地域の魅力を“物語”として未来へつなぐ「有明ベイサイドをもっと好きになるSTORY」完成・お披露目会を開催

一般社団法人 雲仙観光局

雲仙市国見町:多比良港からの夕陽

一般社団法人雲仙観光局は、雲仙市愛野町・吾妻町・瑞穂町を舞台に進めてきた「有明ベイサイドをもっと好きになるワーキング」の集大成として、冊子『有明ベイサイドをもっと好きになるSTORY』のお披露目会を開催します。

本取り組みは、有明海に面した地域に息づく自然、歴史、文化、人々の営みを見つめ直し、その価値や意味を“物語”として整理・共有する「インタープリテーション全体計画」の策定を目的にスタートしました。

2025年より開催してきたワーキングには、地域住民をはじめ、学生、事業者、行政関係者など、多様な立場の参加者が集結。対話を重ねながら、有明ベイサイド地域に点在する資源や風景、暮らしの知恵、文化の背景を掘り起こしてきました。初回ワーキングでは、短時間で198個もの地域資源が挙げられるなど、この地域に眠る魅力の豊かさが再確認されました。

有明ベイサイドエリアは、有明海の干満差が育む海の恵みと、火山灰土壌による豊かな農地に支えられた地域です。また、島原鉄道が走る穏やかな風景や、歴史的な町並み、人々の営みが今も色濃く残り、“暮らすように旅する”魅力を備えています。

雲仙市吾妻町:牧場の里あづま

「インタープリテーション」とは?

インタープリテーションとは、地域の自然や歴史、文化、暮らしに込められた“意味”や“価値”を、ストーリーとして来訪者に伝えるコミュニケーションです。

インタープリテーション全体計画は、その地域らしさ(Sense of Place)を整理し、観光やガイド、体験プログラム、まちづくりなどに一貫して活かしていくための指針です。

単なる観光案内ではなく、人と地域を深くつなぎ、地域への愛着や学びを育むことを目的としています。

インタープリテーションの目的

美しい自然景観やおもてなし、美味しい食事は誰もが楽しめるものですが、それらの背景にあるストーリーは見ただけで知ることはできません。

雲仙岳と有明海に挟まれた自然豊かな土地で見られる風光明媚な田畑の風景や、代表的な観光スポットやそのまちなみ、そして山麓や周辺の海からもたらされる豊かで多様な食。またそれらを育む人々の暮らしは、過去から現在まで続く歴史的な意味や価値を持っています。それらを来訪者と共有することで、より楽しんでもらい、各エリアとの結びつきを深めてもらうことが、インタープリテーションの第一義的な目的です。さらには、来訪を通じて自然の大切さや、社会の持続可能性を考える機会を提供していきます。

有明ベイサイドをもっと好きになるSTORYの冊子

インタープリテーション全体計画の活用方法

インタープリテーション全体計画は、観光案内だけでなく、体験プログラムやイベント、ガイド活動、広報制作、商品開発、まちづくりなど、さまざまな場面で活用できる地域共通の指針です。

地域の自然・歴史・文化の背景にあるストーリーを共有することで、訪れる人により深い体験を提供するとともに、地域に暮らす人々が自らの地域の価値を再認識し、誇りや愛着を育むことにもつながります。

また、この計画は完成して終わるものではなく、地域の人々が活用しながら磨き上げ、未来へ育てていく“共創型の計画”として位置づけられています。

これまでのワーキングを振り返って

インタープリテーション全体計画を作成するにあたり、月に1度、エリアごとにワーキングを行ってきました。最初に行った雲仙温泉地区はスモールスタートだったため、観光に従事している方に多くご参加いただきました。

2023年には、「国見の良さを伝えるワーキング」として、国見地区の魅力を出し合うワーキングを行いました。初回では、地域資源を出し合い、自然・歴史・文化・食の魅力の共有、地域の“当たり前”となっていることも見つめなおしました。このワーキングでは地元の方々だけでなく、長崎県内から様々な業種の方にご参加いただきました。地域住民同士や他の市町の方も改めて国見の価値を再認識する場となりました。第2回は地域資源を観光や体験へどう活かすか、第3回はどんな人に国見の良さを届けたいか、第4回は国見らしさをキャッチフレーズ化する、そして最終回となる第5回は国見の価値を整理・体系化するというテーマを元にまとめていきました。

さらに2024年には、「橘湾地区をもっと好きになるワーキング」を開催しました。こちらも市内外から様々な業種の方にご参加いただき、初回は、食・景観・歴史・産業など、全部で167個の地域資源、魅力を整理し、新しい体験商品づくりも目的に設定しました。橘湾エリアの豊かな自然や暮らしを“物語”として捉える第一歩となりました。第2回は橘湾地区の中の「南串山町」にエリアを絞り深掘りしていきました。農業や漁業資源の再発見、地域ならではの体験アイデアの共有、訪れた人にどのように過ごしてもらいたいかなどを議論しました。第3回は景観・食・温泉・暮らしの背景を深掘りし、地域全体を一つの物語として捉える作業が進みました。第4回は出てきた価値の分類や文章表現整理、最終回となる第5回は冊子の構成や文章への意見交換、体験商品のアイデア検討を行いました。

地元の方々が参加することで今まで知らなかった暮らしや文化、歴史の深掘りができたとともに、地元ではない人からの目線で、その地域にとって“当たり前”だと思っていたことが、実はその地域の最大の魅力だったということに気付くことができました。

 ・雲仙温泉地区インタープリテーション全体計画

  2023年4月20日公開

 ・国見地区インタープリテーション全体計画

  2024年10月2日公開

 ・橘湾地区インタープリテーション全体計画

  2025年7月17日公開

進行:川嶋さん(日本インタープリテーション協会)
ワーキングの様子①
ワーキングの様子②
話し合って出した雲仙市の魅力・素材

終わりに

今回完成した『有明ベイサイドをもっと好きになるSTORY』は、ワーキングで交わされた数多くの言葉や視点をもとに、「大地と有明海に生きる」を軸とした地域のストーリーをまとめたものです。最終回では、冊子の骨子や伝え方について参加者同士で意見交換を行い、地域ならではの表現や視点を磨き上げました。

今回のお披露目会では、冊子制作に込めた想いや今後の活用についてご紹介します。地域の人々が自らのまちの価値を再発見し、その魅力を未来へつないでいく新たな一歩となることを目指しています。

お披露目会詳細

日付

2026年6月12日(金)

内容

13:30~14:30 有明ベイサイドエリアをもっと好きになるSTORYお披露目会

15:00~17:00 雲仙市を365日楽しむワーキング(昼の部)

19:00~21:00 雲仙市を365日楽しむワーキング(夜の部)

       ※昼の部と夜の部の内容は基本的に同じ

場所

愛の夢未来センター

参加申込

参加お申し込みはこちら

備考

「有明ベイサイドをもっと好きになるSTORY」はこちらよりご覧いただけます

一般社団法人 雲仙観光局

WEB:https://www.unzen.org/

    https://unzen-dmo.com/

所在地:雲仙市小浜町雲仙320番地

TEL:0957‐73-3434

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会社概要

一般社団法人 雲仙観光局

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URL
https://unzen-dmo.com/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
長崎県雲仙市小浜町雲仙320 長崎県雲仙市小浜町雲仙320
電話番号
0957-73-3434
代表者名
山下浩一
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年04月