍峡を“来た時より帰る時に表情が明るくなる場所”と話し、取材を通じて関わった人々の思考や価値観に触れることで自らの視点や価値観にいい影響を与えているとも語った。
3.②地域プレイヤーの右腕チームの活動報告
右腕チームのアンバサダーのみなさんからは、今回共創チームとして活動を行った瀧井梨園の瀧井さんとのエピソードや、実際に企画を立案する前後から組み立ていくまでのプロセスについての体験談や苦労話などが赤裸々に語られた。
4.参加者、アンバサダー、地域関係者、運営による対話を交えた交流・相談会
会場にいるすべての方が混ざり合い、交流が行われた。アンバサダー活動を深く掘り下げたり、今回登場した地域プレイヤーに対する関心が高まり、近いうちの訪問可能性を探ったり…。参加者たちは積極的に興味ある人とのコミュニケーションを楽しんでいた。
*総括(参加者の一部も交え記念撮影)
今回のイベントは、地域関係者やアンバサダーらにとっては振り返りや棚卸し、あるいは今後に向けた決起の場となりました。また、参加者らにとってもこれまで曖昧だった興味や願望が、アンバサダーを通じてイメージの解像度がグッと高まったようで「今後の具体的な検討を進めることができそう」「会いに行ける・相談できる人と出会えて一歩前進できた」などの声も聞こえてきました。会いにいける地域・人をつくること、継続的に関わりながら関わり幅を広げていくこと。それは地域と関わり始める上での基本の「き」とも呼ぶべき重要項目だと私たちは考えています。
「現在も関係人口創出の取組を進めているが、なかなかつながりが持続しない」、「関係人口創出に取り組みたいが、何からはじめてよいのかわからない」等のお悩みや課題をお持ちの自治体ご担当者様などがいらっしゃれば、ぜひ一度Hue-ish(株)までお問合せください。
※当日の投影資料および会場映像
・イベント広報サイト
https://shinshufurusato.peatix.com/view
・イベント投影資料
https://drive.google.com/file/d/1DVmwGrqtrlWpfiXUk7Dg4lD953xVMhwf/view?usp=sharing
・イベント当⽇の映像(信州ふるさとアンバサダープログラム)
https://www.youtube.com/watch?v=hBTJoVomGWY
本件全体に関するお問合せ先について
▼ふるさとアンバサダーについてご興味を持たれた自治体の関係者様や地域プレイヤーの方、および本リリース内容にご興味を持たれた報道関係の⽅はこちらよりご連絡ください。
<メール>
contact@hue-ish.com
担当)Hue-ish株式会社 神原
Hue-ish株式会社について(⻑野県信州暮らし推進課「令和5年度信州つながりマッチング事業」受託)
令和3年度より「ふるさとLIFE CAMPUS(略称:さとキャン)」というコミュニティを運営。ふるさとLIFE CAMPUSは、地域で起業・複業、移住・多拠点居住をスタートする意欲のある⼈「ふるさとSTARTER」と、それを応援したい「ふるさと」が繋がり・共創するコミュニティです。コミュニティ活動として、過去79回を超えるイベントを銀座NAGANO(東京都銀座)で実施し、地域共同プロジェクトの企画運営を⾏い、述べ988名以上の⾸都圏在住の⽅に参加いただき、実際に⻑野県に移住する事例が8件⽣まれました。その他、⻑野県内の各⾃治体・組織とともに関係⼈⼝創出に向けたさまざまな企画を実施しています。
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