Mendix、製造業向けの「Mendix Connect for Workstation」を発表

拡充されたAIソリューションによって生産性を向上し、次世代のスマート製造業をサポート

シーメンス傘下で、最先端エンタープライズアプリケーション開発のグローバルリーダーであるMendix（本社：オランダ ロッテルダム／CEO：レイモンド・コック）は、同社のソフトウェア開発プラットフォームに「Mendix Connect for Workstation」（以下、「Workstation」）を追加することを発表しました。製造業向けに開発された Workstationを使用することで、バーコードスキャナーやラベルプリンター、工業用スケールといった現場ツールと直接連携するクラウドベースのアプリケーションを構築することが可能になります。Workstationは、複雑なセットアップの必要がなく、適応性が高い包括的なソリューションを提供し、現場のオペレーターの業務効率化と生産性向上をサポートします。

現在、製造業の企業の多くが、熟練した労働者の不足、複雑なシステムの統合や難しいカスタマイズの必要性およびプロジェクトの策定といった数多くの課題に取り組んでいます。多くの企業が、混乱を最小限に抑えられ、容易に実装可能な最先端のソリューションを必要としています。今回、発表したWorkstationは、クラウドベースのアプリケーションが現場の設備やクライアント端末にアクセスや制御可能であり、より優れたアウトプット品質やコンプライアンスの遵守を実現します。

Workstationの主な機能は、以下の通りです。

• ローカルデバイスとのリアルタイム連携による、迅速かつ正確なオペレーション

• 複数の拠点やデバイスの集中管理機能による、効率的なデプロイやモニタリング

• 既存の現場システムや基幹システムとのシームレスな統合による、システム間の連携強化

Workstationは、Mendixが導入企業にイノベーションを提供する取り組みから生まれました。製造業全体が、生成AIおよびエージェント型AIに革新の可能性があることを理解していますが、多くの企業が、まだ具体的なメリットを実感できていません。Mendixは、Workstationの生成AIおよびエージェント型AI機能を通して、複雑なシステム横断型ワークフローの簡素化や従業員の意思決定の拡張をサポートします。

• インテリジェントなドキュメント処理と自然言語インターフェースによる、ナレッジベースおよび大規模言語モデル構築

• エージェント型AI活用による、複雑なワークフローの統合・管理とレガシーシステムの現代化・最適化

• AIガバナンス、コントロール、セキュリティ、コストマネジメントまで含めた管理機能

Mendixで製品・技術担当シニアバイスプレジデントを務めるコルト・ハゴールト（Koert Hagoort）は、「製造業の企業は今、製品の複雑化やサプライチェーンの混乱、労働力の変化や孤立したレガシーシステムといった非常に多くの課題に直面しています。リアルタイムのデータ管理や自動化への需要が高まる中、MendixのWorkstationが製造業をサポートし、あらゆる混乱を乗り越えて目標を達成できるようにサポートします」と述べています。

Mendixについて

シーメンスの事業部門であるMendixは、エンタープライズソフトウェア開発における複雑な課題を包括的に解決するために設計された唯一のローコードプラットフォームです。部門ごとの問題に対して個別のソリューションを導入することは、ミクロレベルでは解決策になりますが、ビジネスに大きな影響を与えるためには、より大規模な取り組みを行い、持続的かつ戦略的な成果を生み出す強力なポートフォリオを構築する必要があります。

Mendixを活用することで、ソフトウェアポートフォリオのライフサイクル全体にわたって、すべての従業員を巻き込んで要件を収集し、アイデアを形にし、バリューアセスメントを組み込むことができるため、企業はより複雑で変革的な推進が可能になります。

ガバナンスと管理を叶えながら不要なリスクを回避しつつ、最も重要な課題に集中しましょう。組織を動員し、変化への対応力を強化しましょう。そして、次の大きなアイデアが生まれたとき、それを迅速に成果に転換しましょう。

現在、46か国4,000以上の組織がMendixローコードプラットフォームを活用しており、30万人以上の開発者からなる活発なコミュニティが95万以上のアプリケーションを生み出しており、その数は今も増え続けています。